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一番人気のあるすしネタ、マグロの値段が最近上昇しており、話題になっている。なぜだろう?

問題は2つある。ひとつは日本食の寿司ネタの一つであったマグロが、日本食ブームもあって、欧米、台湾、中国などでも、需要が急増し、漁獲量が増えているからだ。

もう一つは、主に日本向けの輸出用として、スペイン、イタリアなど地中海の国々やオーストラリアで、まだ小さいマグロが養殖用として乱獲しているからだ。

マグロは主にクロマグロという種類が食べられる。何と国内流通のクロマグロの6割が地中海産だという。

今回、国際会議で東大西洋・地中海産のマグロの総漁獲量が制限されることが決まった。07年より、漁獲量を段階的に減らし、10年に2割削減が目標だそうだ。

最大輸入国である「日本」に流通するマグロの量が減るわけなので、今後価格の上昇は避けられない。

今日はマグロとは何か?マグロの完全養殖はどうなっているのか?調べることにする。(参考HP Wikipedia・東海大学)

 クロマグロ(ホンマグロ)

関連するニュース
10年までにクロマグロ2割削減…国際委合意 
東大西洋・地中海の漁獲量


クロアチアで年次総会を開いている高級マグロなどの資源管理機関、大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)は26日、東大西洋・地中海の2007年のクロマグロの総漁獲量を現在の3万2000トンから2万9500トンに削減することで合意した。その後、段階的に減らし、10年には現在より約2割少ない2万5500トンとする。

クロマグロは、国内流通量の約6割を地中海産に頼っている。同様に高級マグロの一種であるミナミマグロについても、10月に別の国際機関が日本の漁獲枠を07年から5年間半減する決定を下している。今後は輸入・漁獲量の減少により、国内流通価格の上昇が避けられない見通しだ。日本が2830トンなどとなっている国別の漁獲枠は、1月29〜31日に日本で会合を開き、再協議する。

総会では、マグロをいけすで太らせてトロの部分を増やす「畜養マグロ」が乱獲の原因と指摘された。漁獲禁止対象を、現在の「10キロ・グラム未満」から「30キロ・グラム未満」に引き上げることで合意。禁漁期間も、7月15日〜8月15日の1か月間から、7〜12月の半年間に延ばす。

水産庁資源管理部の花房克磨参事官は同日午後(日本時間27日未明)、現地で会見し「畜養中心に管理を強化すべきだという日本の主張が一部受け入れられた。漁獲量削減はやむを得ない」と述べた。(2006年11月27日  読売新聞)


マグロとは何か?


マグロ(鮪)は、スズキ目 サバ亜目 サバ科 マグロ属の魚の総称である。

マグロの種類

クロマグロ 学名 Thunnus thynnus または Thunnus orientalis、英名 bluefin tuna 別名 ホンマグロ。黒いダイヤとも呼ぶ。

マグロとしてはもっとも大型の種類で、最大で 3 m を超える。最も美味い、最上等種とされる。
 
他にミナミマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロ、コシナガ、タイセイヨウマグロなどがいる。 


マグロの養殖とは?


マグロの畜養

一般に養殖マグロといわれているものはこの畜養マグロをさしています。幼魚や時期ハズレの脂の薄い小型のマグロを捕らえて生け簀(直径約50m)でエサを与えて育てたマグロの事を畜養まぐろと呼んでいます。

スペイン、マルタ、イタリア、トルコ、クロアチア、キプロスなどの地中海産の本マグロとオーストラリア近海のミナミマグロがこの部類に属し、日本に輸出しています。

マグロの完全養殖

「近畿大学」で、稚魚(卵からかえったばかりの魚)から育てた、もしくは卵からふ化させた完全養殖に成功したのはなんと2002年7月のこと、まだ4年くらいしか経ってないのです。それも成功しているのは日本だけで一部は出回り始めていますが、主流になるのは、まだまだ先のことです。

マグロの本場、焼津市でも「東海大学」とベンチャー企業「WHA」がマグロの完全養殖を研究しており、09年出荷が目標です。

マグロの諸問題


マグロの乱獲

マグロは一般にはえなわ漁で捕獲される。近年、日本の需要意外に欧米、台湾、中国に日本食ブームが起こり、このため世界中での乱獲が問題となり、国際的な資源保護がなされようとしている。

マグロの高騰

イラク戦争以降の世界的な原油価格高騰により、マグロ漁船の運航にも影響が出た。国内でのマグロの漁獲高が減少し、マグロの価格は全体的に上昇している。

欧米、台湾や中国都市部での日本食ブームによってマグロ需要が急増し、日本の漁獲減少、中国漁船による活動が拡大し、競争が激化している。また、乱獲防止と資源保護のため漁獲量が2割減が決まりさらに高騰するといわれる。

水銀問題

海洋の食物連鎖の頂点に存在し、世界各地の海を回遊するマグロは水銀等の有害物質を蓄積しやすいという指摘がなされ、アメリカのFDA(食品医薬品局)は2003年に、妊婦のマグロ摂取量制限の勧告を行っている(6オンス=約170g/週)。

日本でも厚生労働省(旧厚生省)による見解が2003年と2005年に示されており、2003年の発表において海外の調査報告が行われ、2005年の発表では妊婦の摂取に関して言及している。

ダイオキシン問題

地中海産のマグロはダイオキシン類濃度が20pg-TEQ/g含まれていると農林水産省は発表している。日本における人のダイオキシン類の許容摂取量は4pg-TEQ/g/体重kg/日なので体重60kgの人の許容摂取量は240pg-TEQ/g/人・日となる。即ち、12gの地中海産のマグロを食べると許容摂取量を超過してしまうことになる。

今後も農林水産省から「農畜水産物に係るダイオキシン類の実態調査」が発表されるので注意しなければならない。 
 

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