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アスパラギン酸とは何だろう?
アスパラギン酸(aspartic acid)とは、アミノ酸のひとつで、2-アミノブタン二酸ともいう。示性式は HOOCCH2CH(COOH)NH2)。略号は D あるいは Asp。アスパラギンの加水分解物から単離され、この名がついた。アスパラギン酸はタンパク質構成アミノ酸のひとつで、非必須アミノ酸。ちなみに、アスパラギンはアスパラガスから発見されたことにちなんで命名された。

タンパク質を構成するアミノ酸とは何か?
多くの動物のタンパク質はわずか20種類のアミノ酸からできている。もちろんこれ以外にもアミノ酸はある。チロキシン (甲状腺タンパク質に含まれる)やテアニン(茶の旨み成分)などもアミノ酸であるがタンパク質には含まれない。

20種類のアミノ酸をあげると次のようになる。
ヒトの必須アミノ酸 トリプトファン - リシン - メチオニン - フェニルアラニン - トレオニン - バリン - イソロイシン - ロイシン - ヒスチジン
ヒトの非必須アミノ酸 アラニン - アルギニン - アスパラギン - セリン - アスパラギン酸 - システイン - グルタミン - グルタミン酸 - グリシン - プロリン - チロシン

アスパラギン酸が記憶にはたらくしくみ
今回、岡山大学の森山芳則教授(生化学)らがアスパラギン酸が神経細胞で情報伝達にかかわる仕組みを突き止め、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。記憶にかかわる脳の海馬で、アスパラギン酸が神経伝達物質のグルタミン酸とともに存在することなどは知られていた。

大学院生の宮地孝明さんらは、細胞内でアスパラギン酸を運ぶたんぱく質を特定し、小胞型興奮性アミノ酸トランスポーター(VEAT)と名づけた。VEATは、神経細胞のつなぎ目にある神経伝達物質を蓄える袋に、アスパラギン酸を運びこむ。蓄積されたアスパラギン酸は、この袋から分泌されて神経伝達物質になるとグループはみている。  

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記憶の仕組みにアスパラガスのアミノ酸 岡山大が解明


アスパラガスに含まれるアミノ酸の一種「アスパラギン酸」が、神経細胞で情報伝達にかかわる仕組みを、岡山大大学院医歯薬学総合研究科の森山芳則教授(生化学)らが突き止め、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。この仕組みの異常で、発達障害などが起こる難病になる可能性も示され、記憶・学習の仕組み解明につながりそうだ。

記憶にかかわる脳の海馬で、アスパラギン酸が神経伝達物質のグルタミン酸とともに存在することなどは知られていた。大学院生の宮地孝明さんらは、細胞内でアスパラギン酸を運ぶたんぱく質を特定し、小胞型興奮性アミノ酸トランスポーター(VEAT)と名づけた。

VEATは、神経細胞のつなぎ目にある神経伝達物質を蓄える袋に、アスパラギン酸を運びこむ。蓄積されたアスパラギン酸は、この袋から分泌されて神経伝達物質になるとグループはみている。

これまでVEATは別の働きで知られており、その異常で、幼児期から精神発達や運動障害が起こる「サラ病」になることがわかっていた。今回の発見で、サラ病は神経細胞の情報伝達の異常で起こる可能性が示された。

森山教授は「グルタミン酸だけでは説明が難しい情報伝達の仕組みが、アスパラギン酸の働きを調べることでわかるかも知れない。認知症などの薬の開発につながる可能性もある」と話している。( asahi.com 2008年8月20日 ) 
 

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