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23日の土曜日には関東地方に「春一番」が吹いた。昨年より9日遅い。気温も上がりずいぶん暖かく感じた。「春一番」とは何だろう?

「春一番」とは立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強風の事である。主に太平洋側で観測される。春一番が吹いた翌日は西高東低の冬型の気圧配置となり、寒さが戻ることが多い。

はたして24日の日曜日は一転強い北風が吹き、気温が下がった。ここ太平洋側は晴れていたが、京都に行った友人によると、一時吹雪になった。雪の金閣寺を見たそうだ。

日本海側も大荒れだった。ニュースを見ると、家内の実家のある富山県入善町で高波が発生、死者2人、重軽傷者11人を出し、浸水のため50人が避難した。夏に見た日本海は穏やかなイメージであったが、冬になると様子は一変する。

今回の高波の原因は冬型の気圧配置による強い北風と、富山湾特有の急に深くなる海底の地形にあり、「寄り回り波」という。「寄り回り波」は風速20m以上の風が10時間以上吹いた場合、富山湾で起きるといわれている。このような被害は過去にも数回起きているが、正確な予測はできないそうだ。

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富山県沿岸の高波は「寄り回り波」か 不明男性は遺体で発見


富山県沿岸で24日、住民が行方不明となるなどの被害をもたらした高波は、富山湾特有の地形によって発生する「寄り回り波」と呼ばれる現象だった可能性が高いことが25日、富山地方気象台の調査で分かった。一方、高波のため同県入善町で行方不明となっていた男性の遺体が同日発見された。

同気象台によると、寄り回り波は、冬型の気圧配置が強まり、北海道西方の海上で吹き続けた強風によって発生した波が、富山沿岸に急に押し寄せる現象。

富山湾は浅瀬から急に1000メートル以上の深さになるのが特徴で、北海道沖の強風で発生した高波が湾内に入り込んで浅瀬でせり上がり、勢いを保ったまま沿岸に打ち寄せることになるという。

同気象台は「寄り回り波が発生した上に、県東部で強い風が吹いたため、さらに高い波になったのでは」とみている。

また同県入善町芦崎では行方不明になっていた無職、西島良作さん(87)の遺体を富山県警などが25日発見した。自宅から約200メートル離れた場所で崩れた建物の下敷きになっていたという。高波が襲った同地区では、発生直後に住民約50人が避難所で一夜を明かした。(産経新聞 2008.2.25 )

富山湾の海底地形


富山湾の地形は特徴的である。海岸沿いには浅い部分がほとんどなく、急に海底に向かって落ち込んでおり、海底地形は非常に険しい谷(あいがめ)と尾根が多い。湾の大部分は水深300m以上にも及び、一番深い部分は1,000mを超える。海底が深く地形が複雑なため、冬の日本海北部で起こる荒波は富山湾内に入っても速度を緩めないまま海岸に押し寄せる。天候に関係なく襲うこうした波は「寄り回り波」と呼ばれ、海岸を浸食している。

入善沖の海底には、1万年前の森林の立ち木がそのまま残された海底林がある。また魚津の海底には、2000年前の森林が土砂に埋まったあと海面上昇で海面下に保存された埋没林と呼ばれるものがある。(出典:Wikipedia)
 

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