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 見えるかな?ISSと部分月食  
 
部分月食が26日夜、全国で観察できる。午後7時16分に欠け始め、最大となるのが同8時38分で約半分が欠け、同10時に終わる。同8時過ぎには日本上空を横断する国際宇宙ステーション(ISS)との競演も期待できそう。道具は必要なく、肉眼で見える。ただ、気象庁によると、西日本は曇りか雨の予報という。

 月は東南東に昇り、水平線近くで左上から欠け始める。岡山付近から西ではすでに欠けた状態で昇る。国立天文台のサイトで各地の見え方を解説。ISSの見え方は宇宙航空研究開発機構のサイトで調べられる。

 月食は太陽と地球、月が一直線に並んだとき、満月なのに地球の影に入って欠けたように見える現象。部分月食は1月1日に続き今年2回目。12月21日に皆既月食がある。

 大阪市立科学館は、26日午後7時から大阪市の難波宮史跡公園・北西角付近で観望会を開く(雨天中止)。無料で申し込み不要。(asahi.com 2010年6月26日)

 
 6月26日夜に起こる部分月食
 6月26日の夕方、月の約半分が欠ける「部分月食」が見られる。2010年は月食が3回も起こるラッキーな1年で、今回は2回目。前回(1月1日)は未明の現象でしたが、6月26日は宵の見やすい時間帯の月食で、これは2年10か月ぶりのこと。

 月食は太陽・地球・月が一直線に並ぶ満月の際、地球が月に対して太陽の光をさえぎる場合に起こるす。満月はおよそ1か月に1度起こるが、毎回月食になるわけではなく、また起こっていても地球の反対側では見られないことを考慮すると、月食は1年に2回ほど観察できることになる。

 太陽に照らされる地球の後方(太陽の反対側)には、長い影が伸びる。この影には、太陽の光が地球に完全にさえぎられる「本影」と、一部が届く「半影」の2種類がある。地上から見ると、ちょうど太陽から180°反対のところに本影と半影が二重円になって位置している。

 本影に隠された部分はとても暗くなるのですぐにわかりますが、半影に隠されているだけの部分は、写真撮影をして初めてわかるほどの変化しかない。

 月が本影に隠れ始める(部分月食の開始)時間帯は、日本列島の各地でほぼ月の出と重なる。食が最大になるのは午後8時38分で、高度は10〜15度。部分食が終わる午後10時になっても、月の位置は高いとは言えない。(アストロアーツ)

 6月26日夜に起こる部分月食
 2010年には、部分月食が2回(1月1日、6月26日)、皆既月食が1回(12月21日)、合計3回の月食がある。その2回目となる部分月食が6月26日の夜に起こり、全国で観察することができる。

 月が最も欠けて見える食の最大は、20時38分。このときには、月の直径の半分以上にまで欠けた月が見られる。その後、月は影から離れていき、22時0分に月食が終了する。月食の後半では、月の高度も欠け始めの頃より高くなりますので、比較的観察しやすくなる。

 6月26日の月食は、満月の約半分ほどが地球の影によって隠され見えなくなる「部分月食」。一般に北アメリカ大陸(北東部を除く)、南アメリカ大陸西部、太平洋、オーストラリア大陸、アジア東部などで見られる。日本では全国で見られる。

 月食(部分食)が始まるのは19時16分。月食の経過は日本全国どこでもほとんど同じ時刻だが、月の出の時刻は観察する場所によって大きく異なる。南西諸島・九州・中国・四国地方の一部および北海道の一部では、月食が始まる時刻には月が地平線の下にあり見られない。したがってこの地域では月食が始まった状態(月が欠けた状態)で地平線から昇ってくる。

 部分食の最大(月が最も大きく欠けるとき)は20時38分。その後、しだいに欠けた部分は小さくなっていき、22時には元の満月に戻る。
 この後もまだ月は半影の中を通過しているため、しばらくは薄暗い部分が月面に残って見えるかもしれない。この半影食は23時21分まで続くが、半影の縁ははっきりしないため、いつ終わったかを見極めるのは困難である。いつの間にか、明るい満月に戻ったようすが見られる。

 月食の経過時刻 半影食の始まり 17時55.6分 部分食の始まり 19時16.5分 食の最大 20時38.5分(食分:0.542) 部分食の終わり 22時00.3分 半影食の終わり 23時21.4分 (国立天文台) 

 

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