あけましておめでとうございます!科学大好き!アイラブサイエンス!このブログでは、今年も最新科学の?に挑戦し続け、わかりやすい情報提供に努めます。
ダボス会議とは、世界経済フォーラム (World Economic Forum 略称WEF)のことで、ジュネーヴに本部を置く独立の非営利財団である。

毎年、世界中の大企業約1000社の指導者、政治指導者(大統領、首相など)、選出された知識人、ジャーナリストが参加する会議を主催する。通常は、スイスのダボスで開催されるため、会議を指してダボス会議と呼ばれる。

ダボス会議は、ただのビジネスフォーラムで、世界最高レベルの金持ち企業同士で容易に交渉でき、世界最強の政治家たちに容易にロビー活動を行うことが出来る場で、貧困問題のような社会問題の解決ではなく、むしろ金銭利益を作り出すことを目指している。また、民主政治を通さずに、秘密主義的な意思決定を行っていると批判されている。

こうした会議であることを意識してか、福田首相がダボス会議で提案する内容は企業や各国政府に対して2020年までに世界全体でエネルギー効率を30%改善することを新たに提案する。また「100億ドル(約1兆1000億円)規模の新たな資金メカニズムを構築する」方法を提案、省エネ・ガス削減への支援を打ち出す。

国や企業どうしの排出権取引や資金メカニズムというのは、いい考えのようでもマネーゲームの延長といった感じがする。しかし、国が資金に余力のある、企業や団体に省エネ・ガス削減義務を負わせ、温暖化問題を考えさせるためには有効である。

それにしても、高騰の続く石油に替わる新エネルギーの開発が叫ばれているが、風力発電や太陽光発電など、国をあげて進めている、ドイツやEU諸国に比べ、後れをとっている日本に、本気で新エネルギーを開発する気はあるのかどうか疑問だ。

この国に向いている新エネルギーや再生可能エネルギーはあるのだろうか?(参考HP Wikipedia) 

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首相、省エネ30%改善提案ヘ…ダボス会議


福田首相がスイス・ダボスでの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で行う特別講演の全文が24日、明らかになった。

地球温暖化問題では、2020年までに世界全体でエネルギー効率を30%改善することを新たに提案する。温室効果ガスの削減では、中期的な国別の削減目標の設定を求め、各国が産業別・分野別に量を積み上げて目標を定める「ボトムアップ」方式を唱える。

経済面では、米サブプライムローン問題を契機とした世界同時株安を「21世紀型の危機」と位置づけ、各国が必要な対策をとると同時に、協調して対処するよう呼びかける。

環境問題では、日本の基本戦略「美しい星50」で示した、2050年までに世界全体のガス排出量を半減する長期的目標を改めて提起。そのうえで、「ポスト京都議定書」の国際的枠組み作りに向けて「主要経済国とともに、日本は国別総量目標を掲げて取り組む。エネルギー効率などをセクター別に割り出して、削減負担の公平さを確保するよう提案する」と述べる。

さらに、京都議定書では、削減量の基準となる年が欧州連合(EU)に有利な1990年に設定されたことを踏まえ、「公平の見地から基準年なども見直されるべきだ」と指摘する。

「ポスト京都」に途上国も参加できるよう、「100億ドル(約1兆1000億円)規模の新たな資金メカニズムを構築する」とし、省エネ・ガス削減への支援を打ち出す。さらに、「日本の優れた環境関連技術をより多くの国に移転する」とし、こうした努力の結果、「10〜20年間で(排出量をマイナスに転じる)ピークアウトを実現することが可能だ」とする見方を示す。

開発・アフリカ問題として、「7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)で『保健・水・教育』に焦点を当てたい」との意向を示し、「包括的な国際保健協力の推進」「水の有効管理に向けた国際協力」などを提案する。(2008年1月25日 読売新聞)

新エネルギーとは?


