科学大好き!アイラブサイエンス!このブログでは、最新科学の?をなるべくわかりやすくコメントします。
我が家はこの時期、せきや鼻水、鼻づまりと家族4人全員の調子が悪い。春先もそうですが風邪をひいたような嫌な状態が続きます。おそらく何かのアレルギーだと思います。

外を歩くと青い空に穏やかな日差し、さわやかな秋の風景が広がっています。秋の七草の1つ「ススキ」の穂がキラキラしています。こんなにいい季節なのになんで気分が優れないんでしょう?

振り返ると、黄色が目立つ花がたくさん咲いているではありませんか。これが人によっては嫌われているセイタカアワダチソウです。

この花粉が花粉症の原因ではないかといわれています。ところが調べてみるとセイタカアワダチソウは虫媒花であり、花粉症の原因ではないという意見が多いようです。

今日はセイタカアワダチソウ花粉症説に迫ります。


セイタカアワダチソウの風景
近所の野原で見られたセイタカアワダチソウ果たして、この美しい黄色い花になんの罪もないと安心してよいのだろうか?

  


セイタカアワダチソウとは?
北アメリカ原産の帰化植物で、日本には明治に渡来したとされています。戦後、西日本を中心として、急激に分布が拡大し、荒地や土手、線路際等で大群生を作りました。このため、セイタカアワダチソウには「閉山草」「鉄道草」等の別名もあります。

10〜11月頃にかけて、花穂に1〜1.5cm程の黄色い花をたくさん咲かせます。この花穂の様子、ないし、種子の状態が泡を立てたように見えることから、セイタカアワダチソウと命名されています。

通常は1〜3m程度の高さに成長しますが、土手や線路際等では、夏季に除草作業が行われることが多く、低いまま、開花しているものも多く見かけます。

セイタカアワダチソウは花粉症の原因か?
花粉病の原因として騒がれた時期もありましたが、セイタカアワダチソウは虫媒花のため、風媒花のように風で花粉を撒き散らさないことがないことがわかってきました。

 
ニホンミツバチ            ベニシジミ

しかし、花粉症の要因としては間逃れたものの、花を揺さぶると多量の花粉を落とし、喘息を引き起こすことがあります。

無配生殖で種子を生じて繁殖していくため、瞬く間に生育範囲を広げていきました。このため、他の植物が絶滅するとされ、一時期は、かなり大掛かりなセイタカアワダチソウの絶滅運動が行われたこともありました。

無配生殖とは?
単為生殖の1つで,配偶体の卵細胞以外の細胞が単独に分裂,発達して胞子体(固体)を生ずる現象。

単為生殖は、接合なしに新個体が作られるので、雌側の遺伝子のみを受け継ぐことになる。また、接合を前提とした生殖細胞であれば、当然ながら染色体は単相であり、接合によって複相になるはずである。つまり、卵がそのまま発生を行えば、他の個体は複相であるのに、単相の個体が生じることになる。

普段から単為生殖を行っている生物では、そのため、卵など減数分裂で作られるべき生殖細胞を、減数分裂抜きで作っている場合や、減数分裂を起こした核が、ふたたび融合することで複相にもどる場合などがある。後者の場合、遺伝子の組み合わせの変更が行なわれているので、親と全く同じ個体にはならず、有性生殖の働きはあるが近親交配になる。

なぜセイタカアワダチソウはこれほど多くなったか?
セイタカアワダチソウは、地下茎からポリアセチレン化合物を出し、他の植物が生育できなくなる環境を作出します。(このように他の植物の繁殖を制御する物質をアレロパシー物質と呼びます。)

最近では、アレロパシーにより自家中毒を起こし、その勢いはかなり衰えてきたとされています。その一方で、山村等の高齢化により休耕田が増えたため、また繁殖し始めたという説も浮上してきました。

何かと嫌われることの多い植物ですが、花の少ない晩秋に咲くため、養蜂家には重宝されており、元々は蜜源植物として導入されたとする説もあります。

尚、近縁種には同じ北アメリカ原産の「オオアワダチソウ」がありますが、こちらは背が低く、花期は夏になります。

セイタカアワダチソウは食べれるか?
また、セイタカアワダチソウを「アキノキリンソウ」と呼ぶことがありますが、アキノキリンソウは日本原産のもので、30〜80cm程度にしか成長しません。アキノキリンソウの全草を天日で乾かしたものは一枝黄花と呼び、健胃・風邪の頭痛やのどの痛み等に優れた薬効があり、若芽を食用にもしますが、セイタカアワダチソウにも同様の薬効があるかどうかは不明です。しかし、十分にあく抜きすれば、セイタカアワダチソウの若芽も食用になるとのことですが、書物によっては有毒植物として記載いるものも数多くあります。

花粉症の原因は何か?
現在、秋の花粉症の原因とされているのがブタクサです。

ブタクサ(豚草、学名 Ambrosia artemisiifolia var. elatior )は北アメリカ原産で明治初期に渡来した帰化植物で、日本全国の道端や河原などに生息する、1メートル程度の一年草。

 目立たないが、よく探すとあちこちに見られる

雌雄同株の風媒花で、開花時期は7〜10月頃。雄花は、約2〜3mmの黄色い小花が複数集まった房が細長く連なり、その下に雌花が数個咲く。葉は細く切れ込む。

同属のオオブタクサ(A. trifida)は高さ2mほどになる(4m近くに達することもある)。葉は3つに切れ込み、葉の形からクワモドキとも呼ばれる。

ともに花粉症の原因として知られ、日本国内ではスギ、ヒノキに次ぐ患者数が存在するとされる。アメリカでは全人口の5〜15パーセントがブタクサ花粉症との統計がある。

ブタクサ花粉症の症状と対策は?
ブタクサは鼻アレルギーだけでなく、花粉によるぜん息をも引き起こします。それも、ブタクサが問題視されている理由の一つでしょう。

ブタクサによる鼻アレルギーの症状は、スギ花粉症と同じです。くしゃみ・鼻水・鼻づまりがあって、一見風邪みたいに見えます。時期的にも、夏の終わりで秋風の吹き始める頃がブタクサのシーズンですので、鼻風邪と混同されがちです。

ブタクサ花粉症についても、鼻アレルギー治療の基本は同じです。

1. 家の窓を開き放たない。花粉の家屋内侵入を予防します。
2.外出から帰ったら、衣服に付着した花粉を払い落とす。
3.抗アレルギー剤の内服や点鼻・点眼を早めに行なう。そのためには、鼻風邪かなと思っても長引く場合には耳鼻科医を受診する。
 

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