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 今、話題の辺野古
 沖縄県の辺野古地区とは、米軍基地問題で今話題になっている場所だ。辺野古は「へのこ」と読む。名護市東部の久志地域に位置する区(ここでいう「区」は集落を表す)で、普天間飛行場の移設予定地とされるキャンプ・シュワブがあることで知られている。

 宜野湾市の伊波洋一市長は11月26日、国会内で鳩山由紀夫首相と面談し、米太平洋軍司令部のグアム統合軍事開発計画で、普天間の代替施設としてグアムの既存施設が盛り込まれているなどとして、辺野古以外の移設について再検証を要請した。

 伊波市長によると鳩山首相は「検討させてほしい」と述べたという。

 大浦湾に新種39種
 一方、辺野古地区近くの大浦湾で、エビ・カニ新種、一挙39種も発見され話題になっている。11月27日から沖縄県本部町で開かれる日本サンゴ礁学会で調査結果が発表された。

 世界自然保護基金(WWF)ジャパンの「南西諸島生物多様性評価プロジェクト」の一環として、千葉県立中央博物館や琉球大など、甲殻類の分類を専門とする研究者5人が中心となって調査した。

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 エビ・カニ新種、一挙39種 沖縄、辺野古近くの大浦湾


 沖縄本島東部の大浦湾で、大きさが数センチのエビやカニなど、新種とみられる甲殻類が一挙に39種も見つかった。27日から沖縄県本部町で開かれる日本サンゴ礁学会で調査結果を発表する。

 調査は、世界自然保護基金(WWF)ジャパンの「南西諸島生物多様性評価プロジェクト」の一環。千葉県立中央博物館や琉球大など、甲殻類の分類を専門とする研究者5人が中心となって調査を進めた。今年6月下旬を中心とした計10日間に、大浦湾の波打ち際から水深約60メートルまでを調べた。

 計510種の甲殻類が捕獲され、このうち、甲羅の幅が約1センチのコブシガニの仲間や、全長2〜3センチのスナモグリ類など計39種が、これまで知られていなかった「未記載種」と判明した。調査チームの藤田喜久・琉球大非常勤講師は「一つの湾内で一度にこれだけの数の新種候補が見つかるのは驚きだ」と話す。

 WWFジャパンは「今後さらに新種候補の生物が見つかる可能性が高い。しかし、内湾は埋め立てや水質汚染などの影響を受けやすく、米軍普天間飛行場の移設候補地に隣接した海域でもある。環境が悪化する前に、この海域の調査を十分に行うべきだ」としている。(asahi.com 2009年11月25日)  

 

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