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日本は地震が多く地殻変動が活発なので、古い地層があまりない。それで、かつては日本国内では恐竜化石は見つからないといわれたこともあった。しかし、予想に反して多数の恐竜化石が見つかっている。

日本国内で、初めて化石が発見されて今年で30年になる。近年は兵庫県で「丹波竜」、熊本県御船町で草食恐竜「ハドロサウルス」、福井県勝山市では鳥脚類「フクイサウルス」、福島県の首長竜「フタバスズキリュウ」など、恐竜化石が見つかった都道府県は昨年初めて全国の3分の1を超えた。

日本で初めて恐竜が発見されたのは1978年。岩手県岩泉町で草食の竜脚類の上腕骨の一部が見つかり「モシリュウ」という愛称で呼ばれた。その後、恐竜化石は次第に各地で見つかるようになり、昨年6月には和歌山県で初めて、白亜紀前期(約1億3000万年前ごろ)の地層から、肉食の獣脚類で「カルノサウルス類」の歯が見つかり、恐竜化石の発掘地は1道15県になった。

また最近では、めずらしい花の化石が中生代白亜紀後期の地層から発見された。新潟大理学部の高橋正道教授が約8900万年前のものとみられるバンレイシ科の花の化石を発見した。花は、圧力に弱く腐りやすいため、化石が発見されるのは極めて珍しく、「バンレイシ科の花としては最古の化石」という。(2008年3月8日 読売新聞)

また、植物食トカゲの中では世界最古と見られる化石も発見されている。石川県白山市(旧白峰村)の国の天然記念物「桑島(くわじま)化石壁」(白亜紀前期、約1億3000万年前)から01年に発見されたトカゲ類の化石が、調査の結果、葉などをえさにする植物食トカゲの中では世界最古とわかった。( 2008年03月13日 asahicom)

さらに福井県勝山市では、新種の可能性のある、小型肉食恐竜の化石も発見されている。(2008年3月13日  読売新聞)

日本でもこんなに様々な化石が発見されるとは驚きである。

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福井・勝山で小型肉食恐竜の化石発見、新種の可能性も


約1億2000万年前の地層から見つかった小型獣脚類の足の骨の化石(福井県立恐竜博物館で)

福井県立恐竜博物館は12日、同県勝山市の白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層から、肉食恐竜・小型獣脚類の足の骨などの化石約30点が見つかったと発表した。

獣脚類の特定部位の骨がまとまって見つかったのは国内初。新種の可能性もあるという。

同じ地層からは、大型草食恐竜・竜脚類が食物の消化を助けるために胃の中に蓄えた「胃石(いせき)」2個(長径10・5センチ、同14センチ)も国内で初めて発見された。

 獣脚類の化石は、右後ろ足の指先にあたる末節骨(長さ3・5センチ)1個、趾(し)骨5個(同1・6〜3センチ)、中足骨4個(同2・8〜12センチ)のほか、腰の部分の仙椎(せんつい)5個(同4〜9・8センチ)など。いずれも同一個体のものとみられ、全長は1〜1・5メートルと推定されている。

近くの地層からは以前、同じ獣脚類の「フクイラプトル」の化石が発見されている。同博物館の東(あずま)洋一副館長は「今後、周辺から首や尾などの部分の発見が期待できる」と話している。

これらの化石は24日から4月6日まで、勝山市の同博物館で展示される。(2008年3月13日  読売新聞) 
 

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