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突然ですが問題です。

私たちの細胞は、化学物質や放射線、紫外線などから日夜影響を受け、ストレスにさらされています。1個の細胞のDNAは1日に何回ぐらい傷つくでしょう?

1.0〜5回   2.50回   3.5千回   4.5万回

正解は4の5万回。しかも最低ラインで、多いときは50万回にも達するそうだ。



私たちの身体の細胞60兆個のうち、毎日約4千億個の細胞が死んでいるといわれている。その主な原因がDNAの損傷が修復できないことにある。

細胞はDNAに損傷を受けると、修復しようとする機能が備わっている。今回、DNA修復にはたらく酵素「UBC13」を京都大学の研究チームが発見した。

細胞はDNAが傷つくと死にやすくなるので、常に完全な状態を保とうとしている。

細胞1個のDNAが毎日50万回も傷つけられているのには驚きだが、どんな原因で損傷するのだろうか?

DNAの損傷を修復できなくなるとどうなるのだろうか?

今日はDNAの修復酵素「UBC13」と「DNA修復と細胞」について調べる。
(参考HP Wikipedia)


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DNA修復促す酵素…京大グループ しくみ解明 がん治療に応用期待


細胞内にあるDNAが傷つくと、「UBC13」という酵素が真っ先に働いて修復を助け、細胞の死を防ぐことを、武田俊一・京都大医学研究科教授(放射線遺伝学)らのグループが突き止めた。がん細胞でこの酵素の働きを抑えられれば、効果的に退治できる可能性があるという。米科学誌「モレキュラー・セル」電子版に10日、発表した。

細胞はDNAが傷つくと死にやすくなるので、常に完全な状態を保とうとしている。紫外線や放射線でDNAが切断されたり傷ついたりするが、わずか1分後には修復が始まるという。

武田教授らは、DNAの損傷個所に最初に取り付いて修復開始の目印になるUBC13に注目。ニワトリの細胞からUBC13を取り除くと、修復速度が半分に落ち、放射線を当てると通常の10倍ほど死にやすくなった。人間の細胞を使った実験でも、修復能力が7割程度に抑制されたという。

武田教授は「UBC13の働きを抑える薬剤があれば、放射線照射や抗がん剤との組み合わせで効果的ながん治療ができるだろう」と話している。(2007年3月10日  読売新聞)

「UBC13」とは何か?


細胞のDNAが損傷を受けると、酵素「UBC13」がはたらき細胞の死を防ぐしくみがある。京都大学の武田俊一教授(放射線遺伝学)らのグループが突き止めた。

しかし、ガン細胞に「UBC13」がはたらくと、ガンを増やすことになる。ガン細胞に対しては、このはたらきを抑制させることができれば、放射線照射や抗がん剤との組み合わせで効果的ながん治療ができると期待されている。 

細胞のDNAはなぜ毎日損傷するのか?


DNA損傷の原因は、以下のようなものがある。

細胞内物質によるもの
正常な代謝に伴って副生する活性酸素による攻撃といった細胞内に起因するもの。
まわりの環境によるもの
紫外線照射。 X線、あるいはγ線といった、波長の短い電磁波の照射。 ある種の植物毒素。タバコの煙からの炭化水素など、人造の変異原性物質。癌の化学療法あるいは放射線療法。

細胞のDNAが損傷するとどうなるか?


老化(細胞老化)が起きる。
アポトーシスあるいはプログラム細胞死と呼ばれる、細胞の死が起こる。
ガン(癌)化する。 

 
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