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 美しい花には毒がある?
 梅雨といえば、紫陽花が美しい。近くの鎌倉でも成就院や明月院が有名だ。成就院は極楽寺駅(江ノ電)徒歩5分の所にある。アジサイ越しに見る由比ガ浜の海は絶景である。明月院は北鎌倉駅徒歩10分の場所。別名「アジサイ寺」と言われている。また「花ショウブ」も見られる。拝観料300円必要。一度は訪れたい。  

 梅雨といえば、食中毒のシーズンでもある。おいしい料理には見た目も美しい季節の花を添えたところ...。つくば市のある料理店では紫陽花を添えた。自然なことに思えたが、葉を食べた客8人が全員、おう吐など食中毒の症状を訴えた。

 なんと8人とも料理に添えてあった、紫陽花の葉を食べたという。6月13日のできごとである。現在は皆、回復に向かっている。

 アジサイの葉などには「青酸配糖体」と呼ばれる有毒成分が含まれ、胃の中の消化酵素と反応することで、青酸(シアン)が発生し、中毒症状を引き起こすという。

 美しい花にはやはり、毒があるのだ。私は知らなかった。アジサイの葉は有毒なので、ご用心。青酸(シアン)とは有名な毒であるがどんなものだろうか?

 青酸(シアン)とは何か?  シアン化水素(シアンかすいそ、hydrogen cyanide)は、青化水素、メタンニトリル、ホルモニトリル、ギ酸ニトリルとも呼ばれる猛毒の流体である。

 相で区別する場合、気体のシアン化水素は青酸ガスといい、液体は液化青酸という。水溶液は弱酸性を示し、シアン化水素酸と呼ばれる。気体、液体、水溶液のいずれについても、慣習的に青酸(せいさん)と呼ばれる。この語は紺青に由来する。シアン酸は異なる物質である。

 かつてはホロコーストの際にガス室で使用された。この時にはツィクロンBという殺虫剤が流用された。可燃性であることから、ガス室の隣に燃焼炉があるので危険で使えないという否定論者もいるが、上記のとおり爆発する濃度は5.6%(56000ppm)以上であり、中毒死には270ppm〜5000ppm(0.5%)で十分であることを知れば、成り立たない。

 シアン化水素は殺虫剤のほか、化学兵器(毒ガス)として使用された様に、動物にとって致死性の毒物である。 その毒性の発揮は、シトクロムをはじめとする生体内のヘム鉄の Fe3+ に配位し、細胞内呼吸を阻害することによる。中毒死した場合は、全身が赤く染まる(青酸塩の場合はそうならない場合もある)。すなわちヒトなどの脊椎動物がこの物質を摂取すると、シアンがヘモグロビンを封鎖する。

 青酸化合物とは?   
 青酸化合物、特にそのアルカリ塩は電気メッキ、冶金、写真、金属製品加工、化学工業上広く用いられる関係上、入手しやすく、猛毒であるため、自殺や他殺の目的で使用されることが多い。

 中毒量と致死量とが極めて接近しているため、中毒量として記載されたものは少ない。致死量は、シアン化水素として50mg、シアン化カリウムとして200〜300mgである。ちなみにシアン化水素は、セルロイドやタバコの燃焼時にも微量ながら発生し、体内に吸収される。(出典:Wikipedia) 

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アジサイの葉で8人が食中毒症状…茨城・つくばの飲食店
茨城県つくば市の飲食店で、料理に添えられたアジサイの葉を食べた客8人が嘔吐(おうと)やめまいなどの食中毒症状を起こしていたことが22日、県の調べで分かった。  

アジサイの葉には、胃液などと反応して青酸を生成する物質が含まれている。30歳代と40歳代の女性2人が医療機関で受診した。いずれも快方に向かっているという。

店側は有毒性を認識しておらず、県の調査に対し、「季節感を出すために添えた」と話しているという。

発表によると、13日夜、同県つくば市の創作料理店「遊食(ゆうしょく)伊太利庵(いたりあん) 藤右エ門 栄」で、19人のグループが会食し、会食の約30分後に8人がめまいなどを訴えた。

つくば保健所は22日、コース料理の「鳥肉梅しそ和(あ)え」に添えられたアジサイの葉を食べたのが原因として、同店を営業禁止処分にした。(2008年6月22日  読売新聞) 

毒草大百科
奥井 真司
データハウス

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