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放射線を浴びるとなぜ発ガン性が高くなるのだろうか?
 
放射線は私たちの細胞のDNAに直接はたらき、損傷させる。通常、DNAに損傷を受けるとその細胞は「p53」という遺伝子のはたらきにより細胞はアポトーシス(自然死)する。

多くのガン患者の場合、「p53」というタンパク質を作る遺伝子が欠損していることがこれまでの研究で分かった。この遺伝子が正常な場合は細胞がガン化するのを妨げるはたらきがあり、ガン抑制遺伝子を呼ばれている。
  
 
フコイダンがガン細胞のアポトーシスを促進?
 
この「ガンの増殖を抑える遺伝子p53」に、意外な“悪玉”の一面があることがわかった。千葉大学医学部付属病院の小室一成教授と南野徹助手らは、ガン抑制遺伝子p53に、高血圧患者の心不全を引き起こす作用があることをマウス実験で確認した。

人間でも同様と見られる。心臓だけでp53遺伝子の働きを抑えることができれば、ガンのリスクを高めずに心臓疾患の減らせる可能性があるという。
今日は「p53」遺伝子と「アポトーシス」について調べる。(参考HP ドクトルアウン

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がん抑制の「善玉」遺伝子、心不全では「悪玉」演じる
心不全の発症に、がんの発生や増殖を抑える遺伝子が深くかかわっていることが、千葉大医学部循環器内科の小室一成教授らの研究でわかった。
 
がんを抑える「善玉」の遺伝子が、心臓では意外にも「悪玉」を演じていた形で、新たな治療法や予防薬の開発につながりそうな研究成果だ。英科学誌ネイチャー電子版に5日掲載された。

重症の高血圧や心臓弁膜症、心筋梗塞(こうそく)などを起こした患者の心臓は、全身に血液を送り出すポンプ機能が低下する。心臓は十分な機能を果たそうと肥大化し、最後は心不全を起こす。

問題の遺伝子は「p53」。低酸素状態などで心臓の細胞の遺伝子が傷つくと、修復のため働き始める。

研究チームは、マウスの大動脈を縛って血流を減らし、心臓の負担を増して心肥大を起こさせ、遺伝子の働きを調べた。

肥大してもマウスの心臓は機能を維持していたが、2週間を過ぎ、心臓の細胞でp53が働き始めると、不十分な心機能を補うため増えていた微小血管の数が減少。ひどい低酸素状態に陥り、心不全になった。

一方、遺伝子操作でp53を除去したマウスは、血管が増え続け、心機能は落ちなかった。

p53は、損傷した遺伝子の修復のため、細胞分裂を停止させる役割を担う。心臓では、血管を作る働きを邪魔することを確認した。(2007年3月5日  読売新聞)
 
ガン(癌)とは何か?
実私たちの身体では、毎日約4千億個の細胞が死んでいると云われています。ヒトの身体は約60兆個の細胞で構成されていますから、その150分の1が毎日死んでいるという計算になります。

このことを細胞の自然死(アポトーシス)と云われています。このアポトーシスをせず増殖のみを繰り返す細胞が癌細胞だといえます。

癌細胞とは何らかの理由で DNA に損傷を受け アポトーシス(自然死) を避けることにより癌化、悪性化して行きます。

ガン抑制遺伝子p53とは何か?
 「p」はタンパク質(プロテイン)の略。「53」は、そのタンパク質の大きさを表し、分子量53000のタンパク質を作る遺伝子の意味。

細胞では遺伝子が修復できないほどのダメージを受けると、自ら細胞死を選択してガン化を防ぐ機能を備える。これまでに、ガン抑制遺伝子p53がAIP1というタンパク質を活性化させて細胞死を引き起こすことが分かっている。

多くのガン患者の場合、「P53」というタンパク質を作る遺伝子が欠損していることがこれまでの研究で分かっていた。この遺伝子が正常な場合は細胞がガン化するのを妨げる働きがあり、ガン抑制遺伝子を呼ばれている。

肺ガンに効果 
米テキサス大のジャック・ロス博士らは、他の治療法では効果がなかった9人の肺の進行ガン患者の患部に、ウイルスを遺伝子の運び屋(ベクター)にしてP53の正常遺伝子を注入する治療を1日1回、5日間続けた。
 
経過観察期間をおいて調べた結果、9人のうち、1人はガン細胞が完全に消失、2人は約半分以上縮小、3人は縮小はしていなかったものの進行が止まるなど、6人ではっきりとした効果を確認出来たという。  

アポトーシスとは何か?

アポトーシス (apoptosis) とは、多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺のこと。
 
これに対し、血行不良、外傷などによる細胞内外の環境の悪化によって起こる細胞死は、ネクローシス(necrosis)または壊死(えし)と呼ばれ、これと区別される。
 
特徴としては、順番に1.細胞が丸くなる2.核が凝縮する3.DNAが短い単位(ヌクレオソームに相当)に切断される 4.細胞が小型の「アポトーシス小胞」とよぶ構造に分解するといった変化を見せる。
 
ガン抑制効果
生体内では、癌化した細胞(そのほか内部に異常を起こした細胞)のほとんどは、アポトーシスによって取り除かれ続けており、これにより、ほとんどの腫瘍の成長は未然に防がれていることが知られている。
 
生物の発生に関係
また、生物の発生過程では、あらかじめ決まった時期、決まった場所で細胞死が起こり(プログラムされた細胞死)、これが生物の形態変化などの原動力として働いているが、この細胞死もアポトーシスの仕組みによって起こる。
 
例えばオタマジャクシからカエルに変態する際に尻尾がなくなるのはアポトーシスによる。人の指の形成課程も、始め指の間が埋まった状態で形成し、それからアポトーシスによって指の間の細胞が壊死して指ができる。
 

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