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宝石オパールの主成分
宝石「オパール」の主成分はケイ酸と水。化学式はSiO2・nH2O。成分中に10%ぐらいまでの水分を含む。そんなどこにでもある物質が、こんなに美しい宝石をつくるのだから自然は不思議である。

オパールのでき方は、主に火成岩または堆積岩のすき間に、ケイ酸分を含んだ熱水が充填することでできる。そのほかにも、埋没した貝の貝殻や樹木などがケイ酸分と交代することで生成されたり、温泉の沈殿物として生成されるなどもある。オーストラリアでは恐竜の骨とケイ酸分が置き換わり、オパール化した化石が発見されている。

今回、宝石オパールが火星表面に発見された。いったいどうやって?

火星にオパール発見
米航空宇宙局(NASA)は10月28日、火星を周回中の探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)」が火星の赤道付近を横切るマリネリス峡谷などから、反射されてくる太陽光の色を分析し、鉱物の種類を特定した。

その結果、火星の表面にオパールが露出しているのを発見した。この結果何が分かるのだろう?

オパールは、鉱物が液体の水に接触してできる水和物と呼ばれる物質の一種で、液体の水の存在の証拠とされる。見つかったオパールは20億年ほど前のものとみられ、火星には昔、液体の水があったことがわかる。

これまで火星の表面に水が存在することは、7月31日火星探査機「フェニックス」によって直接確認されている。オパールの発見は水の存在を再確認したことになる。

オパール化したプリオサウルス
1987年、オーストラリアのオパール産地・クーパー・ピディで、世界でも稀なオパール化した恐竜の化石がほぼ完全な形で発見された。1億1000万年前の地層から出土したその化石は、白亜紀に生息していたプリオサウルスであり、ほぼ完全な形で残っていた。しかも各所がオパール化していた。

プリオサウルスは首長竜のなかま。この化石は、一時国外流出の恐れにさらされることになったが、オーストラリア国内で「貴重な私達の財産を守ろう」という反対運動が起こり、国内に留められることとなった。

オパールとは何か?


オパール(opal)は、鉱物の一種。和名は蛋白石(たんぱくせき)。色の美しいものは宝石として扱われ、10月の誕生石とされている。石言葉は希望、無邪気、潔白。特に日本で好まれている宝石で、乳白色の地に虹色の輝き(遊色効果)をもつものは中でも人気が高い。主な産地はオーストラリア、メキシコなど。

化学組成はSiO2・nH2Oで、成分中に10%ぐらいまでの水分を含む。モース硬度は、5 - 6。比重1.9 - 2.2。劈開性:なし。

潜晶質(隠微晶質)であり肉眼では非晶質のようにみえる。ブドウ状または鐘乳状の集合体や小球状のものとして産出される。

透明なものから、半透明・不透明なものまである。ガラス光沢・樹脂光沢をもつものは宝石として扱われ、無色のものから乳白色、褐色、黄色、緑色、青色と様々な色のものが存在す。まれに遊色効果を持つものも存在する。

オパールは宝石の中で唯一水分を含むため、宝石店などでは保湿のため、水を入れた瓶やグラスを置くところもある。水分がなくなると濁ってヒビが入ることがあるためである。オパールの原石はカットされる前に充分天日で乾燥させなければならない。乾燥に耐えられたオパールだけをカットし指輪などの宝飾品に加工される。このようなオパールは普通に取り扱っている限りは特に問題がない。(出典:Wikipedia)

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火星でオパール発見、液体の水存在の新証拠 NASA


米航空宇宙局(NASA)は28日、火星を周回中の探査機マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)が火星の赤道付近を横切るマリネリス峡谷のへりなどでオパールが地表に露出しているのを見つけた、と発表した。

火星表面で反射されてくる太陽光の色を分析し、鉱物の種類を特定した。オパールは、鉱物が液体の水に接触してできる水和物と呼ばれる物質の一種で、液体の水の存在の証拠とされる。見つかったオパールは20億年ほど前のものとみられ、火星にはそのころまで液体の水があったことになる。 (asahi.com 2008年10月29日)
 

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