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卵を抱くオス恐竜 

トロオドン・フォルモススは、小さいコエルロサウルス類の恐竜で、現代の鳥と同じ進化系統に分類される。巣にいる親と卵の化石が発見されており、その繁殖方法がワニ類や鳥類の繁殖方法に似ていることで注目を集めた。

今回、米モンタナ州立大などのチームの研究で、白亜紀にいた獣脚類のトロオドン類やオビラプトル類の化石を調べたところ、20〜30個の卵を抱くように死んでいた化石の後ろ脚を調べると、産卵期のメスに見られる特徴はなく、オスだったことが確認できた。どうやら恐竜のオスにも卵を温める習性があったようである。

チームによると、オスが卵を温める習性は現代の鳥類に特徴だという。恐竜から鳥類が進化したといわれるが、中生代白亜紀に今の鳥類と同じ性質をもつ恐竜が存在したとは驚きである。国立科学博物館の真鍋真研究主幹は「卵を温める恐竜は知られていたが、オスというのはおもしろい。飛行より前に始まった抱卵行動が、鳥へと受け継がれてきたのだろう」と話す。

同じようでも翼竜は恐竜ではない
さて鳥に進化したといわれる恐竜だが、似ているようだが翼竜は、恐竜ではない。メディア等では今も「空を飛ぶ恐竜」などと紹介されることがあるが、中生代に生息し、初めて空を飛んだ、爬虫類であって恐竜ではない。

爬虫類の主竜類に含まれる。 恐竜も主竜類に含まれるが、翼竜と恐竜は三畳紀中期に分岐した別のグループであるとされる。しかし両者はラゴスクス類を共通祖先として持つ極めて近縁な動物群である。翼竜と鳥類との関係は空を飛ぶと共通点はあるが、翼竜の方が歴史が古い。

翼竜は体を軽くするために、鳥と同じように骨の中が空洞になっていた。卵をかえすのも同じようにオス・メス共同で抱いていたのだろうか?

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鳥類に近いとされる恐竜では、巣で卵を温めるのはパパの仕事だった――。いまの鳥類にみられるオスが卵を抱く習性が、恐竜時代にさかのぼれるらしいことが、米モンタナ州立大などのチームの研究でわかった。19日付の米科学誌サイエンスに発表する。

白亜紀にいた獣脚類のオビラプトル類や、トロオドン類の化石を調べた。いずれもいまの鳥類に近いとされる。20〜30個の卵を抱くように死んでいた化石の後ろ脚の断面をみたら、産卵期のメスに見られる骨の浸食の跡がなく、オスだったことが確認できた。

チームによると、オスが卵を温める習性は現代の鳥類に特徴的だという。国立科学博物館の真鍋真研究主幹は「卵を温める恐竜は知られていたが、オスというのはおもしろい。飛行より前に始まった抱卵行動が、鳥へと受け継がれてきたのだろう」と話す。(asahi.com 2008年12月19日)

 

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