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昨年の春からアメリカで問題になっている、ミツバチ大量失踪の問題。まだまだ解決していないようだ。そればかりか拡大しているようである。昨年までは28州で見られた現象であったが、現在なんと35州に広がっている。35州ということはアメリカ全体の実に70%である。

「農薬説」「電磁波説」「疫病説」
6月12日のNHKのクローズアップ現代によると、原因は「農薬説」、「電磁波説」、「疫病説」、「栄養失調説」、「過労死説」、「遺伝子組み換え農作物説」さまざまな説が挙がっているが未だに特定できない。アメリカでは農作物の3分の1をミツバチの受粉に頼っているだけに、食糧高騰に拍車をかけかねないと危機感が高まっている。

ミツバチの受粉によって栽培されているのは、アーモンド、桃、大豆、リンゴ、西洋梨、サクランボ、木苺、ブラックベリー、クランベリー、スイカ、メロン、胡瓜、苺など多数ある。そのため、ミツバチがいなくなってしまうと、これらの野菜や果実を栽培できなくなってしまい、農家にとっては死活問題である。

蜂群崩壊症候群
この現象は、「蜂群崩壊症候群」(ほうぐんほうかいしょうこうぐん:CCD)と名づけられている。番組では大量失踪の原因 として、「農薬」による免疫力の低下や運動神経の麻痺による帰巣感覚の喪失をあげていた。また、巣箱から突然蜂がいなくなるので「いないいない病」とも呼ばれている。  

また番組で、それ以外の説として、ミツバチにアーモンドの蜜や花粉だけ与えると栄養にかたよりがでること、また、過労により長生きできないのではないか?という説もあげていた。

不自然な農園
私が番組を見て思ったのは、アメリカの農園が「不自然」なことであった。他の昆虫がまったく見あたらないからだ。一面に桜のような美しい花の咲く、カリフォルニアのアーモンド農園に養蜂ミツバチだけが飛んでいて、他の昆虫が飛んでいない姿は不気味ですらあった。

Wikipediaによると1971年から2006年にかけ、アメリカにおける野生種のミツバチ数は激減、いまではほとんど見られないという。農園で使われる「農薬説」や「疫病説」が有力かもしれない。

蜂群崩壊症候群 (CCD)とは何か?


巣箱に入るミツバチ.蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん、Colony Collapse Disorder、CCD)とは、一夜にしてミツバチが原因不明に大量に失踪する現象である。日本での別名は「いないいない病」(「イタイイタイ病」と「いないいないばあ」がかけられた造語)である。

2006年秋〜現在にかけてセイヨウミツバチが一夜にして大量に失踪する現象が米国各地で起こっており、その数は米国で飼われているミツバチの約4分の1になる。ヨーロッパの養蜂家においても、スイス、ドイツでは小規模な報告ではあるが、他にもベルギー、フランス、オランダ、ポーランド、ギリシア、イタリア、ポルトガル、スペインにおいて同様の現象に遭遇している。また、CCDの可能性のある現象は台湾でも2007年4月に報告されている。

原因は「疫病説」(イスラエル急性麻痺ウィルス (IAPV)など)、「栄養失調説」、「ネオニコチノイドやイミダクロプリドなどの殺虫剤説」、「電磁波説」「害虫予防のための遺伝子組み換え農作物説」(3倍体トウモロコシ等)、「ミツバチへの過労働・環境の変化によるストレス説」などが唱えられているが、未だ解明はされていない。

CCDは、問題の発生した地域の商業養蜂家により報告されており、野生のコロニーや有機養蜂では発生していない。そのため、養蜂の慣習が基本的な要素であると考えられている。

1971年から2006年にかけ、米国における野生種のミツバチ数が激減(今ではほとんど存在しない)し、養蜂家の保有しているミツバチのコロニーがいささかゆるやかに、しかし顕著に減少した。これは、都市化や農薬の使用、アカリンダニ (Acarapis woodi)やミツバチヘギイタダニ (Varroa mites)、商業養蜂家の撤退などの要因が重なって累積的に減少しているものだが、2006年の終わりから2007年の始めにかけ、減少率は大きな比率となり、「蜂群崩壊症候群」(CCD)の名称を用いて、突発的なミツバチ失踪現象を表すことが提唱された。

ごく最近では、2004年から2005年の冬に同様の現象が発生し、ミツバチヘギイタダニによるものとされたものの、断定には至っていない。過去に発生した事例についても、いまだにその原因は明らかになっていない。(出典:Wikipedia)

参考HP → Wikipedia「蜂群崩壊症候群」
NHKクローズアップ現代 →
 http://www.nhk.or.jp/gendai/ 

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