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先日、「カワニナ」に似た外来生物の「コモチカワツボ」の話題を取り上げた。外来種が日本国内に広まる例は多い。

「コモチカワツボ」と同様に、外来種「チュウゴクオオサンショウウオ」がすでに国内で繁殖しているのを松井正文教授(京都大学)が確認した。

DNA鑑定で確認したので間違いはないと思われる。発見されたのが京都や徳島で、5固体。若い固体もふくまれていたということなので、繁殖拡散していると予想される。

オオサンショウウオ科は世界に3種。「チュウゴクオオサンショウウオ(中国産)」、「ヘルベンダー(米国産)」、そして日本の「オオサンショウウオ」。

特別天然記念物「オオサンショウ」が駆逐されたり、交雑がおきる心配がある。

今日は「オオサンショウウオ」と「チュウゴクオオサンショウウオ」、外来生物の問題点について調べる。(参考HP Wikipedia・両生類のページ

どちらがオオサンショウウオ?
 
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オオサンショウウオ、中国から外来種


国の特別天然記念物オオサンショウウオに姿がそっくりな外来種が中国から日本に入り込み、河川で繁殖している可能性が高いことが、京都大の松井正文教授(動物系統分類学)の調査で分かった。チュウゴクオオサンショウウオという種類で、過去にペット用や食用として持ち込まれたものが自然界に広がったとみられる。日本固有種のオオサンショウウオが駆逐されたり、交雑によって遺伝子が乱されたりする恐れがあるという。

国内では以前から、「体の模様が普通のオオサンショウウオと違うものがいる」という情報があった。しかし、オオサンショウウオは個体によって体の色が様々で、外見だけでは区別が難しい。

そこで、松井さんは、三重、大阪、岡山、大分など14府県でDNA調査をした。その結果、京都府の川の4匹、徳島県の水路の1匹が、中国の揚子江流域などに広く生息するチュウゴクオオサンショウウオの遺伝子型と一致した。若い個体も交じっていたことから、日本で繁殖した可能性が高いとみている。

国際自然保護連合(IUCN)日本委員会によると、チュウゴクオオサンショウウオはワシントン条約で商取引が禁止されている。 (asahi.com 2007年2月16日) 

チュウゴクオオサンショウウオとは何か?


上図 和名:チュウゴクオオサンショウウオ 学名:Andrias davidianus

分布 中国南西部 生態 良く解ってはいませんが、日本産オオサンショウウオと同様の生態をとっていると、考えられます。 全長 500-1500mm

日本産の種より若干大きくなり、頭のイボは小さく、対になって並んでいることが多い。体色は、白みがかって明るく、大きく独立した斑紋があります。また、頭はなめらかで、目がわりあい目立って見えます。しかし、日本産と同様に、生体ではあまり目が見えません。 国内にかなりの数が輸入されたことがあります。しかし、ほとんど売れなく、その後はどうなったか?たまに逃げた(逃がした)本種が、発見されて新聞にのることもあります。

オオサンショウウオとは何か?


上図 和名:オオサンショウウオ 学名:Andrias japonicus

分布 岐阜県以西の本州、大分県 オオサンショウウオ(大山椒魚)は、日本では本州の岐阜県以西と四国、九州の一部に生息する、チュウゴクオオサンショウウオと並ぶ世界最大の現生両生類である。体長は50〜60cm、中には1mを越えるものもいる。

目はとても小さく、視力は弱い。日本国の特別天然記念物1952年3月29日指定)。  

外来生物の問題点は?


もちろん全ての外来生物が悪影響を及ぼすわけではなく、たいていの外来生物は自然のバランスの中に組み込まれ、大きな影響を与えずに順応してしまいます。しかし、中には次のような問題も起きます。

生態系への影響外来生物が在来の生き物を食べてしまうことにより、本来の生態系が乱されてしまったり、在来生物との間に競争がおこり、生活の場を奪ってしまったりする。

人の生命・身体への影響たとえば、毒をもっている外来生物にかまれたり、刺されたりする危険があります。

農林水産業への影響外来生物の中には、畑を荒らしたり、漁業の対象となる生物を捕食したり、危害を加えたりするものもいます。

移入・外来・侵入種―生物多様性を脅かすもの

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