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 2009年「世界天文年」
 2009年もいろいろなことがあった。「世界天文年」として迎えた7/22、国内で46年ぶりとなる「皆既日食」があったり、美しい流星群が夜空を飾ったのは良い思い出になった。  

 宇宙といえば国際宇宙ステーションでの日本の活躍も忘れられない。若田さんと野口さんの長期滞在、スペースシャトル後をになう、国産HTV宇宙船の打ち上げ成功もあった。また新しく日本人宇宙飛行士候補生が3名誕生した。

 宇宙観測の方では、太陽の黒点が減少する、極小期に当たっていることがわかった。しかし、地球温暖化には影響しない見通しだ。また、年末には、これまで謎とされていた宇宙の「暗黒物質」が発見されたというニュースもあった。

 地球温暖化と科学技術
 地球上に目を移すと、コペンハーゲンでCOP15が開かれたが、確かに温暖化は進んでいる。オーストライリアでは記録的な熱波や山火事があった。日本では集中豪雨や竜巻があった。

 世界では絶滅危惧種・絶滅種が増えていて、カエルツボカビ病など、特に両生類全体が危機に陥っている。

 テクノロジーの分野では、電気自動車などエコカーが注目された年でもあった。IT産業では今年、どこでも簡単にインターネットに接続できる「ネットブック」が人気だった。Windows 7・Google.chrome 新OSも登場した。携帯電話の操作性も向上した。

 インフルエンザと事業仕分け
 今年は日本人のノーベル賞受賞者はいなかったが、ライフサイエンスや医学の研究もめざましく、京都大学の山中教授のiPS細胞は研究が進み、病気治療のための実用化直前段階まで来ている。

 また、世界中が新型インフルエンザと戦ったのも印象に残った。インフルエンザの予防方法や、ワクチンや治療薬の開発研究が一段と進んだ。

 今年は茂木健一郎氏の脳の本がよく売れた。脳や体のしくみや、体によいとされる食品の成分の研究もすすんでいる。

 また、覚醒剤や事業仕分け、緊急経済対策など思いもよらない面から科学についてかんがえさせられた年であったと思う。その中でアイラブサイエンスが選んだ2009年ベスト10を紹介する。

アイラブサイエンスが選ぶ 2009年10大科学ニュース


第10位 人類の起源を変えたラミダス猿人 エチオピアで見つかったラミダス猿人の化石。日本の研究チームが全身骨格を復元することに成功、分析の結果、人類最古のものとわかり人類の歴史を塗り替えた。
     440万年前、最古の人類の復元に成功!「ラミダス猿人」とは何?10/2

第9位 政府vs科学技術 
今年はいろいろな意味で政治と科学技術について考えさせられた1年であった。緊急経済対策で高速道路ETCなら一律1000円、省エネ家電のエコポイント制度、民主党政権になってからのダム計画中止、行政事業仕分けなど科学技術の存在意義を改めて考えさせられた。
     緊急総合対策で、ETC搭載車は高速道路一律1000円!4/9
     ダムとは何か?ダムの目的・種類・諸問題10/14
     「金」と「効率」優先?民主党の行政事業仕分けにポリシーなし11/17

第8位 覚醒剤の禁断症状 年末にまたもや芸能人の覚醒剤事件。TV番組によると覚醒剤は脳の食欲や性欲、睡眠欲など人間の本能に直接はたらくので、どうしてもやめれなくなるという。たしかに本能をやめられる人は人にはいない。科学的な面でも世間の関心を引きつけた。
     衝撃!まさかあの人が...合成麻薬MDMAと覚醒剤とは何か?8/9

第7位 進む地球温暖化・空転するCOP15 米国の温室効果ガス削減、日本の25%削減などの目標提示で前進するかに見えた地球温暖化対策であったが、COP15はまったくの期待はずれに終わった。
     米国オバマ大統領の「グリーン・ニューディール」とは何か?1/16
     「COP15」結局どうなった?方向性確認・具体的目標なしで合意12/21
     異常気象?日本を襲う「集中豪雨」と「竜巻」 その意外な関係7/30

