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 暖かくてサッパリ吸湿発熱素材
 いよいよ本格的な冬の到来だ。そうなると温かな衣類が恋しくなる。先日ユニクロの「ヒートテック」について調べたが、他の繊維メーカーはどうなんだろう?

 冬の下着というと暖かければ良いと思われがちだが、人は暑いと汗や湿気を出す。これがうまく排出されないと着心地がよくない。アクリル繊維は柔らかくて暖かいのですが、それだけで下着をつくると湿気がこもってしまう。

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そこで寒いと発熱、暑いときは吸湿する性質を持ち、薄くて柔らかい合成繊維がつくれないかと、さまざまな繊維メーカーと衣料メーカーが共同で研究を重ねており、様々な吸湿発熱素材が開発されている。

旭化成の「サーモギア」とは?
旭化成の「サーモギア(Thermogear)」は着るとポカポカする発熱繊維である。ベンベルグ(レーヨンの一種)とマイクロ抗ピルアクリル(非常に細いアクリル)を組み合わせた、吸湿発熱性・調湿機能に優れるソフトな触感の繊維。

「サーモギア」は、ベンベルグの優れた吸湿発熱特性を最大限に生かすよう、マイクロ抗ピルアクリルと組み合わせることで、糸にたくさんの空気を含ませあたたかさをキープしている。

「サーモギア」に使用しているアクリルは、従来のアクリルに比べて非常に細くてしなやかなマイクロファイバー。そのため肌触りが柔らかく、洗濯後もソフト性はほとんど低下しない。

「サーモギア」は、調湿機能にも優れている。マイクロファイバーの毛細管現象によって汗をすばやく拡散させるため、余分な湿度は外に逃すので乾きも速く、汗ばみにくく、暖かいのにさわやかな着心地を保つ。

いろいろな吸湿発熱素材
下着メーカーのグンゼは2002年、この旭化成の「サーモギア」を使った機能性下着「ホットマジック」を発売した。他社も繊維メーカーと共同で、新素材を使った新製品を開発している。

ミズノの「ブレスサーモ」の素材は東洋紡と共同開発したもので、身体から放出された水分が繊維内に吸湿される際に生じる吸着熱で約プラス2℃の保温効果を発揮する。

ヘインズの「コンフォートウォーム」は三菱レイヨンの「ルネスα」を薄く編み、発熱や吸湿の機能を持たせている。

これらの素材はユニクロと東レの開発した「ヒートテック」と似たしくみの吸湿発熱素材を使っているが、これ以外の発熱素材もある。

蓄熱保温素材
太陽光を吸収し、熱エネルギーに変換する物質(炭化ジルコニウムなど)を繊維の原料に練り込んでから繊維化したものがある。練り込まれた物質が太陽光を吸収し熱に変換するため、衣服の表面温度が高くなる。また、この素材は、熱変換機能に加えて人体から発生する熱(遠赤外線)を反射する機能(衣服の外に逃がさない)を付与させて、保温性を高めている。

ユニチカからは「サーモトロン」、クラレからは「ブラックシリカ」という「蓄熱保温素材」が開発されている。

遠赤外線放射素材
加熱されると遠赤外線を放射するセラミックスがある。遠赤外線は、物質に当たると熱に変換しその物質を暖める。このセラミックスを、特殊技術でポリエステルに練り込んだ繊維が開発され、寝装品に利用されている。写真の断面中に見える白い粒子が、遠赤外線放射セラミックス。
 
クラレから「ロンウェーブ」という「遠赤外線放射素材」が開発されている。

参考HP 日本化学繊維協会 → クールビズ・ウオームビズ対応素材
ECO JAPAN ウォームビズを科学する → 暖かさと汗・湿気対策を同時に実現する

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