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うちの子が熱を出した。今回はヘルパンギーナという病気だと診断された。夏かぜの1つだそうだ。

ヘルパンギーナは、例年5月中旬から下旬にかけて患者数が増え始め、7月をピークに流行が見られる夏型感染症で、今年も流行している。

ヘルパンギーナの症状は、発熱(1日〜4日間)とのどの痛みである。1歳〜10歳までの小児がかかり、のどが真っ赤になる。口の中の潰瘍と水疱ができ、3日間〜5日間症状が続き、1週間ほどでなおる。

 ヘルパンギーナの原因エンテロウイルス

友達がこの病気にかかったという。手を洗わずにお菓子など食べていたからウイルスがうつったのだと思う。

今日は流行している夏かぜヘルパンギーナについて調べる。(参考HP Wikipedia) 

ヘルパンギーナとは何か?


ヘルパンギーナ(Herpangina )は、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性発疹を特徴とし、夏期に流行する小児の急性ウイルス性咽頭炎であり、いわゆる夏かぜの代表的疾患である。その大多数はエンテロウイルス属、流行性のものは特にA群コクサッキーウイルスの感染によるものである。

症状
乳幼児にみられる夏カゼの代表である。突然38〜40度の高熱があり、2〜3日続く。発症してのどの痛み、呑み込み時の痛みがある。乳児では不機嫌、食欲低下がみられる。のどをみると扁桃腺の周囲が真っ赤になり水疱や潰瘍ができている。歯茎や唇に潰瘍を作ることはない。

熱は2-3日でさがるが、のどの痛みはそれよりさらに2-3日続く。水分が十分にとれないと、脱水症になることもある。
 
通常、咳、鼻水はみられない。潜伏期は2-7日で、飛沫感染が主な感染経路であるが、便にも排泄されますので経口感染もあり得る。

原因
コクサッキーウイルス群、エンテロウイルス群など原因ウイルスが数種類あるので何度もかかることがある。

ヘルパンギーナは、夏に多く見かけるウイルス性の感染症である。熱と、強いのどの痛みがある。数日で自然におさまる病気ですが、その間、のどが痛いために、飲み物・食べ物がとれないこともある。

治療
「特効薬」はなく、症状をおさえる治療が中心である。熱やのどの痛みをおさえる薬(解熱鎮痛剤)を使う。

家庭で気をつけること

高熱
:何日も高熱が続くが、熱さましを使いすぎないようにする。暑がっているようなら、涼しくする。
食事:のどの痛みが強いため、よけい食欲がない。栄養はなくても、少しずつとれていればよい。(すっぱい物や、醤油・ソースはいやがる。)
水分:水分は十分にとらせる。麦茶、イオン飲料など、あっさりしたものでよい。
入浴:熱があっても、とくに具合が悪そうでなければ可。

いろいろな夏かぜ


夏も、ウイルス性の感染症がはやりやすい季節。代表的なのが「ヘルパンギーナ」「手足口病」「プール熱」である。このうちヘルパンギーナとプール熱は高い熱がでるが、手足口病は熱がほとんどなく、かわりに手足にブツブツがでる。

このほかにも、名前はついていないが、熱だけの夏かぜも多く見られる(冬のかぜと違い、咳・鼻水がなく、寒気もない)。発疹(ブツブツ)のできる夏かぜもある。

いずれの夏かぜも、中枢神経(脳や脊髄)の中に入り込みやすい性質があり、髄膜炎をひきおこすことがあるので、注意が必要。

病原体の感染経路


病原体の感染経路には、以下の3種類がある。
空気感染(飛沫核感染)は結核,麻疹,水痘などの病原体が直径5µm以下の微小飛沫核となって長時間空中を浮遊し、空気の流れによって広範囲に伝播される感染様式で、空調設備のある個室への隔離や特殊なマスク(N95マスク)の着用が必須とされる。

飛沫感染はインフルエンザ,風疹,マイコプラズマなどの病原体が咳,くしゃみ,会話などで直径5µm以上の飛沫粒子となって飛散し、約1m の距離内で濃厚に感染を受けるもので、通常のマスク装着による飛沫予防策も有効とされている。

接触感染はいわゆる風邪、MRSA、O-157、赤痢、急性下痢症、A型肝炎などで見られ、感染源との接触した手・体による直接接触、或いは患者に使用した物品や環境表面との間接接触によって成立する。手洗いの励行は勿論、病原体に応じて手袋・ガウンなどの使用、聴診器など器具の共用禁止、消毒薬の使用、個室隔離など、様々な接触伝播経路における予防策が必要となる。 

 
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