新エネルギー(しんえねるぎー)とは、主に先進国で現在エネルギー資源の主力として利用されている石油などの化石燃料や原子力、そしてエネルギーの媒体の電気に対し、新規に発見されたり、技術の進歩により見直されるようになったエネルギー資源やエネルギーの媒体であり、今後の利用が期待されているものの一群に与えられた名前。ほぼ日本だけで用いられる用語(分類)である。

日本では、「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法」および政令に基づいて指定されたもののみを公的には指すが、一般にはより曖昧な定義で利用されている。新エネルギーあるいは代替エネルギーとされるものの多くが、再生可能エネルギー (Renewable energy) と呼ばれるものである。なお、再生可能エネルギーに対し、石油、原子力などの有限のエネルギー資源を枯渇性エネルギーと呼ぶ。

新エネルギーの種類 (*) は、政令で指定されているものを指す。
太陽光エネルギー、太陽光発電 (*)、太陽熱発電、太陽熱温水器(太陽熱利用) (*)、風力 (*)、地熱、マイクロ水力、体温差発電、天然ガスコージェネレーション (*)、
電気・ハイブリッド・天然ガス・メタノール自動車 (*)
海洋エネルギー
海洋温度差発電、潮力、波力
バイオマス
バイオマス燃料製造 (*)、アルコール燃料、メタンガス(下水、生ゴミあるいは家畜の排泄物を原料とするバイオガスなど)、バイオディーゼル(廃食油を含む動植物油を改質したもの)、バイオマス発電 (*)、バイオマス熱利用 (*)
水素燃料
エマルジョン燃料
廃棄物 (*)
廃棄物燃料製造 (*)、廃棄物発電(RDF発電(焼却熱を利用した発電)など) (*)、廃棄物熱利用 (*)
燃料電池 (*)
雪氷熱利用 (*)

DME
メタンハイドレート

再生可能エネルギーとは?


再生可能エネルギー(Renewable Energy)とは、自然界に存在するエネルギー流に由来し、かつ自然界の営みによって利用するのと同等以上の速度で再生されるエネルギー源(またはそこから発生するエネルギーそのもの)を指す(再生されなければ、定義から外れる)。 単にREと略されることもある。資源を枯渇させずに利用可能である。枯渇性燃料が持つ有限性への対策、地球温暖化の緩和策、また新たな利点を有するエネルギー源などとして、有効性と必要性が指摘され、近年利用が活発化している。

再生可能エネルギーの種類 
太陽エネルギー…多くの再生可能エネルギーの源で、半永久的で膨大な資源量がある。
太陽光発電…太陽光を直接、電力に変換する。散乱光も利用できる。ピークロードに向く。
太陽熱利用
太陽熱発電…直射日光を集光して蒸気を発生させ、タービンを回して発電する。蓄熱して連続運転可能。
太陽熱温水器、ソーラーシステム…太陽熱で温水を得る。エネルギー効率が良い。 その他、空調動力などへの利用が可能。
風力、風力発電…風車によって動力を得たり、風力原動機で発電する。風況さえ良ければ利用でき、比較的安価。
地熱…地球そのものが持つ熱を利用する。太陽エネルギーと並ぶ膨大な資源量がある。
地熱発電…地熱を利用して蒸気を発生させ、タービンを回して発電する。安定した出力が得られる。
地中熱…ヒートポンプを利用して、効率よく地下の熱を暖房などに利用する。世界中で利用可能。
水力、水力発電…水の位置エネルギーを利用して水車を回し、動力や電力を得る。
大規模水力(貯水式水力、ダム式水力)…ダムなどに貯水した水を利用する。需要の変化に追従しやすい。
小規模水力(マイクロ水力)…既存の流水を利用する。貯水設備による環境破壊が無い。下水道や用水路など設置可能場所が多い。
バイオマス…動植物に由来する再生可能な燃料を用いる。発電、動力など多岐にわたる利用ができ、汎用性に富む。食料生産とのトレードオフ、動植物の賦存量などが課題
海洋エネルギー
海洋温度差発電…海洋の表層と深海の温度差を利用し、低沸点の冷媒の蒸気を利用して発電する。
潮力…潮汐による海水の移動を利用して水車を回し、発電する。
波力、波力発電…打ち寄せる波による海面の上下動を利用してタービンを回して発電する。
塩分濃度差発電
下記は厳密にはエネルギー源でなく変換手段と言えるが、よく並列して取り扱われる。
水素エネルギー(再生可能エネルギーを用いて水素を製造する場合)
燃料電池(再生可能な燃料を使用する場合)
廃棄物(再生可能な燃料を使用する場合)             (出典:Wikipedia)
 

エネルギーと私たちの社会―デンマークに学ぶ成熟社会
ヨアン・S. ノルゴー,ベンテ・L. クリステンセン,Jorgen Stig Norgard,Bente Lis Christensen,飯田 哲也
新評論

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