科学大好き!アイラブサイエンス!このブログでは、最新科学の?をなるべくわかりやすくコメントします。
ヨーロッパには「フレンチ・パラドックス」という言葉があります。フランス人はヨーロッパでもっとも動物性脂肪を食べるのに動脈硬化などの症状が少なく、昔から謎とされてきました。

近年の研究で、これは彼らが赤ワインをたくさん飲むからであるという説が提唱され、注目を集めました。赤ワインの中にはポリフェノールが含まれていて、ポリフェノールの抗酸化物質が動脈硬化を防ぐと考えられています。

こうした抗酸化作用が強いのはブドウの皮に含まれるアントシアニン類で、しかもそれが数分子つながった「オリゴマー」がさらに強い作用を示すことがわかりました。この重合反応は、ワインが樽の中で熟成される過程で進むことがわかっています。

こうしたポリフェノール類の中でも注目されているのが、トップに掲げた化合物「レスベラトロール」です。「がん抑制」「アンチエイジング」「脂質代謝」「抗メタボリックシンドローム」「抗肥満」作用まどさまざまな健康効果が知られていました。

今回「レスベラトロール」に、目の血管を拡張させる機能があることを、旭川医大などの研究チームが突き止めました。成人の失明原因でトップを占める糖尿病網膜症をはじめ、血流障害による病気の予防効果が期待されています。

今回は万病に効く?「レスベラトロール」と「ブドウの健康成分」について調べます。
(参考HP Wikipedia)
 
関連するニュース
赤ワインで眼病予防期待、ポリフェノールが目の血管拡張


赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールに、目の血管を拡張させる機能があることを、旭川医大などの研究チームが突き止め、大阪市で開催中の日本眼科学会で20日発表した。

成人の失明原因でトップを占める糖尿病網膜症をはじめ、血流障害による病気の予防効果が期待される。

研究チームは、がんの抑制効果が報告されているレスベラトロールに着目。人が赤ワイン3〜4杯を飲んだ場合の血中濃度に相当するレスベラトロール溶液を作り、ブタの網膜血管を5分間浸して血管の直径を測定したところ、通常の状態から約1・6倍にまで拡張した。

同様の効果は、血中のコレステロールを低下させる「スタチン」にもあるが、スタチンが血管内皮に作用するのに対し、レスベラトロールは、血管内皮とその外側にある平滑筋(へいかつきん)の両方に作用し血管を広げていた。

研究チームの長岡泰司・同大講師(眼生理学)は「人間で同様の効果が得られるかどうか確かめ、目の病気を予防する薬の開発につなげたい」と話している。
(2007年4月21日  読売新聞)

レスベラトロールとは?


レスベラトロールは,ブドウの皮や赤ワインに含まれる成分です。ポリフェノールの一種で,天然の抗酸化物質です。

ブドウの葉、果皮、種子に存在する成分ですが、もともとはブドウの葉が病原菌の感染や紫外線、外傷などのストレスを受けたときに作られる、ファイトアレキシンという植物性抗菌性物質から発見されました。

果肉にはほとんど含まれず、水にも溶けにくいので、果汁だけで作られる白ワインよりも、果皮や種子も一緒に醸造する赤ワインの方に多く含まれています。また、ピーナツや大豆にも含まれています。

近年ではSCIENCE、NATURE、CELLといった学術誌でも盛んに取り上げられており、レスベラトロールの持つアンチエイジング作用・脂質代謝作用・抗メタボリックシンドローム作用・抗肥満作用などさまざまな方面への利用が進められています。

なぜレスベラトロールが注目されているか?


「レスベラトロール」が最初に注目されたのは、1997年にがんとのかかわりが発表されたからです。イリノイ大学のグループがレスベラトロールの動物実験で、がんの抑制作用を発見しました。また、がんのように細胞に異常が発生した場合、細胞には自らを死に至らしめるアポトーシスという作用が備わっています。その作用に関する遺伝子の活性をレスベラトロールが高めることもわかりました。

その後、1999年(Huangetal.,1999)や2003年(Miuraetal.,2003)の報告により、「レスベラトロール」の発がん抑制効果が裏付けられました。そればかりかアンチエイジング作用・脂質代謝作用・抗メタボリックシンドローム作用・抗肥満作用などさまざまな方面への利用が進められています。

