前回は「プルサーマル計画」の現状について調べた。もし近所に高レベル放射線廃棄物を、地下300mに埋蔵するといわれたら、誰でも反対するだろう。
国の未来を考えると協力したいところだが、私たちはまず家族の安全を考えねばならないから、難しい問題である。
となれば、やはり新エネルギーに期待したいところだ。「メタンハイドレード」は水がメタンと結びついて氷になったもので「燃える氷」などともよばれている。
メタンは天然ガスに含まれており、よく燃えて燃料になる。しかし空気中に放出されれば二酸化炭素の21倍の温暖化効果があるやっかいな物質でもある。
燃える氷 メタンハイドレートの構造
メタンハイドレードはふつうは地中深く、高圧の状態でいたるところに存在しており、石油よりも埋蔵量が多い。今回、海底から発生している「メタン」が途中で「メタンハイドレード」になって上昇しているところを初めて映像でとらえた。
大気中に「メタン」が放出されることで、温暖化が一段と進む可能性もある。これをうまく取り出し、エネルギーとして燃やすことができたら、エネルギー問題と地球温暖化問題の両方が解決するのだが、何かよい方法はないだろうか?
今日は「メタンハイドレード」について調べる。(参考HP Wikipedia)
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海底から「泡」の柱 メタンハイドレートの撮影に成功
新しいエネルギー源としても注目される「燃える氷」メタンハイドレートが、新潟県上越市沖30キロの日本海で泡のように立ち上っている様子の撮影に、東京大や海洋研究開発機構などが成功した。温室効果が高いメタンガスが海から大気に放出され、気候に影響を与える仕組みを理解する上で重要な発見という。
メタンハイドレートは、天然ガスの主成分であるメタンが水分子に取り込まれて固まったもの。シベリアの永久凍土や深海底にあり、日本周辺では新潟沖などにあることがわかっている。
東京大の松本良教授(地質学)らは今回、上越市沖の水深約900メートルの海底付近で無人探査機を使い、海底の穴から「泡」が噴出し、600メートル上まで立ち上っている様子をとらえた。
容器を上にかぶせて調べると、「泡」は気体ではなく、粒状のメタンハイドレートとわかった。海底から噴出したメタンガスが、海底から数十センチの高さでハイドレートに変化したものらしい。
メタンは普通、海底近くで海水に溶けてしまうが、ハイドレートだと表層近くまで上昇して大気と混ざりやすい。年間通じて0.5度以下という日本海海底の低水温が関係する現象と考えられる。松本教授は「2万〜3万年前の氷期にはメタンが多く大気中に放出され、寒さを緩める方向に働いていたはず」と話す。 (毎日新聞 2007年03月03日)
メタンとは何か?
メタン (methane) は最も単純な構造の炭化水素で、1個の炭素原子に4個の水素原子が結合した分子である。化学式は CH4。分子は炭素が中心に位置する正四面体構造をとる。
常温、常圧で無色、無臭の気体。人に対する毒性はない。融点は −183 ℃、沸点は −162 ℃。
メタンは強力な温室効果ガスでもあり、同量の二酸化炭素の21倍の温室効果をもたらすと言われている。
メタンハイドレードとは何か?
メタンハイドレートとは、メタンを中心にして周囲を水分子が囲んだ形になっている物質である。大量の有機物を含んだ土砂が低温・高圧の状態におかれ結晶化している。
見た目は氷に似ているが、火をつけると燃えるために「燃える氷」と言われることもある。ほとんどが海底に存在するが、地上の永久凍土などで発見される場合もある。
日本近海は世界最大のメタンハイドレート埋蔵量を誇ると言われ、このため日本のエネルギー問題を解決する物質として考えられているが、メタンハイドレートは固体であるため液体である石油とは違い、(石油が枯渇していない現状とも相まって)採掘にかかるコストが販売による利益を上回ってしまう。
そのため現段階では商売として成立せず、研究用以外の目的では採掘されていない。ただし地球上から石油が枯渇した場合、日本は世界最大のエネルギー資源大国になると言われている。なお、日本政府は2016年までにこれらのメタンハイドレートの商業化に必要な技術を完成させる計画を行うとしている。
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