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相模原市の宇宙科学研究所(JAXA)に訪問するのは、もう4・5回目になるが、最先端の研究をしているので、ちょっとどこか変わった専門家集団という感じもしないではない。

研究設備をそのまま、名札をつけて見せているだけというコーナーもまだまだ多い。担当者もこちらから聞かなければ何も言わない人もいる。だが、全体では年ごとにエンターテイメント性を付加してわかりやすくなっていると思う。



例えば、賞品を用意したクイズコーナーを設けて、研究所で行っている内容を紹介したり、科学実験コーナー3D映像コーナーで研究を紹介するのは見てよくわかるのでよい。

いくら国が中心になって行う研究とはいえ、わかりやすくする場面がないと、科学技術はなかなか一般に普及しないし、賛同を得られない。これからもこういう楽しめる発表を工夫してほしい。

今回、クイズコーナーですごい研究をしているなと思ったのは「宇宙のお宝データを探せ」のコーナーであった。このコーナーで紹介しているのは、我が国が打ち上げた人工衛星のデータをすべての人にわかるようにして、公開している「DARTS」である。

DARTS」はインターネット上で誰でも自由に使える、宇宙のナビゲーションシステムである。「カーナビ」がどこに何があるか地図を使って教えてくれるように、宇宙のどこにどんな星があるかわかるようにする「宇宙ナビ」である。

ただ宇宙の方がはるかに情報量が多いので、まだいくつかの天体の情報を公開しているに過ぎない。ある程度完成するのにも何千年もの月日を要するだろう。それだけ宇宙のスケールは大きい。

DARTS」が国民の税金を使って行っている研究の成果を、研究者だけでなく一般の人にも使えるようにインターネット上に公開しているのはよい。一般の情報には著作権がつくが、国の研究成果には著作権をつけずに、誰にでも自由に使えるようにオープンであるべきだ。

そういう意味で「NASA」や「JAXA」のサイトには利用できるデータがたくさんあるので、みなさんもぜひのぞいてみよう!

それではここで宇宙科学研究所で出題されたクイズを紹介する。問題4・5は実際に「DARTS」を使って解答するが難しい。「DARTS」は天体の形・色彩だけでなくX線スペクトルなどさまざまな情報を調べることができる。

問題1 世界中の望遠鏡と協力して、銀河の中心角を電波で調べた日本の衛星は何?
(1)はるか   (2)あかり   (3)すざく
問題2 「すざく」衛星が偶然発見した天体の正体は?
(1)連星    (2)金星    (3)月   
問題3 「あかり」衛星により散光星雲IC1396で調べられたことは何?
(1)星の誕生の連鎖   (2)星雲までの距離   (3)星雲の色
問題4 白鳥座ループからのX線を「DARTS」にあるJUDOで見ると何色に表示されますか?
(1)赤     (2)青     (3)黄
問題5 イータカリーナ星はいろいろな元素のX線スペクトル輝線を放出している。「DARTS」にあるUDONを使ってスペクトルを出してみようスペクトル輝線は何本?
(1)1本くらい   (2)10本くらい   (3)100本くらい 

解答  1.(1) 2.(1) 3.(1) 4.(1) 5.(2)    (ドラッグで解答)

DARTS (ダーツ)とは何か?


宇宙研 (ISAS/JAXA) の衛星(えいせい)のデータを保存して、みんなに配るデータセンターです。宇宙のデータの図書館(としょかん)です。日本や世界の科学者・研究者が使っています。宇宙研の宇宙科学(うちゅうかがく)情報解析(じょうほうかいせき)センターが運用(うんよう)しています。 (出典:DARTS)

参考HP DARTS at ISAS/JAXA → http://www.darts.isas.jaxa.jp/ 

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