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毎回、定期健康診断で出る「判定」は赤信号。具体的にはG判定なのは、痛風で要治療継続。D判定なのは高脂血症。中性脂肪と総コレステロール値が高い。

総コレステロール値は平常で130〜219の所236。中性脂肪値は平常で50〜149の所177といずれも高い。指示として、適度な運動と食事療法を行ったほうがよいと記載されている。

このようにコレステロール値が高いと、血管が詰まりやすくなったり、動脈硬化が起き、脳溢血などの原因になるので低い方が良いと言われている。

ところが、富山大学の浜崎智仁教授(脂質栄養学)らは、一般市民の健康状態を追跡した5件の研究結果(計17万人)を詳しく分析。その結果コレステロール値が160以下の低い人と200以上の高い人を比べると、低い人の死亡率が男性で1・6倍、女性で1・4倍になることが判明。200ミリ・グラム以上の人では死亡率は変わらないことがわかった。

これは、「コレステロールが高いと危険」という健康常識を覆す結果で、まったく予想外である。しかし、毎日の生活を振り返ると確かに、ついつい食べ過ぎることは認めるが、やはり食べないと力が沸いてこないのも事実であるし、なにより、コレステロールは体に必要な物質であるので、低い状態というのは危険であることは確かである。

ところでコレステロールには、「善玉」と「悪玉」があるのはご存じだろうか?「善玉コレステロール」は「HDLコレステロール」と呼ばれ、血液中の余分なコレステロールを回収して肝臓に運ぶ。「悪玉コレステロール」は「LDLコレステロール」と呼ばれ、肝臓から全身にコレステロールを運ぶ

なぜ「善玉」「悪玉」と呼ばれているのだろうか?まず、悪玉のLDLは食事や体内の生成によりできたコレステロールを全身にせっせと運ぶ。そのうち余分なコレステロールを善玉のHDLが回収することにより、うまくバランスがとれている。

ところが、コレステロールを必要以上に摂取すると、善玉のHDLが余分なコレステロールを回収しきれなくなり、バランスが崩れる。その結果、LDLによって大量に運ばれたコレステロールが血管に蓄積し、さまざまな病気の原因となる。これがLDLが悪玉と呼ばれている理由である。

多くても少なくてもいけないコレステロール。ピーナッツなどの植物性脂質には植物ステロールと呼ばれる物質を取ると、悪玉コレステロールを抑える働きがあるという。こういう植物性脂質を利用しながら、健康生活に留意したいものだ。(参考HP Wikipedia・血液でわかるからだの病気)

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「コレステロール値、低いと危険」富山大調査で死亡率高め


総コレステロール値が低めの人は高めの人に比べて、死亡率が高くなることが、富山大学の浜崎智仁教授(脂質栄養学)らの研究でわかった。

一般市民の健康状態を追跡した5件の研究結果(計17万人)を詳しく分析し、28日発表した。

「コレステロールが高いと危険」という“健康常識”を覆す結果で、これだけ大規模な調査で示されたのは初めて。

調査によると、血液100ミリ・リットル中の総コレステロール値が160以上〜200ミリ・グラム未満を基準とすると、それより総コレステロール値が低い人の死亡率が男性で1・6倍、女性で1・4倍になることが判明。200ミリ・グラム以上の人では死亡率は変わらなかった。

研究チームによれば、別の研究でコレステロールのうち、動脈硬化を促して「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロール値についても、低い人で死亡率が高い傾向だったという。(2008年3月28日  読売新聞)

コレステロールとは?


コレステロールとは、タンパク質や炭水化物と共に3大栄養素と呼ばれる脂質の一種で、細胞形成に必要な「細胞膜」や「ホルモン」、小腸での脂肪の消化・吸収に必要な「胆汁酸」の材料として使われます。つまり、私たちが生きていく上で欠かせない栄養素であり、決して悪者ではありません。

しかし血液中のコレステロール量が増えると動脈硬化の原因になり、生活習慣病、心筋梗塞、脳梗塞といった命に関わる病気にもつながりやすくなります。

コレステロールの大部分は体内で産生
コレステロールの成人1日あたりの必要量は約1.0〜1.5gであり、そのうちの20〜30%は食品から摂取し、残りの70〜80%は肝臓や小腸など体内で生成されています。しかし、食生活が欧米化してきている現在、ついついコレステロールの高い食品を食べ過ぎてしまい、コレステロールを摂りすぎてしまう傾向にあります。コレステロールの高い人は、コレステロールを多く含んだ食品を控えるとともに、体内で合成されるための材料となる糖質や脂質の摂取も控えるようにしなければなりません。 

善玉コレステロールと悪玉コレステロール
コレステロールには、「善玉」と「悪玉」と呼ばれるコレステロールがあります。
「善玉コレステロール」は「HDLコレステロール」と呼ばれ、血液中の余分なコレステロールを回収して肝臓に運ぶ役割をしています。
「悪玉コレステロール」は「LDLコレステロール」と呼ばれ、全身にコレステロールを運ぶ役割をしています。

では、なぜ「善玉」「悪玉」と呼ばれているのでしょう。
まず、悪玉のLDLは食事や体内の生成によりできたコレステロールを全身にせっせと運びます。そのうち余分なコレステロールを善玉のHDLが回収することにより、うまくバランスがとれているわけです。

しかし、コレステロールを必要以上に摂取すると、善玉のHDLが余分なコレステロールを回収しきれなくなり、バランスが崩れます。その結果、LDLによって大量に運ばれたコレステロールが血管に蓄積し、さまざまな病気の原因になります。これがLDLが悪玉と呼ばれている理由です。(出典:血液でわかるからだの病気)
 

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