あけましておめでとうございます!科学大好き!アイラブサイエンス!このブログでは、今年も最新科学の?に挑戦し続け、わかりやすい情報提供に努めます。
天気予報を当てるのは難しい。気象庁の3ヶ月予報では、「1月の天気は、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。」「2月の天気は、平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。気温は平年並または高い確率ともに40%です。降水量は平年並または多い確率ともに40%です。」「3月の天気は、数日の周期で変わるでしょう。」と予報している。

1ヶ月予報でも「晴れる確率の高い日が多く、天気は平年に比べ晴れの日が多いでしょう。」科学技術が進んだ現代でも、だいたいの予想しかできない(1/3現在)。しかし、近い将来、大雪や台風の発生数に関する予想もできるようになるかもしれない。

 

天気の予測には日本のまわりの大気の様子を調べるだけでは足りない。地球の裏側で起きるエルニーニョ・ラニーニャ現象などが、日本の天気にも関係していることがわかってきた。それ以外にも日本の天気を決める要素が世界中にたくさんあることがわかってきた。

赤道付近に見られるマッデン・ジュリアン現象もその一つ。特に赤道付近では太陽からの熱エネルギーの量が、地球上で一番大きいはずだから、そこで起きる現象は、日本だけでなく世界の各地に影響を与えることが予測されている。

今回海洋研究開発機構の三浦裕亮研究員と、東京大学佐藤正樹准教授らは共同で、全世界気象予報コンピューター「地球シミュレータ」を使って、熱帯における顕著な雲活動である「マッデン・ジュリアン振動(MJO)」の再現に成功した。

マッデンジュリアン振動の動きは台風の発生数や豪雪の発生に影響することが知られており、将来の 正確な天気予報に役立つ。

今日は地球シミュレーターで再現された、マッデンジュリアン振動についての話題である。(参考HP JAMSTEC・東京大学) 

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赤道の雲移動を再現、台風・豪雪予報に朗報


日本列島を襲う台風の発生数や豪雪の発生に影響する赤道近くでの雲の移動現象を、コンピューター上で再現することに、海洋研究開発機構と東京大の研究チームが成功した。

予測が難しい、1週間以上先の天気の予報精度向上に役立つ成果だという。

この現象は「マッデン・ジュリアン振動」と呼ばれ、東西数千キロにもわたる積乱雲の集合体がインド洋の赤道周辺で生まれ、ニュージーランド北方まで東進する。

この積乱雲の集合体がインドネシア付近で停滞すると、日本列島に大陸から寒気が流れ込み、2005年末ごろの豪雪のような気象状況を作り出すほか、積乱雲の集合体が通り過ぎた後には台風が発生しやすくなることが知られている。

研究チームは、従来よりも雲の動きを正確に表せる精密な気象予測の計算手法を開発。この計算手法を使って06年12月下旬〜07年1月上旬に観測された、同現象の再現を試みた。

その結果、インドネシア上空にある積乱雲の束を、コンピューター上で再現できたほか、1か月間かけてインド洋から太平洋に積乱雲が移っていった様子も観測通りに表せた。

同機構の三浦裕亮(ひろあき)研究員は「今回開発した計算手法を使って、赤道近くで台風が発生する仕組みを詳しく解き明かしたい」としている。
(2007年12月27日11時53分  読売新聞)

マッデン・ジュリアン振動(MJO)とは?


マッデン・ジュリアン振動は、熱帯域での(周期40〜50日の)気圧振動として発見され名付けられていますが、その実態は高度15kmに及ぶ発達した積乱雲群が東西スケール数千キロの大規模な集合体となり、平均約5m/s の速度でインド洋上から太平洋上へとゆっくり移動する現象です。

組織化した雲群は局地的に強い降水を伴い、熱帯における豪雨災害の原因となります。また、雲の集合体は赤道をまたぐ大規模な低気圧となっていますが、それと共に赤道沿いに吹く強い西風など独特の大気循環を伴い、熱帯低気圧の発生やモンスーンの活動、エルニーニョ現象など、世界の気象・気候にも多大な影響を及ぼすことが明らかになってきました。

このようなことから、熱帯域のみならず世界的な週間予報から季節予報の精度向上のため、マッデン・ジュリアン振動の適切な予測が期待されています。しかし、従来の大気モデル(大気海洋結合モデルを含む)ではマッデン・ジュリアン振動を十分に再現することができませんでした。

地球環境フロンティア研究センターでは、地球シミュレータを使って大気モデルの飛躍的進歩をもたらすべく大気循環と雲の生成・消滅の関係を直接計算できる超高解像度の全球大気モデルを開発して来ました。

今回、この超高解像度の全球大気モデルを用いて、平成18年12月にインド洋上で発生し、平成19年1月にかけて太平洋上へ移動した、マッデン・ジュリアン振動に伴う大規模雲活動の再現実験を行い成功しました。(出典:JAMSTEC・東京大学)
 

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