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3月6日は24節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」。「冬ごもりしていた虫がはいだす日」という意味だ。

7日にはサクラの開花予想が気象庁から発表された。東京で18日、横浜で21日、宇都宮で28日という予想だ。これまでの最早記録は東京で16日(2002年)。史上2番目の記録になりそうである。

学校では卒業式のシーズンだ。例年だとストーブをつけて厚着をしてふるえながらのぞむこともあるのだが、今年はそんな心配もない。

今年は暖冬である。地球温暖化の影響もあるのだろう。もう一つ、暖冬のニュースが北海道から送られてきた。いつもはオホーツク海を埋めつくす「流氷」が今年は少ない。

  
3月1日NASA映像            3月5日だいち映像

北海道のオホーツク海沿岸の衛星画像。白く見えるのが流氷。白くすじ状に見えるのは雲。1日には網走沖に流氷が見えているが5日には択捉島沖に後退した。

今日は「流氷」と「流氷の生物」について調べる。(参考HP Wikipedia・流氷サイト)

  
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北海道のオホーツク海沿岸に近づく流氷が今年は極めて少ない様子を、米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星が鮮明にとらえた。

流氷はこの時期、サハリン東岸に沿うようにオホーツク海を南下し、北海道に接岸する。

ところが、NASAが1日に撮影した衛星画像によると、北海道沿岸にまで接近している流氷はまばら。

2004年の同じ時期には、サハリンから北海道まで流氷で埋め尽くされていた。網走地方気象台によると、紋別市は平年より25日遅い2日に流氷接岸初日を迎えたが、これは1959年の統計開始以来3番目に遅い記録という。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の地球観測の専門家は「サハリン付近の流氷は平年と変わらないが、北海道沿岸は確かに少ない。暖冬の影響かもしれない」と分析を続けている。(2007年3月4日  読売新聞)

流氷とは何か?
流氷(りゅうひょう)とは、海水が凍って生じた海氷(かいひょう)のうち、海岸に定着している海氷(定着氷)以外のものをいう。  
網走沖の流氷オホーツク海の流氷はアムール川から流れこんで塩分が低くなった海水が凍ったものと言われる。  

流氷初日とは?

沿岸から流氷が確認できたそのシーズンの最初の日を「流氷初日」という。平年では、北海道のオホーツク海沿岸で1月中旬から下旬頃であり、その後1月下旬から2月上旬頃にかけて接岸する。

今年の網走市の流氷初日は1月18日。接岸したのは2月16日。流氷は風向きによっては南下を続け、太平洋側に位置する釧路市に接岸することもある。  

流氷終日とは?  

春が近づき、沿岸から見渡せる海域に占める流氷の割合が5割以下となり、かつ船舶の航行が可能になると「海明け」が宣言される。また、沿岸から最後に流氷が見られた日を「流氷終日」という。

流氷の生物といえば?


いくつあげられるでしょう?   アザラシ、キタキツネ、オジロワシ、クリオネなど。

流氷はアムール川からの養分をたくさん含み、プランクトンが繁殖するので、これをエサとする魚類も豊富で、魚類をエサとする動物もまた多く集まる。ペンギン、シロクマはいないのでアシカらず。  

オホーツク海のアザラシの中には天敵の少ない流氷の上で子育てをするものもいる。オジロワシなどの鳥類、キタキツネなども流氷に乗ってシベリアから北海道東部までやってくる。

流氷には植物プランクトンが付着している。春になると植物プランクトンは一気に増殖し、これを餌に動物性プランクトンも増えオホーツク海の漁場を豊かにする。なお、流氷の下にはハダカカメガイ(クリオネ)などのプランクトンを捕食する生物も多い。    

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