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最近忙しくて、落ち着いて星を見る機会がなくなってしまった。残念なことである。しかし、こうしている間にも宇宙への挑戦は続いている。6月にはスペースシャトル「ディスカバリー号」に搭乗し、「きぼう」日本実験棟の船内実験室の組立て作業などを行った星出彰彦宇宙飛行士の活躍があった。

8月の天文現象と距離
これは上空約400kmの所を回っている、「国際宇宙ステーション」での話だ。8月12日にはペルセウス座の流星群が見られる。流星は知ってのとおり、宇宙空間に漂う塵が地球に落ちてくるときに、燃えて輝く現象である。

8月17日には部分月食がある。月はというと、地球から38万kmの場所にある。また、8月1日には皆既日食がある。(この日食は日本では条件が悪く、日食後すぐ日の入りでほとんど観測できない)太陽と地球の距離は1億5000万kmである。

銀河(galaxy)とは、数百億から数千億個の恒星や星間物質が重力的にまとまってできている天体である。私たちの太陽系も銀河系という銀河に含まれている。その直径は約8万〜10万光年もある。宇宙には銀河系のような銀河が無数にある。

今回、123億光年かなたに、私たちの天の川銀河と比べて数百倍の速さで次々と星を生み出す「モンスター銀河」があることを、愛媛大学や米カリフォルニア工科大学などのチームが見つけ11日に発表した。

モンスター銀河
モンスター銀河」とは活発に星を生み出す銀河のことである。「星々の生成工場」とも呼ばれる銀河で、ハワイにある国立天文台すばる望遠鏡と米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡がろくぶんぎ座方向に「モンスター銀河」を発見した。

その銀河は分析の結果、年に約4千個の星が作り出されていることがわかった。我々の銀河系では、年に10個程度の星が生まれるが、これは数百倍のスピードである。宇宙の年齢は137億年といわれている。123億年前の、生まれて間もない銀河がこのような激しい活動をするとは従来は考えられていなかった。

これまで、大きな銀河は小さい銀河がぶつかり合ってできるものと考えられていたが、「モンスター銀河」は、宇宙空間に存在する「暗黒物質」や「星間ガス」の多い所で誕生したとされる。銀河形成理論の新たな発見と考えられている。

活動銀河
静かに見える宇宙も、活発な活動をしている。銀河の中には「活動銀河」と呼ばれる激しい活動性を持つ銀河が存在する。「活動銀河」はその性質によってクエーサー・電波銀河・セイファート銀河・ブレーザーなどに分けられる。

「モンスター銀河」もそのひとつで、「活動銀河」の中心核にある大質量ブラックホールが活動性の源となっている。この大質量ブラックホールに向かって、物質が落ち込むことによって大量のエネルギーが放出される。

銀河系の中心にもブラックホールの存在が確認されているが、「活動銀河」に比べると、比較的安定した時期にあるといえる。
(参考HP:Wikipedia)


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年4000個の星生む「モンスター銀河」発見


123億光年かなたに、私たちの天の川銀河と比べて数百倍の速さで次々と星を生み出す「モンスター銀河」があることを、愛媛大学や米カリフォルニア工科大学などのチームが見つけ、天体物理学ジャーナル誌に11日発表する。

モンスター銀河は活発に星を生み出し、「星々の生成工場」とも呼ばれる。ハワイにある国立天文台すばる望遠鏡と米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡がろくぶんぎ座方向にモンスター銀河を発見。NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡などで詳しく観測、計算した。

その結果、年に約4000個の星が作り出されていることがわかった。年に10個程度の星が生まれる天の川銀河に比べて数百倍のハイスピードだ。約5000万年後には、天の川銀河より大きな銀河に育つと推定された。

今まで知られていた最も遠いモンスター銀河は約110億光年だったが、今回は120億光年。宇宙の年齢は137億年とされるので、宇宙誕生の14億年後にはすでに生まれていたことになる。小さな赤ちゃん銀河が徐々に合体しながら、大きな銀河に成長したという従来の銀河形成理論と相反する発見になった。

愛媛大学の谷口義明・宇宙進化研究センター長は「宇宙が生まれて、こんなに早い段階でモンスター銀河ができていたとは思わなかった。暗黒物質やガスの密度には場所ごとに差があり必ずしも均一ではないので、こういうこともありうるのだろう。銀河形成理論の試金石となるような発見と思う」と話している。(asahi.com 2008年7月11日)

 

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