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今年の3月1日、東北地方のある高校の卒業式に満開のサクラが飾られた。まだ雪の残る東北の地で、なぜサクラが咲いているのか不思議に思った。

実は地元のある農家の方が、数年前の卒業式から「子供がお世話になった」ということで、学校の卒業式に満開のサクラの枝を贈り続けている。

その方法は?サクラの枝を卒業式の数ヶ月前に切って、ビニールハウスの中で一定の温度で温めておく。するとみごとに卒業式に合わせてソメイヨシノが花を咲かせた。

サクラの花が咲くにはどんな条件が必要なのだろう?

桜の開花のメカニズム
図 サクラの開花のメカニズム(松江地方気象台HPより)

今年のサクラの第1回目の開花予想が発表された。気象庁の予想は、これから数回修正される。東京が3月18日で、静岡が3月13日、鹿児島が3月23日。静岡気象台によると、13日はまだ開花せず。予想は外れたようだ。「ここ数日の寒さが影響している」ということだ。

どうやら、サクラの開花には気温の上昇が必要らしい。でも、今の時期、気温の高い鹿児島が静岡より遅くなっているのはなぜなんだろう?

今日は「サクラの開花の仕組み」と、「サクラの開花予想」の決め方について調べる。(参考HP 松江地方気象台・Wikipedia)


サクラの開花はどうやってきまるの?


サクラの開花する時期は、暖かい日が続く長さなどの気象条件の影響を受けるのですが、実は冬の寒さも大事な条件の一つなのです。

サクラは春に花が散ったあと、夏から秋にかけて気温の高いうちに花芽(生長すると花となる芽)を作ります。冬が始まると休眠に入り、生長は一旦止まりますが、さらに気温が下がり真冬になると、厳しい寒さが目覚ましとなり、それから気温が上がるにつれて一気に生長し、つぼみがふくらんで花が咲きます。サクラには、一定期間低温にさらされた後に暖かくならないと、花が咲かない性質があるわけです。

開花・満開ってどうやって決めるの?


サクラの開花発表は、気象台や測候所で標本木として指定されている木を観測して行います。桜の開花日とは5、6輪以上の花が咲いた最初の日、満開日とは80%以上の花芽(生長すると花になる芽)が咲いた最初の日をいいます。また、一般的にソメイヨシノの開花から満開までの期間は約1週間と言われています。

サクラの開花予想の決め方は?


サクラの花になる花芽は前年の夏のうちに形成され、この花芽はそれ以上生長することなく休眠に入る。休眠している花芽は、秋から冬にかけての低温に一定期間さらされると休眠から覚める(これを休眠打破という)。

花芽の生長は、休眠から覚めた直後は気温が低いため遅いが、春の気温の上昇とともに早くなる。

このような花芽の生長過程を踏まえ、新しい開花予想では、花芽が休眠から覚めるのに必要な低温の影響と、花芽の生長に及ぼす気温の影響を、秋から春に至る気温経過と今後の気温予想を基に数値的に評価して予想開花日を求める(気象庁観測部 1996)。

サクラの「つぼみ」からわかる開花予想


ブログ「チーム森田の”天気を斬る!”」で、真壁京子さんが、つぼみでわかる開花予想の方法を述べていました。それによると...

1.ちょっとふくらみはじめたつぼみ→ 開花まで約16〜21日
2.先端から緑が出始めた状態→ 開花まで約12〜17日
3.先端からピンク色が出だしてきた→ 開花まで約6〜10日
チーム森田の”天気を斬る!”より)

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