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医者からコレステロール値が高いから、「カロリーを制限しろ、食べ過ぎるな」と言われた。しかし、これがなかなかきつい。ストレスがあるとついつい食べ過ぎてしまう。また、食べる量を減らすと力がわかないこともある。

コレステロールは動脈硬化を引き起こすという。しかし、調べてみると、体に必要な物質でもあるという。どうやらコレステロールを調節していくことが大切らしい。

食品はよくカロリーでエネルギー量を表すが、これだけではどれくらいコレステロールがあるのかわからない。食品のコレステロール値が正確にわかっていたら、食べながら調節ができるのではないだろうか。

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そんな夢の技術を東京薬科大学の楠文代教授らが開発した。食品の一部にダイヤの電極を使い電流を測ることで、コレステロール値がわかるという。

将来はレストランでメニューを選ぶときに「カロリー表示」以外に「コレステロール表示」も目安にできるかもしれない。

「コレステロール」とは何だろう?何がいけないのだろう?どんな食品に多いのだろう?今日はコレステロールについて調べる。 
 
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コレステロール、ダイヤで測定 食肉成分分析で新手法


ダイヤモンドを素材とした電極を使い、食肉に含まれるコレステロールの量をより簡単、精密に測定する手法を東京薬科大学の楠文代教授(分析化学)らの研究チームが開発した。高血圧や動脈硬化などの予防にはコレステロールの摂取量の把握が大事で、簡便な測定手法は広く利用されそうだ。19日から宇都宮市で開かれる日本分析化学会の討論会で発表される。

従来の方法では、測定する試料からコレステロール以外の成分を取り除く前処理に手間がかかる上、測定の精度が低く、結果にばらつきが生じる難点があった。

研究チームは、液体に含まれる成分を分離する「高速液体クロマトグラフィー」(HPLC)という手法を使い、前処理を簡略化。さらに、試料を溶かした溶液に電極を入れ、得られた電流値で物質の量を測定する「電気化学検出」と呼ばれる手法を組み合わせて、コレステロールを計測した。

当初使っていたのは炭素製の電極だったが、測定感度を上げるため電圧を高くすると、電極自身に影響が生じる問題があった。このため、化学的、物理的な影響を受けにくいダイヤモンドとホウ素でできた電極に変更。従来の約10分の1、1ミリグラム程度の試料で測定できるようになった。(asahi.com 2007年05月13日)

コレステロールとは?


コレステロールは脂質のひとつです。人の血液中の脂質には、大きく分けて、コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4種類があります。

コレステロールが高いと、 さまざまな病気を引き起こすのです。 コレステロールが高いと、動脈硬化に陥りやすい。動脈硬化が進むと次は、脳出血や心筋梗塞など、死に関わる深刻な病気になります。

しかし、コレステロールは生体に不可欠な物質であり、生体内で重要な働きをしていることが明らかにされ、人々のコレステロールに対する認識は近年ずいぶん変わってきました。

人間の体内には、100gから150gのコレステロールがあり、様々な働きをしています。まず最初に挙げられるのは、細胞膜の構成成分の一つであるということです。細胞はあらゆる生物の基本単位で、似たような細胞が組織を構成し、組織が集まって器官となります。それらが有機的に結びついて一個の体を作り上げています。

人間の体の細胞の数は、60兆個にものぼると言われます。細胞膜は、細胞内部を外部から保護し、独立した領域を作り上げているのです。とは言っても、壁のように細胞の外部と内部を完全に隔ててしまっているのではなく、細胞膜を通して物質やエネルギーを出入りさせています。このような機能を持つ細胞膜は、リン脂質とたんぱく質、そしてコレステロールから出来ているのです。

そのほかにもコレステロールは、体内で重要な働きをしています。体内にあるコレステロールの4分の1は脳に存在します。そしてその大部分は、神経細胞の軸索を包み、保護している鞘、ミエリン鞘にあります。ミエリン鞘は、脳から体の各部分に神経情報が伝達されるとき、情報がほかの回路に迷い込むことなく正しく伝えられるように、神経線維(軸策)を保護しているいわば絶縁体なのです。

