科学大好き!アイラブサイエンス!このブログでは、最新科学の?をなるべくわかりやすくコメントします。
職場の薬品棚には、古くていつからあるのかわからない薬品がたくさん置いてある。名前も聞いたことのないものもある。何かの実験に使ったのだろう。しかし最近は使われていないようだ。

今日は水色の瓶に古いラベルで「デキストリン」と書いてあるものを発見した。これについて調べる。

調べてみると「デキストリン」とは「可溶性デンプン」のことらしい。

通常デンプンはα-グルコースが数十個重合してできている。デンプンはその構造によってアミロースとアミロペクチンに分けられる。アミロースは直鎖状の分子で、水に溶ける。アミロペクチンは枝分かれの多い分子で、水に不溶である。ふつうのデンプンでは,アミロースが20〜25%含まれて,他はアミロペクチンである。


一方デンプンは分解すると、デンプン→デキストリン→マルトース→グルコースの順で分解されていく。デキストリンはデンプンが少し分解したもので水に可溶性のものである。私たちが「可溶性デンプン」とよんでいるものに近い。

「デキストリン」はデンプンをより小さく分断されているが、アミロペクチンも少し残っているようで、ヨウ素液を添加すると青紫色にはならず、茶紫色という感じだった。食物繊維として健康食品にも利用されている。(参考HP Wikipedia)

デキストリンとは?


デキストリン (dextrin) は、数個のα-グルコースがグリコシド結合によって重合した物質の総称で、かつては糊精(こせい)とも呼ばれた。食物繊維の一種であり、デンプンの加水分解により得られる。多糖に分類され、デンプンとマルトースの中間にあたる。

デキストリンはジャガイモのデンプン質を加工してつくられた食物繊維で水溶性である。食べ物の水分を取り込んで「ゲル化」するという特性がある。

性質は構造中に多数のヒドロキシル基を持つため水溶性である。ただし、分子量の増加とともに水への溶解性は低下していく(難溶性デキストリン)。また、生体内では、アミラーゼによってマルトースに分解され、最終的にグルコースとなる。

粉状化粧品の固形化や、エキスの顆粒化、粘度の調整、皮膚への吸着剤として用いられている。人体に悪影響を与えず、さらに便秘解消やダイエットの効果もあるとされ、健康食品にも利用されている。

デンプンとは?


デンプン(澱粉、Starch)とは、分子式(C6H10O5)n の炭水化物(多糖類)で、多数のα-グルコース分子がグリコシド結合によって重合した天然高分子である。構成単位であるグルコースとは異なる性質を示す。種子や球根などに多く含まれている。

デンプンはその構造によってアミロースとアミロペクチンに分けられる。アミロースは直鎖状の分子で、分子量が比較的小さい。アミロペクチンは枝分かれの多い分子で、分子量が比較的大きい。アミロースとアミロペクチンの性質は異なるが、デンプンの中には両者が共存している。

デンプンの直鎖部分は、グルコースがα1-4結合で連なったもので、分岐は直鎖の途中からグルコースのα1-6結合による。アミロースはほとんど分岐を持たないが、アミロペクチンは、平均でグルコース残基約25個に1個の割合でα1-6結合による分枝構造をもつ(直鎖部分の長さは18〜24残基、分岐間は5〜8残基の間隔がある)。

なお、動物における貯蔵多糖として知られるグリコーゲンはアミロペクチンよりもはるかに分岐が多く、3残基に一回の分岐(直鎖部分の長さは12〜18残基、分岐の先がさらに分岐し、網目構造をとる)となり、アミロースやアミロペクチンとは区別される。トウモロコシの種子などでもこのグリコーゲンの顆粒が存在する。

ヨウ素反応


デンプン水溶液にヨウ素溶液(ヨウ化カリウム溶液)を加えると、デンプン分子のラセン構造の長さによって青色〜赤色を呈する鋭敏な化学反応。この反応は、ラセン構造の内部にヨウ素分子が入り込むことに由来し、鋭敏な反応である。水溶液を加熱するとラセン構造からヨウ素分子が外れるため、呈色は消える。

ヨウ素反応は一般にα-グルコースの鎖の枝分かれが少ないと青く、鎖が長ければ長いほど色が濃くなって行く。また枝分かれが多く、側鎖が増えると赤くなる。

デンプン(青紫色) アミロース(濃青色) アミロペクチン(赤紫色) グリコーゲン(褐色〜赤色)  デキストリン(茶紫色) マルトース・ブドウ糖(無色) 

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