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米入国前にインターネットで申請必要
2009年1月12日から米国ビザなしで短期滞在で米国に入国する際、事前にインターネットで申請して承認を受ける「電子渡航認証システム(ESTA)」が導入された。今後はオンラインで米国土安全保障省(DHS)に登録しなければ米国に入国できなくなった。

米国土安全保障省は、インターネットを利用した国境警備強化策の一環として、ビザ免除プログラム(VWP)の対象35カ国からの入国者に対して、米国行きの飛行機に乗る前に電子渡航認証システム(ESTA)にオンラインで申請することを求めている。

以前なら、これらの国々からの渡航者は、90日未満の滞在であれば米国行きの機内でI-94出入国記録カードに記入するだけでよかった。

電子渡航認証システム(ESTA)とは何か?
ESTAとはElectronic System for Travel Authorizationの略で、短期滞在査証(ビザ)免除プログラム(VWP)参加国からの入国者に対し、米国出入国カード(I-94W)を書く代わりに、オンラインで申請することを義務付けたものである。

ESTAの目的は、アメリカへの渡航者を事前申請でチェックすることで、テロの脅威を未然に防ぎ、空の安全と海の安全を確保すること。2008年6月に米議会で決議された「9・11委員会勧告実施法」に基づき、米国国土安全保障省(DHS)が8月1日から実施している。

ESTA(エスタ)の有効期限は2年間で、原則として72時間前にインターネットで申請しなければいけない(ESTA申請に対しての回答がすぐに出ない場合があるため) 。1月8日までに日本人は186000人が登録している。

パスポート、査証(ビザ)、出入国カードの違い
パスポート(passport)
とは、政府ないしそれに相当する公的機関が交付し、国外に渡航する者に国籍及びその他身分に関する事項に証明を与え、外国官憲に保護を依頼する公文書である。旅券(りょけん)と訳される。偽造防止・利用者の利便性向上のためICパスポート導入を検討し、2005年に国際標準を策定。アメリカ同時多発テロ事件後のテロリズム対策の強化などもあり、各国はICパスポートの導入を進めている。

査証(visa)とは、外国人の入国に必要な入国許可申請証明の一部であり、大多数の国が同様の制度を運用している。英語でのビザとの呼称も日本語では一般的である。入国許可・在留資格とは別のものである。しばしば、旅券と査証の関係や違いが良く理解されていないことが多いが、簡単に例えると、旅券は「国際国籍・身分証明書」、査証は「入国許可申請証」と言い換えることができる。旅券は旅行者の国籍国が発行し、査証は旅行目的国が発行する。

出入国カードとは、日本を出国するとき又、海外から帰国する時に必要なカード。もちろん日本だけでなく海外の国々に出入国する際、必ず必要となるため空港や飛行機の中で記入する。でも、初めて海外旅行をする人にはどのように記入してよいかわからず、戸惑うこともある。

書く内容は1.姓 2.名 3.生年月日(日/月/西暦年) 4.国籍 5.性別(男性または女性) 6.旅券番号 7.航空会社名および便名 8.居住国 9.搭乗地(市) 10.査証発行地 11.査証発行日 12.米国に滞在期間中の住所(番地、通り) 13.市、州である。


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「ESTA」混乱なくスタート 米国渡航、ネット認証制度


トラブルを懸念し、待機する在日米国大使館のマイケル・ガローティ領事=成田空港第1旅客ターミナル(平田浩一撮影) 米国への短期滞在の入国者が事前にインターネットで申請して承認を受ける「電子渡航認証システム(ESTA)」の運用が12日、始まった。成田空港では大きな混乱はなかった。

日本航空と全日空はカウンター近くに事前承認申請を忘れた旅客のため入力用パソコンを置き対応。米国大使館(東京都港区)も特別に案内ブースを設置、渡米の旅客に説明していた。

オークランドに行くという川崎市の会社員の女性(45)は「入力は簡単。テロ対策など安全のために仕方がない」と新制度に納得の様子。一方、バージニア州に向かう横浜市の会社員の男性(29)は「旅行代理店でやってもらった。新しい制度なので少し戸惑いもある」と話した。(msn.com 2009.1.12)

電子渡航認証システム(ESTA) ← 申請はこちらからできます。
 

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