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間伐材利用の割り箸はエコ?
使い捨ての「割り箸」は資源の無駄使い、森林を伐採しCO2を増加させる...。そんな話を聞き、マイ箸を持参する人たちも増えたと聞く。松屋フーズなど「割り箸」を使わず、再利用できる箸を使用する飲食チェーン店も多い。割り箸は環境に良くないというイメージがある。  

一方で割り箸は、間伐材や木材加工時における捨てられるゴミ(廃材)から割り箸を作るので、資源の有効利用である。また、収益を植林に利用すれば「カーボンニュートラル」にもなる...。という意見も最近よく聞く。どちらが本当なのだろうか?

たしかに国内産の「割り箸」を使う分には森林破壊への影響はほとんど無い。しかし現実は海外から安い輸入品に押され、日本で使われている割り箸の9割以上は中国からの輸入品である。

輸入品の多くは、割箸などを製造するために伐採した材木を用いており、森林伐採が進む方向にある。このため環境問題への影響が指摘されており、中国でも2006年11月より資源保護政策の一環として輸出関税10%が付加されるようになった。やはり現状は環境によくないようだ。

間伐材利用のペレットストーブ人気!
間伐材といえば、間伐材を利用したペレットストーブの売れ行きが好調で、生産が追いつかない状態だ。これは地球温暖化対策として岩手県が補助制度を導入して普及を目指したもの。盛岡市の専門店では、売り上げが前年比2.5倍を記録。全国で2倍超、北海道では3倍だという。

ペレットストーブ木質ペレットを燃料とするストーブのことである。木質ペレットとして間伐材を用いることで、地球温暖化対策に貢献するなど、環境問題から注目されていた。ところが一般家庭向きのペレットストーブは、昨年度販売数は伸びず、補助金が打ち切られたばかりであった。

それが今年の原油高により、市民の購買意欲を一気に押し上げた皮肉な現象。「環境対策より財布の中身」と言える状況に県の担当者は、ストーブの普及を喜びながらも複雑な表情である。(参考:毎日新聞 11月14日)

ペレットストーブとは何か?
ペレットストーブ(pellet stove)とは木質ペレットを燃料とするストーブのことである。スウェーデンなど北欧に製造メーカーがあり欧米各国で普及していたが、日本国内でも1990年代後半頃から製造を試みる中小メーカーが現れ普及しつつある。

ペレットストーブは木くずや間伐材を粉砕し、小さな円筒形に固めたペレットを燃料にする。間伐材の利用促進や非化石燃料を用いることで地球温暖化対策に貢献するなどの環境問題から注目されるとともに、灯油小売価格の高騰などの追い風もあり普及しつつある。

煙突が必要な従来型のダルマ型、小判型ストーブもあるが、ペレット自動供給装置付きのFF(Forced draft balanced Flue stove)式(煙突を屋外に設置し、排気や吸気を行う方式)ファンヒーターも存在する。燃えかすや灰がほとんどでないため、日々の掃除はほぼ不要である。

機器が大きいこと、火力が強く微妙な火力調整が苦手なことが欠点であり、日本の都市部の住宅にはあまり使われないが最近少数だが都市部でも段々使われるようになったり、販売店や専門店では原油が100ドル最高値に近づこうとした際に問い合わせや見積もり依頼が相次いでいる。また少数ではあるがペレットストーブの購入者に助成金あるいは補助金を設ける自治体が存在する。(出典:Wikipedia) 

 

火のある暮らしのはじめ方―七輪、囲炉裏、ペレットストーブ、ピザ窯など

農山漁村文化協会

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薪ストーブライフNo.4
薪ストーブライフ編集部
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