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Q1.世界の哺乳類で、一番種類の多いなかまはネズミのなかまです。では、2番目は?

正解はコウモリです。 ← ドラッグで解答
ネズミのなかま2000〜3000種類に対して、コウモリは980種類いるそうでこれは、全哺乳類種4300〜4600種類の約4分の1にもなります。

Q2.では日本の哺乳類で一番種類が多いなかまは?

正解はコウモリです。 ← ドラッグで解答
全哺乳類約100種類のうち、約35種類がコウモリです。2番目がネズミのなかまで約25種類です。

Q3.コウモリは、別名に天鼠(てんそ)、飛鼠(ひそ)と呼ぶようにかつてはネズミや鳥のなかまに考えられていました。現在の最新のDNA分析で調べた結果わかったのはネズミ、ウシ、ウマどのなかまに近いでしょうか?

正解はウマ(奇蹄目)です。 ← ドラッグで解答

2006年、東京工業大学のグループによる研究(レトロポゾンの挿入の分析)によって、翼手目(コウモリ類)が系統的にはウマ(奇蹄目)・ネコ(食肉目)に近縁であることが明らかにされています。(Nishihara et al., 2006)

Q4.多くのコウモリの食べ物は何でしょう?

正解は虫です。 ← ドラッグで解答

多くが食虫性であるが、植物食、肉食、血液食など、さまざまな食性の種がいます。

Q5.コウモリのなかまは、独特の方法でエサをとらえます。この方法を何というでしょうか?

正解はエコロケーションです。 ← ドラッグで解答

エコーロケーション(エコロケーション、反響定位)とは、超音波を発し、その反響を検知することで、飛行中に障害物を避けたり、獲物である昆虫等を見つけたりすることができます。

現在、米国ではコウモリに奇病が流行しています。この奇病は昨年2月、ニューヨーク州で見つかり、鼻先がカビで真っ白になることから「白い鼻症候群」と名付けられました。これまでに数万匹が死にました。原因は不明。人にうつるかどうかもわかりません。食虫性のコウモリでは、1日に3000匹も虫をとらえて食べるそうで、生態系への影響が心配されます。

北海道や東北では鳥インフルエンザに感染した白鳥が発見されていますが、多くの野生動物にはウイルスが感染している場合があります。過去、コウモリにも狂犬病(恐水病)のウイルスが感染していることがありました。コウモリに触れるには注意が必要です。

夕方になるとよく空を飛ぶコウモリ、その生態はまだ謎に包まれています。 (参考:Wikipedia)

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カビだらけになりコウモリ衰弱死、米北東部で奇病広がる


米北東部で、冬眠中のコウモリがカビだらけになって衰弱死する奇病が広がっている。

今年は、5州の洞窟(どうくつ)や坑道30か所で、計数万匹が死んだ。原因は不明。人間に感染する恐れも否定できず、米地質調査所は「死骸(しがい)を見つけたら触らず、報告を」と呼びかけている。

この奇病は昨年2月、ニューヨーク州で見つかり、鼻先がカビで真っ白になることから「白い鼻症候群」と名付けられた。今年、病気が発生した洞窟では、絶滅の危険があるインディアナコウモリを含め、何種類ものコウモリが軒並み犠牲になり、死亡率は80%以上とほぼ全滅状態。死んだコウモリはやつれて体脂肪がなくなり、カビも1種類でないことなどから、同調査所は「カビは原因というより、衰弱の結果ではないか」とみている。

米魚類野生生物局は「夏にはコウモリ1匹がひと晩で3000匹もの虫を食べる。雌は1年に1匹しか子を産まない」と、激減による生態系への影響を心配している。(2008年5月10日13時59分  読売新聞)
 

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