コレステロールのさらなる役割として、ホルモンの原料になることが挙げられます。ステロイドホルモンと呼ばれるホルモンは、副腎皮質、精巣、卵巣、胎盤でコレステロールから作られます。

人間の副腎は重量がおよそ12gの小さな臓器ですが、体内で最もコレステロールの含有率の高い臓器です。副腎は皮質と髄質に分かれており皮質の部分で50種類にも及ぶホルモンが作られています。これらは副腎皮質ホルモンと呼ばれています。

高コレステロールだからといって、日常生活には支障はありませんが今後、深刻な病気を引き起こさないためにもコレステロールを下げることが大事です。

コレステロールはどうして増える?


コレステロールを多く含む食品からも吸収されますが、肝臓で砂糖や脂肪からも合成されます。

食品からとるのは20〜30%。残りは、人間の体内で合成されています。つまり、コレステロールを多く含む食品だけを食べないようにしても、砂糖や脂肪分の多い食生活を変えないとコレステロール値は下がります。


コレステロールを下げる食品とは?


高コレステロールの人は、食習慣の見直しが大切です。コレステロールを多く含む食品があります。
 
コレステロールを多く含む食品
卵黄・ソーセージ、ベーコン、ハムなどの肉製品、バター、チーズなどの乳製品、うなぎ、いか、するめ、たこ、えびなどの魚介類、ラード・クッキー、カステラ、シュークリームなどの洋菓子などこれらの食品は、控えるようにしましょう。 
コレステロールを下げる働きのある食品
鮭・カレイ・あじ・いわし・たらなど玉ねぎ・にんじん・さつまいも・ごぼう・とうもろこしなどの野菜、ひじき・昆布・わかめなどの海藻類、しめじ・えのき・しいたけなどのきのこ類、みかん・りんごなどの果物

コレステロールを排出するには?
食物繊維を多く取る食習慣と有酸素運動です。

食物繊維の多い食品
果物、海藻、こんにゃくなどに多く含まれる、水溶性の食物繊維には、腸内でコレステロールを吸着して、体外に排出されます。

野菜などに多く含まれる不溶性の食物繊維は便の量を増やし、肥満予防となります。1日に少なくとも両方で、25gを目安に食べましょう。

有酸素運動
有コレステロールを下げるために大事なことは、食習慣の改善と、もう一つ欠かせないことがあります。

それは、コレステロールを下げるための運動です。運動することにより、悪玉コレステロールと中性脂肪を減少させて、善玉コレステロールを増やす効果もあります。

体脂肪を燃焼させるためにも有酸素運動が一番効果的でしょう。

有酸素運動とは?
酸素運動 (ゆうさんそうんどう) とは、常に筋肉に酸素が行き渡っている状態の運動のことをいいます。

例えば、ウォーキングやジョギングにような軽い運動を、長い時間行うことによって、脂肪を燃焼する運動のことです。

有酸素運動で脂肪が燃焼していく時間は運動をはじめてから約20分後です。今まで運動をしていなかった人が、20分以上運動すると息が切れて、きついと思います。

いきなり20分以上の運動するよりも徐々に運動時間を増やしていくといいでしょう。

有酸素運動の効果
有酸素運動の効果は、脂肪が燃焼されるだけでなく血液循環も良くなります。そのため生活習慣病を予防できるという効果もあります。

有酸素運動の種類
ウォーキング、ジョギング、スクワット、踏み台昇降など

コレステロールの発見


コレステロールは、今から約200年前に当たる1785年に人の胆石の中から初めて見いだされました。1814年に、シュヴルールによって胆汁(ギリシャ語でコレ)の固形化したもの(ステリン)、すなわちコレステリンと名付けられました。

英語ではコレステロールと言います。発見のいきさつから良いイメージは持たれていなかったのです。その後、ウサギにコレステロールを多く含む餌を与え続けると動脈硬化を起こしたという実験結果が発表されるに及び、コレステロール悪玉説はいっそう広まっていきました。

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