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昔ニュートンは、宇宙のどこかに完全に静止している点が存在すると考えた。これを絶対座標という。私たちが高校時代に数学で習う、xyzの3次元座標で、すべての運動は決められると信じられていた時代があった。

ラプラスの魔物
実際、身の回りの物体、身近な天体の運動や時間は規則正しく行われていて、数十年、数百年後の日食の時間など1秒の狂いもなく予想できる。それだけでなく身の回りの物体の落下から、戦争の砲弾までニュートンの運動の法則はよく当てはまった。風の影響や空気抵抗まで考えれば、運動している物体の結果はすべて予想できるといえる。

この考えを発展させると、私たちの運命自体もすでに決まっているのではないのか?フランスにのピエール・ラプラスは次のように考えた「仮に、宇宙のすべての物質を現在の状態を厳密に知っている生物がいたら、その生物は宇宙の未来のすべてを完全に予言することができるだろう。つまり未来は決まっていることになる」と...。

この生物の名前を「ラプラスの魔物」という。たしかに、xyzだけの3次元と時間だけですべて決まるかと思うとぞっとする。この考えは科学の発展に閉塞感をもたらした。

相対性理論とアインシュタイン
しかし、例えば心はどうだろう?大きな心、小さな心、向上を目指す心、怠惰な心...心の姿勢は人生に大きな影響を与えないか?ニュートン力学では解明できない問題が次々に発見され、これを打ち破ったのがアインシュタインだった。

何とxyzであらわす空間も時間も、ともに変化する存在であることを、相対性理論で初めて説いた。そして、もちろん心についても、人は絶えず改善できる可能性のあることは、仏陀を初め多くの偉大な宗教的指導者が説いていたし、アインシュタインも神を深く信じていた

さて、現代では広い時空間で見ると、宇宙は激しく活動しており、静止しいる場所などどこにもないことがわかる。その中でも活動的な天体「ブラックホール」が存在する事は、アインシュタインの一般相対性理論にも予想されていた。現代ではブラックホールについてさまざまな研究がなされている。

ブラックホール最前線
小型のブラックホールは消滅する可能性も研究されているし、どの銀河の中心にも巨大ブラックホールが存在することがわかってきた。そして最近では銀河どうしがぶつかり合いその結果超巨大ブラックホールができるのではないかと考えられている。

京都大学基礎物理学研究所・早崎研究員らは、これまで謎とされる巨大ブラックホールの起源は、2つのブラックホールが合体して成長してできる。そんなシミュレーションによる新理論を8月1日発行の米天文誌「アストロフィジカルジャーナル」に発表する。このシステムによると、放射される光にX線や紫外線等は激しく周期変動するが、可視光や赤外線はほとんど変動しないことを発見した。

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巨大ブラックホールの起源は「双子の合体」 京大が計算


謎とされる巨大ブラックホールの起源は、双子のブラックホールが合体して成長してできる――。そんなシミュレーションによる新理論を、京都大学基礎物理学研究所の早崎公威研究員(宇宙物理学)らのチームが8月1日発行の米天文誌アストロフィジカルジャーナルに発表する。

計算結果によると、2個のブラックホールが近づくと、互いに追いかけるようにぐるぐる回り始め、さらに、両者を囲むような巨大なガス円盤ができる。最終的に合体して巨大化する。

双子のブラックホールでは、単体の時には見られない特徴として、放出されるX線や紫外線が一定の周期で明滅する。この特徴を観測できれば、成長過程を追跡できることになった。(2008年7月23日asahi.com) 
 

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