あけましておめでとうございます!科学大好き!アイラブサイエンス!このブログでは、今年も最新科学の?に挑戦し続け、わかりやすい情報提供に努めます。
ガソリンの値段が高くなっているが、ここ5週間は少しずつ値下がりしているという。全国の平均価格がまだ、1リットル当たり153.3円ではとてもそんな実感はない。灯油も高く、18リットルあたり1748円である。(1月23日現在)

ところで、ガソリンはどうやってできるのだろうか?

ガソリンはもちろん、原油からつくる。原油を構成する化学物質は水素と炭素だけからなる脂式炭化水素である。原油を段階的に蒸留すること(分留)によってガソリンは得られる。原油は蒸留塔という装置で蒸留されて、灯油、ベンゼン、ガソリン、パラフィンワックス、アスファルトなどに分けられ、製品化される。

それにしても、ガソリンや原油も、値段がこんなに上がり続けているのは、どういうわけだろうか?

「原油」の値段がどれくらい上がったかというと、2003年3月のイラク戦争が始まったころと比べると、およそ3倍近く値上がりしている。

石油は、自動車だけでなく、いろんな乗り物の燃料になる。特にたくさんの燃料を使うのは飛行機。航空会社では、国際線の料金を値上げする会社も出ている。さらにアメリカでは、大手の航空会社が燃料の値上がりに耐え切れず、経営がやっていけなくなったりもしている。

影響は乗り物だけではない。私たちの身のまわりにある品々すべてが、石油となんらかの関係があると言っても言い過ぎではない。例えばスーパーマーケットで売っている魚は、漁師さんが船に乗ってとりに行く。漁船には燃料がいる。特に遠くまでとりに行く場合、燃料もたくさん必要だ。その燃料は、もちろん石油。

今後、石油の値段がもっと上がるようなことがあれば、石油を使っている人はみんな困る。漁師さんは、魚の値段を上げなければ船が出せなくなってしまうかもしれない。このように、ものの値段が上がっていくことになってしまう。 

さて、石油の値段は、どうしてこんなに値上がりしてしまったんだろう?

石油がとれる場所「油田」は、世界の限られた場所にしかない。しかも石油の量には限りがあって、いつかはとれなくなってしまう。貴重なエネルギーだ。

石油の値段がどのように決まるんだろう。たとえば、石油を欲しがる人が多ければ、少しくらい値段が高くても買おうという人が増えれば石油の値段は上がる。

いま石油を欲しがっている人が多いのは、中国。中国は今、国の経済がどんどん成長し、たくさんの工場ができたりしている。

石油を欲しがる人が増える一方で、石油そのものの量は増えない。特に石油がたくさん取れる中東では、戦争やテロが起きていて、石油の生産を増やすことができない。
 
このままでは石油が足りなくなるかもしれない、と考える人が出てきた。その人たちが今のうちに買っておこうと、たくさんの石油を買ったので、値段が上がった。
中には、「もっと値段が上がりそうだから、今、石油を買い占めて、後で売ったらもうかる」と考える人も出てきた。こうして、値段がどんどん上がってしまったのだ。

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ガソリン販売価格、5週連続値下がり


石油情報センターによりますと、レギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均販売価格は、今月21日の時点で、前の週より0.4円安い153.3円でした。調査を行っていない年末年始の週を除き、5週連続の値下がりです

これまでの価格の高騰で消費者の間に買い控えが広がったことから、ガソリンの需要は減少傾向となっていて、小売業者の間で価格競争が激しくなったものとみられています。

また、灯油も18リットルあたり1748円と、3円安くなっています。(2008年1月23日 TBSニュース)

 

知られていない! 原油価格高騰の謎
芥田 知至
技術評論社

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