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エネルギー過多・細胞内飢餓
 糖尿病は、糖代謝の異常によって起こるとされ、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が病的に高まることによって、様々な特徴的な合併症をきたす、危険性のある病気である。

 血糖値が高いということは、血液中にエネルギー源がたくさんある状態であるが、血糖値が高いということが直接、生体にとって不利となることはない。

 問題は、エネルギーが必要なのに細胞がグルコースを取り込むこむことができない状態である。

 グルコースは細胞内に入り初めてATPとなりエネルギーと変わる。グルコースを細胞内に取り込むのに必要なのが「インスリン」と呼ばれるホルモンである。糖尿病の患者は「インスリン」が不足することで細胞内が飢餓の状態となり、意識障害など全身状態が悪化する。

 これが糖尿病性昏睡と言われる病態であり、患者は著しい高血糖を示しているが飢餓の病態となっている。

 梅に糖尿病治療効果
 和歌山県みなべ町は16日、特産品の梅に糖尿病治療などに利用されている「α-グルコシダーゼ阻害剤」の効果がある成分が含まれていることを、県立医科大の研究グループなどとともに解明し、特許を取得したと発表した。

 古くから「梅干しは体によい」などと言われてきたが、具体的な効果を検証しようと、県立医科大や近畿大などの8機関が2001年から、研究を重ねてきた。昨年2月には、胃潰瘍(かいよう)などの原因となるヘリコバクター・ピロリ菌を抑制する物質があることを解明、特許を取得している。

 今回の特許では、食後高血糖を改善するために服用されているα-グルコシダーゼ阻害剤の効果がある成分が、梅にも含まれていることを突き止めた。動物実験などでは、糖尿病の予防効果もあったという。

  同町役場で記者会見した宇都宮洋才・県立医科大講師は「研究が続いており、具体的な成分などは公表を控えたいが、言い伝えられてきたことが、科学的に裏付けられたと思う」と話していた。  特許の取得を受け、町は梅のこうした効果を積極的にPRしていく。 (2009年12月18日12時15分 読売新聞)

 α-グルコシターゼ
 そういえば、梅の実は他の果実と比べて大きくならない。養分を蓄えすぎない物質があると考えることもできる。それが今回発見された、梅の成分かもしれない。ところで、「α-グルコシターゼ」とは何だろうか?

 「α-グルコシダーゼ(α-glucosidase)」は糖のα-グリコシド結合を加水分解する反応を触媒する酵素。α-グリコシド結合を持つ代表的な糖、麦芽糖(マルトース)もこれによって分解されるため、「マルターゼ(maltase)」とも呼ばれる。

 糖複合体(アグリコン)として各種アルキル基,アリール基を持つ物も基質とする。 ヒトでは膵臓や小腸上皮細胞から消化酵素として分泌される。殆どの生物がこの酵素を備えており、代謝にかかわっている。

 基質特異性は酵素の起源により様々で、アグリコンの分解能を備えているものや、デンプンを分解するものなどがある。特に酵母では豊富に存在するが酵母から精製した酵素は基質特異性が低い。ヒト腸粘膜からは5種類のα‐グルコシダーゼが分離されているがそれぞれ基質特異性が異なる。 (Wikipedia) 

 

主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ
江部 康二
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