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ちょっと「おいしいものを食べて力をつけたいな。」そんな時に焼肉はごちそうだ。我が家も焼肉屋に行くのは楽しみである。

おいしい牛の肉を食べたい。誰もがそう思う。おいしい牛からはおいしい牛が生まれる。その発想からクローン牛は生まれた。

クローンのもとの意味は挿し木である。桜のソメイヨシノが満開だが、もとは一つのソメイヨシノの枝をいくつにも分けて全国に広がった。今では全国各地で美しいソメイヨシノを見ることができる。この技術が挿し木である。

この技術はサツマイモなどの品種にも生かされている。サツマイモは一つの種芋から出てくるたくさんの茎をいくつにも分けて植える。鳴戸金時などの品種はこうやって増やされ、豊かな食材を我々に提供してくれている。

ソメイヨシノも鳴戸金時も遺伝子は全国どこでも同じ遺伝子を持つ「クローン」である。「クローン」はこのように一定の品質を保つのに優れた技術である。

この技術、動物ではどうなっているのであろうか?「クローン牛」も同じ仕組みで良質の肉を増やす技術である。厚生労働省も安全性を報告している。

植物ではほとんど問題になっていないクローン。動物では大問題である。消費者は不安でいっぱいだ。この原因はどこにあるかというと簡単に言うと心の問題であることを前回述べた。

不安を乗り越えるには、自分が信じられるものを持っているかどうかが大切だという話をした。それがあると人は何が正しいか、間違っているか判断できる。その役割が正しい宗教にはある。ところが宗教が公になっていない日本や中国には国や法律が正しさの判断を下している。

国がいつも正しければ良いのだが、血液製剤フィブリノーゲンで起きたC型肝炎訴訟や国民の年金記録問題。国のやることは100%正しいわけではない。とりあえず正しいというに過ぎない。我々はこのまま国や法律にすべてを決めてもらえなければ、何もできない国を目指すのだろうか?

宗教を公にしている国でも、キリスト教も仏教もイスラム教も何千年もの教えを受け継いできており、現代文明とあわなくなってきている。それゆえに新しい時代にあった宗教が必要とされている。日本は世界に誇れる宗教というものを公に示せるだろうか?

国の法律も大切だが、もっと国民一人一人が自分で判断できる、心の基準を持てる国を目指すべきではないだろうか?

クローン牛は素晴らしい技術である。やがては人に理解され役立つものと思うが、このブログでは少しでもクローン牛を理解しやすくするために、クローン動物の食品化についての現状と問題点を述べてみたい。

クローン動物の食品化の現状


クローン食肉の安全性の報告
クローン技術で生産された動物の食品化については、以下の国において政府食品当局が安全であると報告している。

米国 - FDAが2008年1月15日に「危険ではない」と報告
EU - EFSAが2008年1月11日に「問題ない」と暫定報告。最終報告は5月予定
日本−厚労省研究班報告2003年4月12日「食品として安全」 
他にオーストラリア、ニュージーランド(出典:Wikipedia)

クローン食肉に対する、消費者の反応
米国における反発は、遺伝子組み換え作物とは比較にならないほど強い。消費者団体 CFSはFDAを提訴する動きを見せているほか、議会が食品出荷を遅らせるための法律を立法検討、議会提出をする動きがある。食品加工、小売企業の中には、早くも「クローン動物を取り扱わない」と宣言する企業もある。(出典:Wikipedia)

クローン動物の食品化問題点


クローン食肉の表示問題
まず、「クローン食品」と表示するかしないかという議論がある。畜産農家は、表示に対し強硬に反対している。「(反発が強く)表示したらもう商品にならない」ためである。表示しない根拠として「FDAによって検討された研究結果で既にクローン食品の安全性は明らかにされており、表示義務など論外だ」(バイアジェン社長、マーク・ウォルトン)という意見を一例として挙げる。
 
