科学大好き!アイラブサイエンス!最近気になる科学情報を、くわしく調べやさしく解説!毎日5分!読むだけで、みるみる科学がわかる!
 有史時代と先史時代
 人類の歴史は何年ぐらいあるのだろう?

 正解は200万年である。今から200万年前に初めて道具を使う人類が出現したとされている。地質時代では新生代「第4紀」にあたり、この時代は人類の出現から現在までの時代である。

 文字が発明され、歴史の記録が残っている時代を有史、記録の残っていない時代を先史とよぶ。有史時代というと、世界四大文明が有名だ。人類の有史時代はこの4大文明から始まったとされる。以降の文明はこの流れをくむとする仮説である。4大文明とは、メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・黄河文明をさす。その後文明の中心は、古代ギリシア・古代ローマに移っていく。

 4大文明で文字が使われるようになったのは、メソポタミア文明が紀元前3500年、エジプト文明で紀元前4000年、インダス文明で紀元前2600年、黄河文明で紀元前2000年頃からである。



 有史時代の前の先史時代というとどんな時代なのだろう?これは、文字による記録は残っていいないが「ヒトが生活した跡」が残っている時代だ。

 人類と他の動物の違いは、さまざまな道具を使うことである。これは永遠に続くヒトの営みだといえる。歴史を調べると、道具が使われだした時代を人類の出現時期と定義している。これが先史時代の始まりである。時間にすると今から200万年前のことである。地質時代では新生代「第4紀」にあたる。

 使われた道具はまず石器であり、この時代を石器時代という。次に青銅器、鉄器の順に使われるようになっていく。そして、青銅器時代ぐらいになると、文字も発明され使われるようになる。

 石器時代でも、200万年前から紀元前1万年の間の「旧石器時代」、紀元前1万年〜紀元前8000ないし6000年頃の期間で、氷河が後退しはじめ気候が温暖になった頃の「中石器時代」、磨かれた石の道具である磨製石器を主な道具とした時代で、土器の使用、農耕や家畜の飼育が始まったという「新石器時代」の3つに分けられる。

 世界最古の繊維
 先日、米ハーバード大などの国際研究チームがグルジアの丘陵地帯の洞窟にある後期旧石器時代の地層から、約3万年前に人類が使ったと考えられる繊維素材が発掘された。世界最古級とみられる。11日付の米科学誌サイエンスに発表された。
 
 今回、グルジアで発見された古代繊維は、亜麻繊維で、野生のものが糸に加工されたり、黒や灰色などに染められたりしていた。石器を柄に結ぶひもや編みかご、服に使われたようだ。放射性炭素による年代測定で、洞窟は3万2千〜2万6千年前と推定されている。

 亜麻とは何か?
 亜麻はアマと読む。「亜麻色の髪」の亜麻である。麻(アサ)と間違えられることがあるが、アサよりも柔らかくかつ強靭で上等な繊維である。茎の繊維はリンネル(リネン)製品となる。一般には薄地のさらりとした丈夫で吸湿性がある織物をさし、光沢がある。

 夏物の衣服のほか、敷布・テーブルクロス・ハンカチ・レース地など広い用途を持つ。厚地のものは帆布・カンバスなどにする。紀元前3500年頃の古代エジプトの交易品に、すでに「リンネル」が金・銀、殻物、パピルス、ロープ、陶器、彩色瓦、牛皮などに混じって登場する。古代の中近東では肌着としてよく使われ、エジプトではミイラを巻くためにも使われた。

 繊維とは何か?
 繊維というと、元来は布を織る材料となる糸の素材のことである。布になるためには、それが細長く、柔軟で、なおかつ耐久性に優れることが求められる。そのような構造への加工は高度な技術であるため、古くは動物の体毛、植物の樹皮から得られる繊維がもっとも古いものであった。
 
 現在ではナイロン、ポリエステルなどの化学繊維と呼ばれる、高分子有機化合物による合成繊維は様々なものが作られるようになっている。ユニクロがつくった、吸質発熱繊維「ヒートテック」は、特に細いポリエステルを繊維素材にしたものである。


参考HP Wikipedia「亜麻」「先史時代」「4大文明」・朝日新聞「世界最古級、約3万年前の繊維素材(2009年9月11日)」  

リネンが好き
前田 まゆみ
文化出版局

このアイテムの詳細を見る
VISUAL ENGINEERING 図解 繊維がわかる本 (VISUAL ENGINEERING)
平井 東幸
日本実業出版社

このアイテムの詳細を見る

ブログランキング・にほんブログ村へ  ランキング ←One Click please