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つくば市の筑波実験植物園では、英語名「センチュリー・プランツ(世紀の植物)」と呼ばれるリュウゼツラン科のサケリュウゼツの黄色い花が開花した。

この植物、芽生えから開花まで数十年以上かかるという。1世紀(100年)に一度というのは少し大げさなようだ。

調べてみると、リュウゼツランのなかまは、熱帯地域では10〜20年、日本に植えた場合は、寒さで成長が緩慢になるので30〜50年くらいで花をつける。薄黄緑の花を咲かせる。

開花の2ヶ月前頃に花茎を伸ばし始め、約5メートル以上まで成長。その先に筒状のものがたくさんつく。花は一生に一度しか咲かない。開花した株は枯れてしまうが、枯死する寸前に子株を根元のところに作っておき、子孫を残す。

花は毎年咲くとは限らない。めったに咲かない花にはどんなものがあるのだろうか?

数年〜数十年に一度咲く花とは?


スマトラ・オオコンニャク
気になったので、いろいろな植物について調べてみた。インドネシア・スマトラ島のジャングルだけに咲くスマトラオオコンニャク。最大で高さ2.6メートル、直径1.5メートルという世界最大の花。この花は、7年に一度、わずか2日間だけしか咲かない幻の花でもある。

ヤマユリ・ベニスジ
ベニスジは日本に自生するヤマユリの変種で、突然変異で咲く紅花個体。自然界で開花が確認されるのは10年に1度程度の大変珍しい花である。ヤマユリに深紅の筋が鮮やかである。今年の1月、とっとり花回廊で展示された。

ムサ・ラシオカルパ
2008年4月、淡路市の県立淡路夢舞台温室で5年ぶりに開花した「ムサ・ラシオカルパ」は、バナナに近いなかまである。中国・雲南省やインドシナ半島の原産。中国名は「地湧金蓮」で、標高1500-2500メートルの山地に生える。花は長いもので250日も咲き続ける。

プヤ・ライモンディ
アンデス山脈の標高4000mの高地に生える「プヤ・ライモンディ」は大型の多年生草本植物である。この巨大な植物は70〜100年近い長い年月をかけて開花の準備をし、100年目に一回だけ花を咲かせて死ぬ。まさに、100年すなわち一世紀に一回開花する「センチュリー・プランツ」と呼ばれている。

タケ・ササ
日本でも「センチュリー・プランツ」は存在する。タケ類は約120年周期ササ類は40〜60年周期でどちらも開花後には枯死する。

長寿だけでいえば縄文杉は、推定樹齢7200年。世界では「トウヒ」という植物は10000年近く生きるものもある。このように長寿の植物については、謎がまだ多く残されている。 

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「世紀の花」一度きりの開花 つくば市の実験植物園


開花に長い年月を要することから「センチュリープランツ(世紀の植物)」と呼ばれているリュウゼツラン科のサケリュウゼツが、つくば市天久保4丁目の国立科学博物館筑波実験植物園で花を咲かせている。芽生えから開花まで数十年かかるため、花を観察できるのは非常に珍しい。

リュウゼツランはメキシコを中心にアメリカ大陸に分布している。高さ16メートルほどに成長する種類もあり、一度花を咲かせると枯れてしまう。300種類ほどあるとされ、同植物園には15種類が植栽されている。今回、花を咲かせたサケリュウゼツは1986年に同植物園に移され、少なくとも30年以上がたっているという。

植物園のサケリュウゼツは2月ごろ、鋭いとげのある分厚い葉の間から花茎が伸び始めた。5月にはつぼみの固まりが出現。6月に入って、4メートル以上に伸びた花茎の先端に、鮮やかな黄色の花を咲かせた。花からは蜜が分泌されており、周囲に甘い香りを漂わせている。

開花まで長い時間を要することについて、同植物園植物研究部の遊川知久研究主幹は、「花を咲かせる力を蓄えるのに何十年も必要ということ。成熟に時間がかかる」と説明する。

今月下旬までが見頃。ただ、別の種類の株もつぼみをつけており、7月いっぱいは楽しめるという。 ( asahi.com 2008年6月23日 )

参考HP Wikipedia「リュウゼツラン」「タケ・ササ」「スマトラ・コンニャク」
筑波実験植物園
 →
 http://www.kahaku.go.jp/news/2008/ryuzeturan/index.html
世界の高山・局地の植生データベース
 →
 http://fd2001.sci.shizuoka.ac.jp/~fujisan/puya/puya.htm

 

日本の植物園 (Natural History)
岩槻 邦男
東京大学出版会

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奇跡の星の植物館からのメッセージ
辻本 智子
株式会社グリーン情報

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