科学大好き!アイラブサイエンス!このブログでは、最新科学の?をなるべくわかりやすくコメントします。
先日、東京の科学博物館へ行くとき、Suicaを実際に使ってみて便利さを実感できた。 1枚のカードで目的地に行けるのは便利だ。

私鉄各社、JR、地下鉄、さまざまな交通網の重なる首都圏、どこで乗り換えるか?切符代はいくらかかるか?小銭を用意し、自販機に投入し、ボタンを押す。そして小さい切符をなくさないように注意をする。それでもなくすことがあり、あらゆるポケットを探す...などの煩わしさから解放された。

Suicaを購入するため少なかった「緑の窓口」も小さな駅に設置されるようになった。確かに便利である。おおかた満足いくものであったが、不便だなと思うこともあった。

SONY RC-S320 非接触ICカードリーダ/ライタ
PaSoRi 「パソリ」 ソニー

この装置が店のレジにあれば、EdyなどのFelica採用の
プリペイドカードで代金精算できるようになっている


それは改札口を出入りするときに、Suicaがちゃんと改札機にタッチしていないとブザーが鳴り、扉が閉まることだ。一度ブザーがなると窓口へ行きカードを復旧してもらわない限り使うことができない。

自分ではカードをタッチしたつもりで駅を降り、次に乗るときにブザーが鳴ることもあった。自分の意識とのずれがハッキリわかるようになればよいと思う。特にJRと私鉄各社の乗り換えで、Suicaが使えない改札機もあり、読みとり機械の方にも問題があると感じた。

カードは便利だと実感できて初めて便利になる。SUICAが便利なのはどうしてなのだろうか?実はSuicaには「Felica」というICカード技術が使われている。またSuicaは非接触型ICカードなのでタッチするだけで代金が払える仕組みになっている。

さまざまなICカードがあるが、まだ使ったことがないものも、使えば便利さがわかるかもしれない。それまでは「なんだこれは?」の世界である。

最近目にするのが「Felica」「ETC」「B-CAS」などだが、どんな技術なのだろうか?使ってないので便利さがわからないそんな人のために調べてみることにする。(参考HP Wikipedia・e-Words) 


そもそもICカードとは何か?


ICカードとは、情報(データ)の記録や演算をするためにICチップ(集積回路)を組み込んだカードの事である。自立的な処理機能を持つものはスマートカード(Smart card)、すなわち賢いカードとも呼ばれている。

カード内に半導体メモリを組み込む事により、従来の磁気ストライプカードと比べ情報量が数十倍から数千倍になり、さらにCPU(中央処理装置)やコプロセッサなどを組み込めばカード内部で情報処理が可能になるという特徴がある。

情報の読み書きには大きく分けて接触型と非接触型があり、それぞれに幾つかの方式がある。

接触型ICカード

カードの表面にある金色の端子に読み取り装置の端子を接触させて、ICチップとの間でデータを読み書きするICカード。

2002年ごろから発行が始まったICクレジットカード(VISAやMasterrCard)などに採用されているほか、日本国内ではETC、B-CASの利用者識別カードとして採用されている。非接触式ICカードと比べて技術的なハードルが低く、非接触式カードより先に普及が始まったため、現在も世界中で非接触式カードより多く使われている。

非接触型ICカード

カードの内部にアンテナを持ち、外部の端末が発信する弱い電波を利用してデータを送受信するICカード。

カード自体が動作するための電気も電波から生成するため、電池なしで動作できるようになっている。「Suica・PASMO」などFelicaが使われている鉄道・バスのプリペイドカードとして世界的に採用されているほか、企業の社員証などに採用される例が増えている。

接触式ICカードと違って読み取り端末に接触させなくても処理が可能なため、振動やほこりが多い環境での運用に適している。また、カードを抜き差しする手間がないため、高速な処理が必要な鉄道・バスの決済処理には非接触式カードが使われている。

FeliCa(フェリカ)とは何か?


ソニーが開発した非接触ICカード技術。不揮発メモリと無線通信チップを内蔵した樹脂製のカードや携帯電話などで、読み取り端末にかざすだけで料金の精算などのデータのやり取りができる。

偽造・変造がしにくいようセキュリティ機構も備えており、非接触ICカードとしては世界ではじめてISO/IEC 15408 EAL4標準の認証を受けている。

FeliCaでは一枚のカードで複数種類のデータを管理することができるため、電子マネーや公共交通機関のプリペイドカード、社員証、学生証、入退室管理のIDカードなどの機能を併せ持ったカードを作ることができる。

これらのデータはFeliCaチップの中で独立して管理されており、個別のアクセス権を設定することが可能で、複数のサービス間で安全な相互運用が可能となっている。

FeliCaカード内の電子回路は、読み取り器から発信される電波で電力を受け取って駆動する方式になっている。カード内には電池やバッテリーなどの電源を持たないため、カードの構造が簡素になり、電池切れで使えないといった事態も防いでいる。

カードと読み取り器の間は13.56MHzの電波で通信し、10cm程度のごく近距離で100〜400kbpsの双方向通信が可能となっている。この通信仕様「NFC」は2003年12月にISO/IEC IS 18092として国際標準化されており、ICカードだけでなく一般消費者向けエレクトロニクス製品全体に普及する可能性がある。

FeliCaはすでに、JR東日本のプリペイドICカード「Suica」や、ビットワレットの電子マネー「Edy」などで採用されている。香港では公共交通の共通ICカード「オクトパスカード」として1200万枚以上が使われている。また、ソニーはNTTドコモと新会社を設立し、FeliCa機能を内蔵する携帯電話も販売されている。

ETCとは何か?


有料道路の料金所などに設置されたアンテナと自動車に搭載した端末(ETC車載器)で通信を行い、自動車を止めずに有料道路の料金支払いなどを処理するシステム。

ETCは料金の徴収に必要なコストを削減し、料金所で頻発する渋滞を緩和する目的で開発された。約20ヶ国で実用化されている。

支払者を決める方法については、ETC車載器ごとに支払者を固定する方式と、ETC車載器にIDカードなどを差し込み、IDカードの持ち主を支払者にする方式があり、日本では後者が採用されている。

B-CASとは何か?


デジタル放送を受信する機器(テレビやチューナー)などに添付されている、暗号を解除するための鍵データの記録されたICカード。デジタル放送事業者が共同出資して設立した株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS)が発行している。

BSデジタル放送地上デジタル放送110度CSデジタル放送などは、映像や音声をデジタルデータとして送受信するため、不正コピーを防ぐためにデータを暗号化している。これを解除するためのデータが記録されたカードがB-CASカードで、正規の受信機器には必ず同梱されており、また、そうした機器を購入する以外の手段では手に入らない。このような方式で受信者を限定することを「限定受信方式」と呼ぶ。

 

パナソニック ETC車載器 cy-et806d
松下電器産業

これにETCカードを挿入する
SONY スゴ録 地上/BS/110度CSデジタルハイビジョンチューナー搭載HDD&DVDレコーダー250GB RDZ-D700 ソニー

デジタル放送チューナータイプにはB-CASがついている

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