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金や銀、白金など貴金属の値段が上がっている。地球上にある物質の量は決まっている。人口は増え続ける。したがって1人あたりの金属の価値は高くなる。
 
国土の狭い、資源の乏しい日本では鉱物資源は貴重である。
 
このたび、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の研究で、超電導物質の原料に使われる「希土類」とよばれる物質がマンガン鉱床などに豊富に含まれていることがわかった。
 
今まで「希土類」の物質は、中国の風化花崗岩(かこうがん)鉱床から得られるものを輸入していた。マンガン鉱床は日本のものは採掘が終わっているが世界中にあり、安定した供給が得られそうだ。
 
今日は希土類とは何か?マンガン鉱床とは何か?調べる。(参考HP Wikipedia・産業技術総合研究所)
 
 
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ハイテク用元素、マンガン鉱床に 産総研が発見
非常に強い磁石を作れる性質などから、パソコンのハードディスクやハイブリッド車のモーターなどハイテクに応用される「希土類(きどるい)」という元素がマンガン鉱床に豊富に含まれていることが、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の研究でわかった。この鉱床は世界中に広く分布しており、希土類の約9割を生産する中国以外の新たな供給源として、注目を集めそうだ。

希土類元素はランタン、イットリウムなど17種類の元素の総称。コンピューターや情報通信機器、高性能の電池などに使われている。資源量は必ずしも少なくないが、鉱石生産が中国に偏っていることが安定供給の懸念材料となっている。

産総研のチームは海底の堆積(たいせき)物からできたマンガン鉱床に着目。国内55鉱床で産出し、保管されていた鉱石72試料を分析したところ、鉄とマンガンをほぼ同量含むタイプの鉱床は希土類を数千ppm(ppmは100万分の1)含み、中国の代表的な鉱床である風化花崗岩(かこうがん)の数百ppmを上回ることがわかった。

国内のマンガン鉱床は採掘が終わっているが、同じタイプの鉱床は世界に広く分布しており、今後、南アフリカなどで調査を行うという。(asahi.com 2007年02月13日)

マンガン鉱床とは?
マンガン鉱床など多くの鉱物の鉱脈は海底でできる。近年、海底では熱水噴出口が見つかっている。この海底からわき出る水は超臨界状態にあり、沸点の低いさまざまな金属を溶かすことができる。溶けた金属はやがて冷え、海底に塊となって存在する。
 
このような熱水からできた鉱物の集まりを熱水鉱床という。こうして海底で形成されたマンガン鉱床。かつて深海底で形成されたものが、周囲の地層とともに海洋プレートの移動によりプレート沈み込み帯まで運搬され、大陸や火山弧に付加された結果、現在の陸上の層状マンガン鉱床として見ることができる。
 
現在の深海底にも、海底熱水活動によって海水中に供給されたマンガン (Mn)鉱床があり、鉄 (Fe) やニッケル (Ni) やコバルト (Co)、銅(Cu)、「希土類」なども含まれることから,将来の有望な海洋鉱物資源として注目されている。
 
希土類元素とは?

ランタノイド系列の15元素にイットリウム、スカンジウムを加えた17元素を希土類元素と呼ぶ。原子番号の比較的小さいランタンからユウロピウムまでを軽希土類元素、比較的大きなガドリニウムからルテチウムまでを重希土類元素と大別する。

これら17元素は化学的性質が酷似し、天然に相伴って産出するため単独で分離することが困難であり、混合希土として利用されることが多い。

水素吸蔵合金二次電池原料、強力な永久磁石蛍光体研磨材超電導物質などの材料となる。  

ランタノイドとは?

ランタン57La,セリウム58Ce,プラセオジム59Pr,ネオジム60Nd,プロメチウム61Pm,サマリウム62Sm,ユウロピウム63Eu,ガドリニウム64Gd,テルビウム65Tb,ジスプロシウム66Dy,ホルミウム67Ho,エルビウム68Er,ツリウム69Tm,イッテルビウム70Yb,ルテチウム71Lu
 

希土類の話

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