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地球の歴史は、産出する化石の種類によって地質時代に区分されるようになった。

地球の誕生は46億年前と考えられているが、現在知られている最古の岩石は、40億年前のものである。

カンブリア紀より古い時代の地層からは、ほとんど化石が産出しないので、一括して先カンブリア時代とよぶ。

カンブリア紀以降(まとめて顕生代とよばれる)は、大型化石が多産するため、生物種の移りかわりが地質時代の境界認定に使われてきた。

まず古生代、中生代、新生代と大きく3分され、それぞれの代は、さらに細かくいくつかの紀に分けられる。

紀はさらに世に区分され、世は地球の歴史の最も小さな時間単元である期に分けられる。

代の名称は、その当時の生物群がどの発展段階にあったかということを考慮して、古い型の生物が繁栄した古生代、新しい型の生物があらわれた新生代、その間を中生代と名づけられた。

今日は46億年という、長い地球の歴史のなかで約4億年前地上に初めて出現した動物のなかま「昆虫」の話題である。

ミャンマーの約1億年前の地層にハナバチの入った琥珀が見つかった。

ハナバチはミツバチのように花の蜜や花粉を集めるハチの総称である。約1億年前から花を咲かせる被子植物が出現、繁栄したといわれている。

恐竜の繁栄した太古の時代に、今と同じ野山の風景の一部が見られたと思うと興味深い。

今日は昆虫の出現した時代と昆虫の化石について学ぶ。(参考HP 生物学入門、おもしろ昆虫化石館)

 琥珀中のハナバチ 中生代 ミャンマー


関連するニュース
1億年前の琥珀にハチ 米研究者がミャンマーで発見


最も古いハナバチの仲間はわずか体長約3ミリとアリのように小さいが、花粉をせっせと運んで植物の繁栄に貢献したらしい――米国の研究者が、約1億年前のハチ入り琥珀(こはく)をミャンマー(ビルマ)で発見した。26日に米科学誌サイエンス電子版で発表する。

琥珀は大昔の松ヤニなど樹脂の化石。周囲にいた昆虫などを取り込み、タイムカプセルのように保存することがある。

今回のハチは白亜紀初期(約1億年前)の琥珀から、よい保存状態で全身が見つかった。これまで知られているハナバチの化石より4500万〜3500万年古いという。

体長は2.95ミリメートル。枝分かれした羽毛状の体毛など、花に集まるハチの特徴を多く持っていた。この毛は頭や脚などから生えており、現在のハチ同様、幼虫のエサにする花粉集めに使っていたらしい。

ハナバチの仲間などの昆虫が花から花へと花粉を運ぶ役割を果たすことで、白亜紀初期から中期にかけ、花を咲かせる植物が急速に多様化したと考えられている。

茨城県自然博物館の久松正樹・首席学芸主事は「原始的なハチの仲間の化石は約2億年前のものが見つかっているが、被子植物と関係の深いハナバチが中生代から見つかったのは新しい発見」と話している。(asahi.com 2006年10月26日)

知っておきたい基本事項


化石
動植物の遺骸・遺物・遺跡などが地層中に保存されていたもの。

示相化石
その生物の生活していた環境がわかる化石

示準化石
その生物の生活していた時代がわかる化石

中生代
中生代(ちゅうせいだい)は、古生代・中生代・新生代と分かれる地質時代の大きな区分の一つ(約2億5000万年前〜約6500万年前)。 恐竜が生息していた時期にほぼ対応する。

昆虫の化石
(300万年前頃 新生代第三紀鮮新世 兵庫)

    
チョウ             シロアリ          ケバエ

くわしくわかる発展事項


琥珀
コハク(琥珀)とは木の樹脂が地中に埋没し、長い年月により固化した宝石である。

ペンダント、ネクタイピンなどの装飾品に利用される。鉱物ではないが、硬度は鉱物にも匹敵する。色は、黄色を帯びた水あめ色のものが多い。世界的には、リトアニア、ポモージェ、東プロイセンなどバルト海沿岸地域が主な産地である。日本国内では、岩手県久慈市近辺で産出される。

上述したように琥珀は、樹脂が地中で固化してできるものである。そのため、石の内部に昆虫(ハエ、アブ、アリ、クモなど)や植物の葉などが混入しているものも珍しくない。マイクル・クライトンは小説『ジュラシックパーク』において、琥珀に閉じ込められた蚊から恐竜の血液を採取し、その中に含まれているDNAを採取することで恐竜を蘇らせるという設定を用いた。

ハナバチ
ハナバチとは、ハチ目の昆虫のうち、幼虫の餌として、花粉や蜜を蓄えるものの総称。代表的なのは、ミツバチ、クマバチやマルハナバチなどである。
ハナバチとは、ハチ類の中で、花に訪れ、蜜や花粉を集め、幼虫の餌としてそれらを蓄える習性をもつものである。分類上は、ヒメハナバチ科、コハナバチ科、ハキリバチ科、ミツバチ科などに所属するものがこれにあたる。系統的にはカリバチの中でもアナバチ類と縁が近い。

多くは小型から中型のハチで、体は丸っこいものが多い。ハナバチ以外でも多くのハチが下唇の先端に蜜などの液体を吸うために、中舌というブラシ状の細かい毛に覆われた舌の様な構造を持っているが、ハナバチでは特にこの中舌が長く伸び、これに1対の下唇鬚とさらに1対の小顎外葉が添えられて、花の奥から蜜を吸いだす口吻を構築している。また、体は木の枝のように細かく分岐した毛で覆われて花粉がつきやすくなり、後肢や腹部に体の表面についた花粉を集めて運搬するのための構造が発達するものも多い。

一般にハナバチは花の受粉を行なうため、農業上は益虫として扱われる。また、ミツバチは蜂蜜を採取するために飼育される。

昆虫の出現時期
最初の陸上節足動物の化石は、4億1,500万年前のものだ。植物を追って陸に上がった節足動物は、脊椎動物より5,000万年前はやく上陸したことになる。

昆虫も約4億年前に出現したと考えられている。数億年の間に世界で今名前のついている昆虫だけで、100万種類もあるといわれている。これは大変な数で、人間はわずか一種類である。1日1種類に出会うと年間で360種類。30年やっても1万種類しか出会えない。 

 

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