表示が必要とする根拠としては、
「何らかの問題が発生した場合、クローン食品であることの表示がなければ、問題の原因を突き止めることは不可能になるからだ」(ソーク生物学研究所 細胞神経生物学研究室長 デービッド・シューバート ネイチャー寄稿)
という意見を一例として挙げる。(出典:Wikipedia)
 
クローン食肉はオーガニックかどうか
FDAが1997年に定めたオーガニック(有機・有機栽培)の表示基準では、遺伝子の「組み替え」(遺伝子組み換え作物)は除外対象としているが、「複製」(クローン食品)は除外対象となっていない。また、FDAは「組み替え」と「複製」は区別して扱っている。そのため、育成方法が基準に沿っていれば、クローン食品にオーガニック表示を行うことができる。これに対し、消費者団体は反対している。 (出典:Wikipedia)

クローン技術は肉を変異させるか? センターでは体細胞クローンを含めたクローン牛生産技術をいくつかの工程に区分し、各工程毎に敢えて危険度分析を行った。その結果、�@核移植技術の技術工程で実施される細胞融合処理、�A細胞操作や初期化に用いる各種試薬による処理、の2つ工程において危険性が指摘される可能性があると判断された。

しかし、�@については、細胞融合自体は、バイオテクノジーの基幹技術であり、植物、酵母等の育種等に幅広く利用され、この処理によって有害物質が生産されたという報告はないこと、�Aについては、蛋白合成阻害剤等の試薬類を細胞に一時的に感作させるが、その後その物質は細胞から除去され、脱感作を行っており、個体まで発生したクローンに有害な物質が残留しているとは考えられないこと、と分析された。(出典:家畜改良センター)

クローン技術の工程で肉は変異するか?
核移植によるクローン牛生産の工程では、培養途中で発育停止する例が多いことや、受胎後の流産、死産の発生率が通常の人工授精技術と比較して高いことが確認されており、これを根拠としてクローン牛の安全性を疑問視する見方も一部である。

クローン技術の工程で生じた何らかの「変異」により、流産等が発生する可能性があるが、このような「変異」は人工授精、受精卵移植等の人為的な生殖技術のみならず、自然界においても生じている現象であり、流産等があるから「ウシに変異」があるとは考えられない。(出典:家畜改良センター)

関連するニュース
米食品医薬品局、クローン動物の食用安全宣言を発表


米食品医薬品局(FDA)は15日、クローン牛やクローン豚などクローン技術によって製作された動物の肉や乳を食しても健康上の問題は発生しないとするクローン動物安全宣言を出し、クローン動物の食用を許可した。

1997年にイギリスで最初のクローン羊「ドーリー」が誕生してから約10年で、クローン技術は食用肉生産に利用されるまでに発展したこととなる。

FDAは600固体に及ぶクローン牛やクローン豚を使って、6年間に渡る実験の結果として「実験の結果、クローン牛であっても通常の肉牛と安全性には変わるところはない」とする結論が得られたと述べている。

FDAが米国内の一般消費者を対象にして行った世論調査では、全体の3分の1の消費者がクローン動物を食することには抵抗があると回答。また、米農務省も実際にクローン牛を流通ルートに乗せるには経過期間が必要だとした上で、クローン牛の流通には消極的な姿勢を示すなど、今のところ、クローン牛が直ぐに市場に広がるといった可能性は少なそうだ。

また、クローン牛の生産コストは1匹あたり1万〜2万ドルもし、通常の牛の生産コストの10倍以上もすることから、コスト面でもクローン牛が市場に乗るという可能性は今のところ少ない。

ただし、クローン技術を使えば食肉牛コンテストで優勝した牛の大量生産を行うことも可能で、今後、消費ルートに乗せて生産量が拡大すれば、コスト上の問題も直ぐに解決されるといった見方も強く、クローン牛が米国内の食卓に上がるのもそう長い時間はかかることはなさそうだ。( Technobahn 2008/1/16 ) 

参考HP 独立法人家畜改良センター
 → http://www.nlbc.go.jp/topics/K4sonota/tayori/tayori32/k1423206.htm
 

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