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関東地方が梅雨入りした。13日九州が梅雨入りしたと思ったら、14日は朝から雨が降っている中国、近畿、東海地方に続き、昼過ぎに降り出した関東地方も続々と梅雨入りが宣言された。

今年は全国的に梅雨入りが遅れており、関東甲信は昨年より5日、平年より6日遅かった。北陸、東北地方はさらに遅れる模様だ。

気象庁は、今年の梅雨は雨量が多い割に梅雨明けは早くなる可能性が高い。さらに盛夏は早く訪れ、猛暑になると見込まれる。と予想している。

その根拠がラニーニャ現象。気象庁は11日、赤道付近の海面水温が平年基準と比べて0.5度以上低くなる「ラニーニャ現象」が、5月から発生しているとみられると発表した。

エルニーニョ・ラニーニャ現象とは何だろう?今日はエルーニーニョ・ラニーニャついて調べる。(参考HP Wikipedia・資料提供 気象庁)

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中国地方から関東甲信地方までが梅雨入り


気象庁は14日、中国地方から関東甲信地方にかけて、「梅雨入りしたとみられる」と発表した。

今年は全国的に梅雨入りが遅れており、関東甲信は昨年より5日、平年より6日遅かった。

気象庁によると、太平洋高気圧がここ数日で勢力を増したため、日本列島の南方で停滞していた梅雨前線が北上し、ようやく梅雨入りした。

この日の東京は、朝から、どんよりとした厚い雲が広がり、午前中に雨がぱらつき始めた。梅雨入りの発表に合わせるように、午後に入ってまとまった雨に。多くの人が集まる渋谷駅前などでは、行き交う人たちが色とりどりの傘の花を咲かせていた。

関東甲信地方は来週初めまで、雨や曇りのぐずついた天気が続く見通し。(2007年6月14日20時5分  読売新聞)


エルニーニョのしくみ


気象庁では、東部太平洋赤道域(ペルー沖)のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の5か月移動平均値が 6か月以上続けて0.5℃以上となった場合をエルニーニョという。時には2℃〜5℃も違うことがあり、この影響は地球全体に及び、異常天候が発生すると言われている。

「エルニーニョ現象」では、日本では長梅雨や冷夏となる傾向が強いことで知られる。昨年から今年にかけての暖冬も、2月に終息したエルニーニョの影響とみられている。

エルニーニョ現象が発生している時には、上図(2)に示したように、東風が平常時よりも弱くなっている。また、西部に溜まっていた暖かい水が東方へ広がるとともに、東部では冷たい水の湧き上りが弱まっている。このため、太平洋赤道域の中部から東部では海面水温が平常時よりも高くなっており、これに伴って、積乱雲が盛んに発生する海域も平常時より東へ移っている。

ラニーニャのしくみ


ラニーニャ現象は逆に、エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値との差の5か月移動平均値が6か月以上続けて-0.5℃以下となった場合をいう。

「ラニーニャ」は梅雨明けは早く、猛暑の可能性が高い。過去の統計では、2〜7年周期で交互に発生しており、気象庁によると、1950年以降の発生回数はエルニーニョが13回、ラニーニャが12回だ。

上図(3)に示したラニーニャ現象の時には、東風が平常時よりも強くなっている。このため、西部に暖かい水が厚く蓄積する一方、東部では冷たい水の湧き上がりが強くて海面水温が平常時よりも低く、東西の海面水温の差が平常時より大きくなっている。また、インドネシア近海の海上では積乱雲がいっそう盛んに発生している。  

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