科学大好き!アイラブサイエンス!このブログでは、最新科学の?をなるべくわかりやすくコメントします。
先日「Felica」「ETC」「B-CAS」などICチップ(集積回路)を組み込んだカードについて調べた。これらはICカードという。

ICカードは中に半導体メモリを組み込む事により、従来の磁気ストライプカードと比べ数十倍から数千倍の情報量を組み込むことができた。またICカードには接触型と非接触型があった。

最近、買い物に行くと目にするカードがある。「nanaco」「Edy」「Waon」などのカードである。プリペイドカードなのはわかるが、どんなしくみになっているのだろうか?

実はこれらのカードもICチップが入っているのでICカードのなかまに入る。

夏休みにセブンイレブンで「nanaco」をつくって、使ってみた。まずつくるときにクレジットカードのようにお金を自由に出し入れできるのではないかと心配した家族は反対した。 

しかし、クレジット機能はないので自由にお金を出し入れすることはできない。

使ってみて感じたことをまとめると、まずは小銭がいらないので便利である。100円の買い物で1円分のポイントが返ってくる。また特定の商品を買うと10〜50ポイント程度のボーナスポイントがついているのはよい。

不便なところはチャージしていないと買い物ができないこと、カードをつくるのに300円かかる。手続きに申込用紙に名前と電話番号を記入することぐらいである。

実にさまざまなカードがあるので混乱している人も多いと思う。仕組みでいうとICを使ったものが主流になっている。機能で考えると「nanaco」「Edy」「Waon」などは、始めにチャージが必要な「プリペイドカード」である。

機能で考えると後から支払う「ポストペイカード」、支払いと引き落としが同時の「デビットカード」がある。

今日は「nanaco」「Edy」「Waon」などのカードについて調べる。(参考HP Wikipedia・nanaco・Edy・Waon)

nanacoとは?


nanacoは、セブン&アイHLDGS.の孫会社にあたる株式会社アイワイ・カード・サービス(イトーヨーカ堂の子会社)が発行し、セブン-イレブンで利用できる非接触型決済方式の電子マネーである。

ハードウェアには、日本国内で主流となっているソニー株式会社のFeliCaを採用している。カード型と、FeliCaを搭載した携帯電話(おサイフケータイ)に対応した「nanaco モバイル」があるが、いずれもサービス開始当初のチャージ方式はセブン-イレブン店頭レジでの現金チャージのみとなる(nanacoモバイルは、携帯電話に搭載というメリットを生かすことなくオンラインチャージは不可となっている)。

事前に入金しておいた金額まで、現金がなくても買い物ができる。使い方は簡単です。nanacoカードをレジのリーダーにかざすだけで、スピーディーに支払える。財布の小銭が増えることなく便利である。(クレジットカードではない、入会審査もなく、誰でも利用できる。)

カードを作るのに300円かかる。
100円の買い物で1ポイント(1円)還元。使える場所セブンイレブンのみ。

ホームページ → http://www.sej.co.jp/nanaco/index.html

Edyとは?


Edy(エディ)とは、ビットワレット株式会社が提供する電子マネーである。ソニーの非接触IC技術「フェリカ」を活用している。

自分のサイフにお金をいれるようにチャージ(入金)して、タッチして支払う。プリペイド型なので、面倒な申し込みもなく誰でも利用できる。現在の累計発行枚数は、約3,190万枚(2007年8月現在)で、カード型だけではなく、NTTドコモ、au、ソフトバンク各社のおサイフケータイでも利用できる。

カードを作るのに650円かかる。ampmでは買い物100円で1ポイント(1円)還元であるが、ANAでは200円で1マイル(1円)と対象店によって異なる。使える場所はampm、サークルK、サンクス、Familymart、GEO、ANA、マツモトキヨシなど多数。

ホームページ → http://www.edy.jp/index.html

Waonとは?


あらかじめチャージ(入金)しておけば、ワンタッチで買い物ができる電子マネー。

同時期にサービスを開始した、セブン&アイ・ホールディングスのnanacoに対抗する。nanacoは15歳以下の場合は入会時に親権者の同意が必要だが、こちらは現金チャージのみ対応のWAONカードに限り、個人情報の入力が不要なため、15才以下の人でも単独で入会をすることができる。

まずは関東地方及び新潟県のジャスコ、マックスバリュ、イオンスーパーセンターなど96店舗で利用を開始し、2008年度中にイオングループのショッピングセンター内の専門店ほか約23,000店舗に拡大予定で、Suica・iDとの共同端末を利用する。

カードを作るのに300円かかる。200円の買い物で1ポイント(1円)還元。使える場所ジャスコ、SATY、VIVREなど。

ホームページ → http://www.waon.com/
 

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