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睡眠時無呼吸症(すいみんじむこきゅうしょう)とは、睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる病気である。無呼吸とは呼吸が10秒以上停止する事。低呼吸とは10秒以上呼吸量が50%以上低下する事だそうだ。

よくイビキをかく人がおちいる病気で、睡眠中豪快なイビキが突然止まり、30秒から1分ほどの呼吸停止による沈黙の後、窒息を回避しようとイビキとともに呼吸を再開する。一晩に数百回もの呼吸停止を繰り返すにもかかわらず、本人はほとんど気付かない。

私も寝ているときによく「イビキをかく」と家族に言われて久しい。 それでも自分ではどうしようもないことだとあきらめていた。ところが先日のNHKの番組「病の起源」では、睡眠時無呼吸症の最近の研究から心臓病や脳卒中など様々な合併症を引き起こしていることが明らかになってきた。

有名なアメリカのフットボール選手が睡眠時無呼吸症と診断され、放置していると数年後に心臓病や脳卒中で帰らぬ人となった例が実際に存在する。とても心穏やかではいられない。

番組によると、原因はどうやら人のアゴや舌の筋力の低下により、睡眠中の筋弛緩により舌根部や軟口蓋が下がり気道を閉塞する事や脳や心臓の血管障害などにより、呼吸中枢に障害が起き、呼吸運動が消失することにある。

怖いことだと思う。食事では、やはりコレステロールは抑えて、血管は健康な状態にしておきたい。そして老人ホームではよく舌やアゴの運動をしているが、我々も意識して舌の運動を取り入れた方がよいかもしれない。

番組ではこのように、人がアゴの骨が小さくなり、アゴや舌の筋肉が弱くなったのは人類の進化が関係するという。「ボノボ」は頭のよい類人猿で、訓練により、人の言葉数千語を理解する。ところが人との決定的な違いは、しゃべれないところだという。果たしてボノボのアゴの骨と筋肉はよく発達しており、中の舌は自由に動けない。

我々は発音するときに、自由に舌の形を変え、口の中に空洞をつくっている。我々のアゴの骨は「ボノボ」に比べて、適度に小さくなり、舌は自由に動けるようになった。このために言語を発声したり、歌を歌ったりすることができるようになった。この言葉のおかげで、人類は文化や文明を高度に発展させ、地球史上類ない存在になったのだ。

人類のアゴの骨が退化していったのは、固いものを食べずに柔らかいものを好んで食すことになったからだと番組では指摘する。 

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NHKスペシャル「病の起源」 第1集 睡眠時無呼吸症 〜石器が生んだ病〜


生きていくために欠かすことの出来ない呼吸が睡眠中に停止する睡眠時無呼吸症。豪快なイビキが突然止まり、30秒から1分ほどの呼吸停止による沈黙の後、窒息を回避しようとイビキとともに呼吸を再開する。一晩に数百回もの呼吸停止を繰り返すにもかかわらず、本人はほとんど気付かない。

睡眠時無呼吸症は、最近の研究から心臓病や脳卒中など様々な合併症を引き起こしていることが明らかになってきた。睡眠時無呼吸症が重症の場合、治療せずに放置すると12年後には35パーセントが心臓病や脳卒中などを発症すると言う調査結果もあり、私たちの健康に計り知れない影響を与えている。

睡眠時無呼吸症は、自然界の動物には起こらないと言われ、ヒトだけがなぜか患ってしまう病である。ヒトは独自の進化の過程で、無呼吸症を起こすのどを獲得していたのである。しかし無呼吸症になる宿命を負った一方で、ヒトには重要なメリットがもたらされていた。それは言葉の獲得である。言葉のおかげで、人類は文化や文明を高度に発展させ、地球史上類ない存在になった。

番組では、睡眠時無呼吸症がなぜ起きるのか、そして進化の過程でヒトの体に一体何が起きたのか、最新の研究成果に基づいて数百万年前の人類の姿と暮らしの様子を映像化し、壮大な進化の中に睡眠時無呼吸症の起源を探ってゆく。(出典:NHKスペシャル)

 

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