第6位 新エネルギー・次世代エネルギーに希望 政府の補助で太陽光発電など新エネルギーの普及が徐々に進んでいるが、ミドリムシを利用した、バイオマスやマグネシウムなどを使った、次世代エネルギーの研究もすすんでいて希望を持てた。
     無から有?下水汚泥から都市ガスになる「バイオガス」有効利用!11/4
     「藻」からバイオ燃料!これで石油・食料・環境問題すべて解決?1/12       
     新・新エネルギー革命?無尽蔵マグネシウムと太陽光レーザーで5/18
     ミドリムシが地球を救う?CO2対策・食糧対策・バイオ燃料まで9/17

第5位 国内で世界で、エコカー元年 中国では何と日本より早く電気自動車が走っているという。日本ではホンダ「インサイト」、トヨタ「プリウス」、ニッサン「リーフ」の発表は話題を呼んだ。一方で米国のGMの破綻・国有化。時代ははっきりエコカーへの転換を示した、そんな年でもあった。
     トヨタ・プリウスの逆襲!いよいよHV(ハイブリッド)主役の時代に3/27
     電気自動車(EV) 日産「リーフ」登場!2010年後半販売決定!8/3
     トヨタの選択EVではなくPHV 「プラグインハイブリッド」とは何か?10/31

第4位 日本人宇宙飛行士の活躍 5月の若田さんに続き、12月には野口さんが国際宇宙ステーションで長期滞在を始めた。スペースシャトル後の輸送をになう国産の宇宙船HTVの打ち上げ成功、そして日本人宇宙飛行士の候補生が3名誕生した。
     宇宙に夢を広げよう!JAXA久しぶりに宇宙飛行士2名選抜3/6 
     若田さんの「おもしろ宇宙実験」 尿の再生水でカンパイ!5/25
     ソユーズドキング成功!野口さん5ヶ月「ISS」長期滞在がスタート12/23

第3位 国内46年ぶり皆既日食 2009年は「世界天文年」。何といっても印象に残ったのは、国内46年ぶりとなる皆既日食であった。あいにく雨などで全国的には天気に恵まれなかったが、一部の地域や天候にあわせて進路を変更できた、船上や飛行機で観察した幸運な人達もいた。
     2009年「世界天文年」 7/22「皆既日食」3大流星群観測好機世界初!1/3
     7月22日全国で皆既・部分日食 雨が降っても絶対に見る方法7/22

第2位 壮絶インフルエンザvs人類の戦い WHOがフェーズ4を宣告した4月、人々は恐怖に陥った。政府の水際対策もあえなく突破、その後、症状が重くならないことがわかり一安心。しかし、全国的に学級閉鎖、学校閉鎖が続いた。治療薬では、タミフル、リレンザに続きベラミビルも開発。人類とインフルエンザの知恵比べはまだまだ続く。
     どうする?「インフルエンザ」今年流行は「タミフル耐性Aソ連型」1/18
     インフルエンザ拡大・WHO緊急委フェーズ4へ!豚肉は大丈夫?4/27
     インフル第3の治療薬・イノラミニダーゼ阻害薬「ベラミビル」12/20

第1位 月に水を発見! 何といっても第1位はこれ。今まであらゆる方法で、月に水はないかと人類は調査してきたが、グランドにスプーン1杯ほどしか、発見されなかった。それが何と、月の南極にたっぷりあった。その由来は何と彗星の尾からという、ロマンチックな話。これで宇宙開発が大きく前進する。米国のLCROSSの成果である。
     探査機が月面に水を発見!太陽からの水素イオンで生成?9/25
     NASA:月の南極にオアシスを発見!宇宙計画に大きな進展11/15
 

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