科学大好き!アイラブサイエンス!このブログでは、最新科学の?をなるべくわかりやすくコメントします。
日本で一番大きい火山はもちろん富士山(3776m)ですが、世界で一番大きい火山はどこの火山でしょう? 

スケールの大きさからいうとマウナロア火山があります。ハワイ島はいくつかの火山からできていますが、一番高いのがマウナロア火山で(4169m)その他にマウナケア火山、キラウェア火山、コハラ火山、フアラライ火山の5つの火山でできています。

このうちのマウナロア火山は、海の底からの高さは9000m以上にもなります。体積も1万立方キロメー トルを越え、富士山の30倍以上にもなります。

現在、キラウエア火山は、ハワイ諸島を作り出してきた火山の中で現在最も活動的なものです。キラウエア火山は、20世紀中に、45回の噴火が記録されており、 1983年1月から始まった噴火は、幾度かの活動の不活発化はあるものの、2007年10月現在も続いています。

しかし、陸上の火山で大きい火山というと、ほとんどは高くはありません。たくさんのマグマを一気に噴出して、大きな穴「カルデラ」をつくります。日本では九州の阿蘇カルデラや姶良カルデラ(鹿児島湾の奥)、 北海道の支笏カルデラなどがあります。これらのカルデラは,そういった大噴火で 直径20kmほどの大きなカルデラをつくった火山です。

世界にはもっと大きなカルデラが あって、アメリカのイエローストーン・カルデラは、カルデラの長径70km短径45km、噴火でできた火山灰・火砕流などの量は数千立方キロメートルにもなります。

ただ高いところにある火山というだけならば、最も高いものは中部アンデスのルライラ コ(Llullaillaco)火山です。この火山はチリとアルゼンチンの国境にそびえており 標高が6739mです。また、噴火記録はないものの最も高い火山とされるのは、同じく 中部アンデスで、ルライラコの南にあるネバド・オホス・デル・サラド(Nevado Ojos del Salado)火山で標高が6887mです。

中部アンデスでは火山が乗っかっている 地盤の標高が4000mもありますから、これらの火山が日本の火山に比べて飛び抜けて 大きいわけではありません。 

様々な姿をしている火山ですが、今日は火山の形態について調べます。(参考HP Wikipedia)
 
どんな形の火山があるか?


楯状火山
流動性の高い玄武岩質の溶岩が積み重なった、傾斜のゆるい火山体。そのため通常は面積が広い。日本でこれまで「アスピーテ」とされてきた火山は成層火山が侵食によって平坦になったり、もともと平坦であった場所に小規模な溶岩流が重なったりしたものであり、楯状火山ではない。
例 - マウナ・ロア山(ハワイ島)、キラウエア火山(ハワイ島)、スキャルドブレイダー山(アイスランド)
成層火山
主に1ヶ所の火口から噴火を繰り返して、その周囲に溶岩と火山砕屑岩が積み重なった、円錐形に近い形の火山体
例 - 富士山、岩手山、開聞岳
溶岩ドーム(溶岩円頂丘)
マグマの粘性が高く(流動性が小さく)かつガスが少ないために爆発的な噴火を起こさず、火口から塊となって押し出されたもの。形は多様であるが高さには限界があり、おわんを伏せたような形になる。例 - 昭和新山、雲仙平成新山、アトサヌプリ
カルデラ
火山活動によって形成された大規模な凹地
例 - 阿蘇山、十和田湖、屈斜路湖、摩周湖、洞爺湖 

溶岩台地
大規模な溶岩流が多数積み重なって広大な台地となっているもの。通常は玄武岩質の溶岩からなる。
例 - デカン高原、コロンビア台地
火砕流台地
大規模な火砕流によって運ばれた大量の火山灰・軽石・礫などが厚く堆積して、上面が平坦な台地となったもの。
例 - シラス台地
複成火山
同一箇所で繰り返し噴火が起こって形成されたもの。
単成火山
1回だけの噴火で形成されたもの。複成火山の一部である場合も多い。また単成火山が多数集まっていて全体が一連のマグマ活動と考えられる場合、単成火山群として複成火山扱いとすることがある。
 例 - 伊豆東部火山群(旧称:東伊豆単成火山群)、阿武火山群(山口県)
爆裂火口
爆発的な噴火によって火口(穴)だけができ、噴出物はほとんど積もっていないもの。
マール
水が大量にある場所でマグマ水蒸気爆発が起こり、円形の火口となったもので、水が溜まっていることが多い。噴出物は火口の周囲にわずかに積もっている程度で、主にベースサージ堆積物である。
例 - 目潟(秋田県男鹿半島)、波浮港(伊豆大島)、米丸
火山砕屑丘(火砕丘)
火口の周囲に火山砕屑物が積もって、円錐形に近い形の小さい山(丘)になったもの。主な構成物質によってさらに細分し、火山灰丘・軽石丘・スコリア丘という。
例 - 大室山(静岡県伊東市)、米塚(阿蘇カルデラ)、ダイヤモンドヘッド(オアフ島)

どんな噴火のしかたがあるか?


流動性が高く揮発物成分(ガス)が少ない場合:ハワイ火山の噴火のように静かに溶岩流が流れつづける。
流動性が高く揮発物成分(ガス)が多い場合:1986年の三原山(伊豆大島)噴火の初期のように、溶岩がカーテンのように高く幅広く噴出する。
流動性が低く揮発物成分(ガス)が少ない場合:昭和新山の噴火のように、大きな爆発や溶岩流出は無く溶岩円頂丘が形成される。
流動性が低く揮発物成分(ガス)が多い場合:浅間山や桜島のような爆発的な噴火になる。

活動度による分類
かつては活火山、休火山、死火山に分類されてきたが、実状に合わないとして段階的に見直しがされ、現在では「活火山」と「それ以外の火山」に分けられている。活動度による分類に関する詳細は活火山を参照のこと。 

 
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