「レスベラトロール」が脚光を浴びたのは,2006年11月初旬,米国ハーバード大学と米国立老化研究所(NIA)の研究者から画期的な研究結果が報告されたからです。ニューヨーク・タイムズ紙やAP通信も大々的に伝えました。米国ハーバード大学のD・シンクレア博士たちは,レスベラトロールを肥満のマウスに大量に投与しました。その結果,肥満による悪影響が減少し,寿命が延びることが認められたのです。

研究者たちは,マウスに高脂肪,高カロリーの食事を与えました。当然,マウスは肥満になりました。糖尿病の兆しが見られ,肝臓はひどく肥大化し,やがて,標準的な食事を与えられたマウスよりもずっと早く死ぬようになりました。

さて,別のグループのマウスにも高脂肪・高カロリーの食事を与えました。しかし,こちらのマウスには,レスベラトロールを大量に投与しました。結果,どうなったでしょうか? 確かに,体重は増えつづけ,レスベラトロールを投与されなかったマウスと同じくらい肥満になりました。

しかし,注目すべきなのは,レスベラトロールの投与により,グルコースとインスリンの血中濃度が低下したこと,また,肝臓の大きさが正常に保たれたことです。

それだけでなく,レスベラトロールによって,マウスの平均寿命が大きく延びました。レスベラトロールを投与されたマウスは,投与されなかったマウスよりも,何ヶ月も長生きでした。さらに,標準的で健康的な食事を与えられたマウスと比べても,同じほど長生きしたのです。美味しいものをたくさん食べて楽しんだのに,代償はほとんどなかった,という訳です。

もちろん,寿命が延びても,肥満のせいで,体が思うように動かないのは問題です。シンクレア博士たちは,レスベラトロールを投与された肥満のマウスにどれほど運動能力があるかを調べました。すると,レスベラトロールを投与されたマウスは成長するにつれ運動力が良くなることが観察されました。最終的には,健康的な食事を与えられたマウスと同じほど活発に運動していたのです。

ブドウの健康成分


ブドウは世界で最も生産量の多い果物です。その生産量の半分以上はワイン用ですが、わが国では生食用がほとんどです。ぶどうは、軸が緑色で太く、果皮に白い粉がふいているものが良品です。

この白い粉は果粉(ブルーム)といって、果皮のクチクラに含まれる成分で、植物自体が作り出し、細菌から身を守ったり、鮮度を保つ働きがあります。これは農薬ではないので、安心して食べられます。ブドウの房は、肩の部分が一番甘く、房の先端ほど酸味が強くなります。

ブドウには健康機能性成分として注目されているレスベラトロールが含まれています。レスベラトロールはポリフェノールの1つですが、カテキンやフラボノイドなどと少し構造が異なっているポリフェノールでスチルベン骨格からできています。レスベラトロールは、ブドウの果皮に含まれています。そのため、ブドウから作られる赤ワイン、白ワインにも含まれています。

ブドウにはポリフェノールとしてアントシアニン、カテキン、ジヒドロフラボノール、フラボノール、プロアントシアニンが含まれています。このうち、果皮にはアントシアニンが多く含まれています。

ポリフェノールは、抗酸化作用があるため、動脈硬化の原因となる活性酸素を除去する作用があります。

ブドウでは、試験管レベルの研究だけでなく、ヒトレベルでもLDL-コレステロールの酸化抑制効果が報告されています。冠動脈疾患(心臓病)の患者に2週間ブドウジュースを飲用してもらったところ、飲用前より血液中のLDL-コレステロールの酸化が遅延されることが明らかとなりました。

また、血小板が凝集し血栓ができると血流が妨げられますが、ブドウジュースの飲用で血液中の血小板凝集活性が低下したと報告されました。さらに、血管拡張率が改善されたとする報告もあります。これらの報告は、ブドウの摂取は、動脈硬化の予防を通して心臓病や脳卒中などの循環器系疾患の予防に効果的であることを示しています。(記事引用:くだもの・科学・健康ジャーナル)
 

GAIA グレープシード(Grape seed)

GAIA(ガイア)

このアイテムの詳細を見る
Oisix カツオじいちゃんの葡萄ジュース 180ml

小野洋らん果樹園

このアイテムの詳細を見る

ランキング ブログ検索 ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ ←One Click please