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テレビで「ドバイ」の特集をやっていた。アラブ首長国連邦の一つ「ドバイ首長国」の繁栄、発展には驚くべきものがある。かつては地平線しか見えない砂漠の地であったところにこのような大きな街ができようとは誰にも想像できなかった。

石油で蓄えた富を使って、観光と貿易と金融で街を発展させようとしている。そのための海運・航空設備がすごい。目指すは世界の「中継都市」だ。このやりかたでイスラム圏全体に経済発展が行きとどけばよいのだが、ここドバイならではの発展であり、一般イスラム社会とはかけ離れた世界である。

しかし、超高層のホテル群、そして豊かな緑。驚いたことに豊かな水がある。ドバイの近代化は石油が発見された1960年代から始まり、わずかな時間で一大リゾート都市として生まれ変わった。

アルミニウム採掘は、世界的に知られているドバイの産業。この採掘では海水が使われるが、その過程で海水が淡水化する。アルミニウム産業の副産物が、砂漠では貴重品の「水」になるというわけである。もちろんそれで必要量がまかなわれるわけではない。多額のお金をかけて海水がろ過され、水道水となって人々の生活に供給されている。

この土地では日本とは逆に、石油よりも水の値段の方が高く貴重品だ。 

ドバイで蒸留水の値段は「1ガロン(約4リットル)」で、だいたい日本円で230円。「マサフィー」や「アラビアンオアシス」というブランドのミネラルウォーターも売っている。これはアラブ首長国連邦のミネラルウォーター。砂漠の下を通っている水脈があり、複雑な地殻を通る間にミネラル分を豊富に含みさらに飲みやすくなる。ドバイではミネラルウォーターはだいたい「1本500ml」で50円前後。

地球上にはおよそ14億立方キロメートルの水があるといわれる。 でも、そのうちの97.5%は海水。淡水は残りの2.5%でしかない。しかも淡水の大部分は南極や北極などの氷河であり、地下水や河川の水、湖沼の水は地球上の水のわずか0.8%である。そのうちの大部分は地下水として存在し、私たちが利用できる河川や湖沼の水はわずか0.01%にすぎない。

このような状況を見ると、人口増加や地球温暖化にともなう干ばつで、将来世界的な水不足が起こるのは時間の問題である。日本では比較的降水量は多く、水にはめぐまれているが、お隣の中国ではすでに水質汚染による水不足が深刻である。 

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排水処理進まぬ中国農村、昔の日本の低コスト処理導入へ


環境省は、低コストで簡単に設置や維持管理ができる生活排水の処理設備を、中国の農村部に導入する事業に新年度から取り組む。現地の人たちだけで長く活用できる仕組みが実情に合うと判断した。

中国では台所やトイレからの汚水を地面に穴を掘って染みこませたりしている地域が多く、河川や地下水が汚れ、飲料水の質に悪影響が出ているという。

事業は、日中の協力で水質汚濁などに取り組む「水環境パートナーシップ」の一環。くみ取り式トイレに加え、水質浄化の機能がある微生物を含んだ土や砂利に汚水を通したり、そうした微生物が付着した円盤を水槽の中で回転させたりする装置など、仕組みが簡単で、必要な機械もポンプやモーター程度で済む設備を、数か所の地域で導入。4年かけて効果を検証する。

こうした技術はローテクで、下水道や浄化槽が普及した現在の日本ではあまり使われなくなった方法だが「現地の人たちが運営し、他の地域にも広がる方法を目指したい」と環境省水環境課では話している。(2008年2月9日23時36分  読売新聞)
 

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