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カレーの生まれた国はご存じの通りインドであるが、私たちがカレーと考えているものとはちょっと違う。 どこが違うのだろう?

日本のカレーはインドでもカレー?
現在、カレー粉と呼ばれているものはイギリスで作られたものである。カレーがイギリスに伝わった時点で、かなりの人気料理だったが、作るたびにスパイスの調合をしなければならなかったため、カレーパウダーが発明された。それを18世紀に初代ベンガル総督がイギリスに持ち帰り、クロス・アンド・ブラックウェル社(C&B社)が商品化することになった。それがカレー粉の始まりである。

そして、これに小麦粉が加えられ、現在のようなとろみのあるカレーが誕生することになった。果たしてインド人はこれをカレーと考えているのだろうか?またおいしいと感じているのだろうか?

NHKの「ためしてガッテン(2007.1.31放送)」ではおもしろい実験をしている。インド人に日本のカレーを食べてもらいアンケートを取った所、何と日本のカレーも「カレーである」しかも「おいしい」と答えた人がほとんどだった!

カレーで記憶力アップ
カレーは健康によいと言われるが、どんなところがよいのだろうか?

例えば冷え性気味の女性5人に、カレーとお粥を食べてもらい、その後の血流を比べる実験をすると、カレーを食べた場合には、血流が増えるという結果が出た。これはカレーに含まれるスパイスによって、血流が促進され、新陳代謝が活発になったということを意味する。

今回、武蔵野大薬学部の阿部和穂教授らは米ソーク研究所と共同で、カレーに最も多く含まれる香辛料「ウコンターメリック)」の成分「クルクミン」から作った新化合物「CNB―001」に、記憶力を高める効果があることを動物実験で発見した。

阿部和穂教授らは、インドでアルツハイマー病の患者が少ないことに着目。その秘密は食生活にあるとして、同国の代表的料理カレーに含まれる様々なスパイスの効果を調べ、ターメリックに、加齢などによる脳の神経細胞の損傷を防ぐ働きがあることを確認していた。

最近、記憶力をアップさせるものとして「水素水」や、「アスパラギン酸」などが話題になってりるが、カレーに含まれる「クルクミン」はポリフェノールの一種。最も身近で食べやすい成分かもしれない。みなさんカレーを食べよう! 

クルクミンとは何か?


クルクミン (curcumin) はカレーのスパイスであるウコン(ターメリック、学名Curcuma longa)の黄色色素。ポリフェノールの一種であるクルクミノイドに分類される。ケト型とエノール型の2つの互変異性体が存在し、固体および溶液中においては後者の方がエネルギー的に安定である。鮮やかな黄色を持つことから、天然の食用色素として用いられる。(出典:Wikipedia)

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カレーを食べて記憶力アップ…アルツハイマー予防に期待


武蔵野大は18日、米ソーク研究所との共同研究で、カレーのスパイスの一種ターメリック(ウコン)から作った化合物に記憶力を高める効果があることが動物実験でわかった、と発表した。

アルツハイマー病など脳疾患の予防などに役立つ成果として注目される。

同大薬学部の阿部和穂教授らは、インドでアルツハイマー病の患者が少ないことに着目。その秘密は食生活にあるとして、同国の代表的料理カレーに含まれる様々なスパイスの効果を調べたが、ターメリックに、加齢などによる脳の神経細胞の損傷を防ぐ働きがあることを確認したにとどまった。そこで研究チームは、米ソーク研究所がターメリックの成分(クルクミン)から作った新化合物「CNB―001」の効果をラットを使って調べた。

その結果、ターメリック由来の化合物を飲むと、飲まないラットに比べて、記憶力が高まっていることが観察できた。阿部教授は「新化合物は、脳の記憶にかかわる海馬部分を直接活性化している可能性が高い。今後は、安全性を確認し新薬の開発を目指したい」と話している。(2008年8月19日02時42分  読売新聞)


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