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トリノスケールは地球近傍天体(NEO)が地球に衝突する確率、及び衝突した際の予測被害状況を表す尺度。色と数値で表される。 マサチューセッツ工科大学のBinzel教授により提案され、1996年イタリアのトリノで開催された国際天文連盟の会議で採択され、2005年説明文が改訂された。

現在、トリノスケールLevel1に相当する小惑星「アポフィス」が注目されている。

Level1とは「地球近くを通過することが予想される天体が発見されたが、危険性は決して並外れたレベルにあるとはいえない。このような天体は日常的に発見される。衝突の可能性はきわめて低いと算定されており、公共の注意や懸念に値しない。さらに望遠鏡による観測を重ねれば、評価がLevel 0に切り替わると思われる。」という内容である。

最高のLevel10になると「10万年に一回の確率で起きる可能性のある現象で、氷河期などが起きるほどの壊滅的気候変動を予測する。」

小惑星「アポフィス」とは、アテン群に属する地球近傍小惑星の一つ。2004年6月に発見された。地球軌道のすぐ外側から金星軌道付近までの楕円軌道を323日かけて公転している。その大きさは、直径を320m、質量を7.5 ×1010 kgである。

アポフィスという名は古代エジプトの悪神アペプ(ギリシア語でアポピス、ラテン語でアポフィス)に由来する。

2004年12月、まだ2004 MN4という仮符号で呼ばれていたこの小惑星が2029年に地球と衝突するかもしれないと報道され、一時トリノスケール「Level4」に引き上げられ話題になった。その後、少なくとも2029年の接近では衝突しないことが判明し現在「Level1」に下げられている。

ただ、この時、地球の静止衛星の軌道付近にまで近づき、人工衛星にぶつかったり、地球や月の引力の影響で軌道が変えられると、その次の接近2036年には衝突する危険性が指摘されている。

先日、地球に最接近する見通しの小惑星「アポフィス」をめぐり、ドイツの13歳の少年が、地球への衝突確率は4万5000分の1とした米航空宇宙局(NASA)の予測を「計算ミス」と指摘、450分の1であると訂正した。

この少年はニコ・マルクワルト君。ポツダム天体物理学研究所のデータを用い、実際には衝突確率がはるかに高いことを突き止めた。欧州宇宙機関(ESA)はマルクワルト君の計算が正しいことを認めたという。


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13歳独少年がNASAの計算ミス正す=小惑星の地球衝突確率


将来、地球に最接近する見通しの小惑星「アポフィス」をめぐり、ドイツの13歳の少年が、地球への衝突確率は4万5000分の1とした米航空宇宙局(NASA)の予測を「計算ミス」と指摘、450分の1であると訂正した。ドイツの地元紙がこのほど伝えた。

この少年はニコ・マルクワルト君。ポツダム天体物理学研究所のデータを用い、実際には衝突確率がはるかに高いことを突き止めた。欧州宇宙機関(ESA)はマルクワルト君の計算が正しいことを認めたという。

マルクワルト君は、アポフィスが2029年4月13日に地球に最接近する際、そのころ地球を周回していると予想される4万もの人工衛星のうち1つかそれ以上とぶつかる可能性を考慮。これにより軌道変化が起き、次に最接近する2036年に地球に衝突する恐れがあるとした。
 
NASAもマルクワルト君も、その場合は鉄とイリジウムでできた直径320メートル、重さ2000億トンもの塊が大西洋に落下すると予想。衝突の衝撃波により巨大な津波が発生し、大西洋沿岸地域だけでなく内陸部も破壊されるほか、巻き上げられたちりが厚い雲をつくり、空を暗くするとみている。

マルクワルト君は地元の科学コンテストに提出した「アポフィス・キラー小惑星」と題する研究の中で自らの計算結果を明らかにした。(2008年4月16日 時事通信)


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