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宇宙長期滞在中、若田さんの日常
国際宇宙ステーションに滞在中の若田宇宙飛行士。2009年3月15日、STS-119(15A)ミッションで打ち上げられ、日本人として初めてのISS長期滞在を開始してから70日が経過した。あと45日、約3ヶ月半もの間、クルーのフライトエンジニアとしてISSに滞在し、STS-127(2J/A)ミッションで2009年6月13日帰還する。

若田さんは、宇宙空間での長期滞在で、毎日美しい地球を眺めながら、貴重な体験を積み重ねている。うらやましいところもあるけど、これは地球と違って大変だということもある。先日は尿からつくった再生水で、乗組員とカンパイしていたが、これはうらやましくなかった。


                                                                                 (出典:JAXA・NASA)

若田さんの日常生活で、驚かされたのは、まず歯磨き。水が貴重なので歯を磨いたあと吐き出すことはしない。ほとんど飲み込むんだそうだ。次に洗髪、シャンプーをつけるが、やはり水が貴重なので洗い流すことはしない。シャンプーが飛び散らないようにタオルで覆いながら泡を立て、タオルでぬぐい取って終わりだ。

宇宙ステーションでは、お風呂やシャワーがないので、体はロシア製のウェットタオルで汚れを拭き取るだけだ。

若田さんの「おもしろ宇宙実験」その1
若田さんは、宇宙ステーションで行う「おもしろ宇宙実験」のアイディアを募集した。応募総計1,597件のアイディアの中から、いくつかの実験を行っている。

これはぜひ、JAXAの動画を見てほしい。楽しくて、思わず笑ってしまう。

やってみた実験のテーマをあげると「ラジオ体操」「バック転」「リフティング」「オーバーヘッドキック」「腕立て伏せ」「側転」「クロール」「スピン(回転)」まず、ラジオ体操はまったく地上のイメージではできない。おかしくて笑ってしまった。かっこよくできたのは、「側転」ぐらいだろうか。

クロールも面白い。いくらかいてもかいても前に進まない。空気があるのだから前に進みそうなものだが、まったくといってもいいほど進まなかった。それは、手で紙を持ってクロールしても同じだった。

若田さんの「おもしろ宇宙実験」その2
そして先日、2回目の面白実験を行った。テーマは「衣類をたたむ」「魔法のじゅうたん」「水鉄砲」「目薬」。さて、衣類はたためるのであろうか?目薬はさせるのであろうか?

まず、衣類であるが、たたむにはたためたが、重力がないと自然に広がっていった。宇宙空間ではマジックテープで固定する。魔法のじゅうたんは、足とじゅうたんを粘着テープで接着し、滑るように空間を移動することができた。

水鉄砲は、注射器で水を押し出すと、重力がないのでまっすぐ進んだ。水は空中で玉になった。目薬は重力がないので、目に落とすことはできない。目薬の先に水玉をつくり、それをそっと目に持っていって何とかさすことができた。

若田さんのISS長期滞在の意味
若田さんの今回の長期宇宙滞在の主な目的は何だろう?

1.日本人宇宙飛行士の長期滞在での活動や地上との連携を通じて、今後の我が国の有人宇宙計画に必要な有人宇宙技術の実証・習得を行うとともに、複雑なシステムを安全かつ確実に運用する技術の習得を図る。
 
2.日本人宇宙飛行士による軌道上での「きぼう」の機能・性能や運用性設計等の確認及び、日本人宇宙飛行士との連携を通じたシステム運用・管制技術や運用要員の技量の向上。

3.長期的な医学データ取得による知見の習得(重力、宇宙放射線等の医学的影響)
健康管理手法(栄養・体力評価、精神心理)の経験・ノウハウの蓄積。

参考HP JAXA 「おもしろ宇宙実験」 動画

ぼくの仕事は宇宙飛行士
若田 光一
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