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NASAの探査機「メッセンジャー」が水星に近づき4回目のスイングバイを行った。水星に200kmも近づいたのは初めてのことである。メッセンジャーはあと2回のスイングバイを行い2011年3月18日水星の周回軌道に入る予定である。

メッセンジャー (MESSENGER) は、アメリカ航空宇宙局 (NASA) のディスカバリー計画の一環として行われている水星探査機の名前である。2004年8月3日ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。

メッセンジャー以前に水星に接近した惑星探査機には1974年から1975年のマリナー10号があるが、表面の僅か45%しか撮影されておらず、水星は太陽系で最も探査が遅れている惑星の一つである。

水星の探査が困難な理由に、太陽から受ける膨大な熱、重力、電磁波による通信障害、水星の公転速度が速いことなどがあげられる。

特に太陽の重力の影響は大きく、直線距離では水星まで約1億kmであるが、直線的にむかうと、水星を一瞬観測するだけで太陽に落下することになる。

このため、まるで惑星のように太陽のまわりを遠心力を利用しながら、ゆっくり回り、地球・金星・水星の近くを通るとき「スイングバイ」という方法で、スピードと方向を調整しつつ、徐々に水星に近づき、周回軌道に入ることになっている。そのため総飛行距離は、約79億km、打ち上げから観測終了までの総飛行時間は7年7ヶ月を予定している。

メッセンジャーの軌道は、ちょうど高い山から車で下りるときに、まっすぐ麓にはおりない。曲がりくねった道をぐるぐる回りながら、スピードをエンジンブレーキを使って調節しながら、徐々に下りて行くことに似ている。

マリナー10号の調査では、水星の物理的な性質以外ほとんど分からなかったので、メッセンジャーでは水星を構成する物質、磁場、地形、大気の成分、など地理的なことが調査される。

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米探査機33年ぶりに水星最接近


米水星探査機「メッセンジャー」が、米時間14日に水星に最接近、米航空宇宙局(NASA)は「メッセンジャー」が撮った水星表面の鮮明な写真を公表した。

探査機が水星に近づいたのは、74年と75年にかけて3度水星に最接近した米探査機マリナー10号以来、33年ぶりとなる。

メッセンジャーから送られてきた写真には、火山と見られる大きなクレーターが写っているほか、この大きなクレーターの縁から延びるがけの地形が見られる。このがけは小さなクレーターを横切っており、これら大小のクレーターができた後にできた断層が地下に存在していることを示唆している。

メッセンジャーは、2004年に打ち上げて以来、06年と07年の2度にわたり金星に接近した水星に近づいた。来年、再度の最接近を経た後、2011年3月に水星の周回軌道に入り1年かけて水星の観測を実施する。( 2008年1月18日サイエンスポータル )

メッセンジャーが調査する水星の謎


なぜ水星は密度が高いか?水星は太陽系の他のどの天体よりも鉄の存在比が大きい。この高い金属存在量の理由がわかっていない。

水星の地形はどうなっているか?1974年〜1975年に、マリナー10号は水星近傍を通過した。1975年3月16日には327 kmまで接近した。その際に、水星の写真撮影を行ったが、地表の45%しか撮影できなかった。

水星の磁気の仕組みはどうなっているか?水星は自転速度が遅いにも関わらず、比較的強い磁気圏を持つ。水星の磁場の強さは地球の磁気圏の約1 %である。どのように磁気が発生しているかまだ分かっていない。

水星の核はどうなっているか?
水星には地球と同程度に大きな鉄のコアが存在する。水星全体では約 70 % が金属、30 % が二酸化ケイ素で出来ている。コアの大きさの割に密度がそれほど高くないのは、地球は自重によって惑星の体積が圧縮されており、密度が高くなっているためである。

水星の極にはどんな物質があるのか?
水星は太陽に近いにもかかわらず、極付近に氷がある可能性が指摘されている。

水星の薄い大気の構成はどうなっているのだろうか?
水星には大気はほとんど存在せず、非常に薄いガスの層があるだけである。圧力は10-10 Pa(10-15 気圧)で、成分はカリウム、ナトリウム、酸素などとされる。

水星の大気は惑星形成の初期には他の惑星と同様に存在したと考えられるが、重力が小さいためにその大半は既に宇宙へ飛散したと考えられている。実際はどうなのだろうか?(参考HP Wikipedia・NASA)
 

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