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 地球温暖化は確実だが...
 米国海洋大気庁(NOAA)が2010年7月28日に発表した年次報告書「気候の状態(State of the Climate)」の最新版によると、10の気候指標を詳細に分析した結果、すべてが過去30年間に著しい温暖化か起きたことを示し、特に直近の10年間は観測史上最も気温が高かったという。

 この報告書は、気候変動の長期的な進行に関する最新のデータに基づき、2009年に計測された気候変動を中心に記述している。例えば、過去数十年間に世界各地の7000カ所以上の測候所で観測された地表気温のデータから、気温が「上昇傾向にあることは間違いない」ことが確認されたとしている。

 地球温暖化により、海水は温度が上がると膨張するため、海に熱が加えられることなどが原因で海水位が上昇しているだけでなく、夏に北極の海氷が溶けるスピードも速まっている。2007年には北極の氷の量が観測史上最少となったが、2010年はその記録を上回るかもしれない。

 NOAAの報告書は気候に関するほかの出版物とは性格が異なる。その理由は、コンピュータモデルではなく、実際の観測データに基づいているため、年間の気候システムの “スコアカード”と言えるからだと報告書は記す。

 また、実際のデータを用いてはいても、「地球温暖化に関する理論はまだ不完全だ」とNOAAのトレンバース氏は注意を促す。大気の動きが複雑であることがその大きな理由だという。「例えば、驚くほど様々な雲が窓の外に広がるのを一目見れば、それは明らかだ」。 (National Geographic News July 29, 2010)

 米国の温室効果ガス否定説 
 一方、米国では ギャラップ社がことし春に行った調査によると、「温暖化は実際より誇張されている」と考えている人は48%。昨年の41%からわずか1年間で大幅に増えた。1997年は31%だった数字だ。自らの生活や生命に「影響を与える」と感じる人も当然減り、2008年の40%に比べ、32%まで下降した。

 温暖化を認めるとしても、原因を「人為的」「自然的」いずれに帰すべきかとの問いでは、前者と答えた人は2008年の58%から50%まで低下、逆に後者は、46%と8ポイント上昇。今や半数近くの人が、温室効果ガス悪玉論を否定している。

 米下院は、すでに2020年までに2005年比で17%削減という地球温暖化対策法案を通過させている。これだけでも厳しさでは日本案の25%にはるかに及ばないが、現在上院で審議されている法案は、下院よりさらに緩やかだ。

 米上院民主党は7月22日、排出量取引制度などを盛り込んだ地球温暖化対策法案の審議開始を断念している。共和党の支持が得られておらず、今のままでは11月の中間選挙前に成立させるのが難しいことが理由。京都議定書に続く2013年以降の新たな国際枠組みづくりにも影響が出る可能性がある。(毎日新聞 2010年7月23日)

 あいかわらず、米国の地球温暖化対策は遅れている。その背景には、地球温暖化はあるにしても、「二酸化炭素などの温室効果ガスが原因ではない」という考えがあるからだ。

 たしかに、二酸化炭素は大気の約0.04%に過ぎず、水蒸気のほうがはるかに多い。そして水蒸気の方が温室効果が10倍も高いのだ。温室効果のうち、97%は水蒸気だといわれている。米国の根強い温室効果ガス原因否定説もうなずける。

 地球温暖化のもう一つの原因
 では、確かに起きている、地球温暖化はいったい何が原因なのだろう?その一つの候補として、最近注目されているのが、「フォトンベルト」である。

 フォトンベルト(Photon Belt)とは、銀河系にあるとされている高エネルギーフォトン(光子)のドーナッツ状の帯である。しかし、科学的にその存在の根拠はない。

 その内容については人により説がいくつか存在し、共通点として以下のことが挙げられている。太陽系はプレアデス星団のアルシオーネを中心として約26,000年周期で回っている。地球は公転軌道の関係でフォトンベルトに一時的に入ったり出たりしているが、2012年12月23日には完全に突入し、通過するのに2000年程を要すると見られる。

 フォトンベルトはアルシオーネを中心に垂直に分布しており、NASAが観測に成功している。フォトンベルトに突入すると強力な電磁波により太陽や地球の活動に大きな影響が出て、電子機器が使用できなくなるとも言われている。20世紀末から異常気象や火山活動・地震が頻発しているのは、地球がフォトンベルトに入り始めたからとも主張している。

 しかし、太陽系は銀河系中心に対して約2億2600万年周期で公転しており、プレアデス星団を中心に回るということはない。地球の歳差運動が約26,000年周期であることから、これとの混同、ないし、占星術と組み合わされたものであるのではないか。

 仮にプレアデス星団を中心に回っているとすると、そこには銀河系を遥かに上回る質量がなければならない。フォトンベルト説では、地球がプレアデス星団のまわりを回っている説と、わずか26,000年で銀河を回るという二説が、それぞれ相互に矛盾しているにもかかわらず併記されていることが多い...などという反論もある。

 マヤの予言「2012」
 マヤの予言を映画にした「2012」。この作品では2012年に予想されている、太陽活動の極大期を災害の原因とした。つまり、現在は太陽黒点の極小期にあたっているが、これから太陽黒点が増え、2年後に急激に活動することを想定している。

 さらに2012年、観測史上最大の太陽活動が起き、大量の太陽ニュートリノが地球を襲う。その結果、ニュートリノがまるで電子レンジのように、地球のコアを過熱させる。やがてその熱で緩んだ地殻が一気に崩壊をはじめ、わずか3日で地表のすべてが海中に没するという設定である。

 だが、電子レンジは携帯電話にも使われる、マイクロ波(極超短波)という電磁波を食品に当てて加熱する調理器具である。その波長は1cm〜100cmと大きい。電子レンジは「電子」を使っているわけではないのだ。

 大きさ約1.0×10-16 cm、9.1093826×10−31kgである「電子」よりも、はるかに小さく、軽いニュートリノ(電子の約1/25000)が、電子レンジの代わりになるとは考えにくい。通常は大部分のニュートリノは地球を通り抜けている。

 「フォトンベルト」の脅威
 しかし、地球を通過するのがニュートリノではなくて「フォトンベルト」ならどうだろうか?フォトンは「光子」、つまり電磁波である。例えば電子レンジと同じ、マイクロ波(極超短波)が大量に地球を襲ったら、電子レンジのように加熱されることはあるのではないだろうか?

 地球内部が加熱され、異常気象や地震、火山の噴火が起きたり、大規模な地殻変動が起きても不思議ではないかもしれない。

 ソクラテスはその著書の中で、「アトランティス大陸」が実在したものとして描いている。また「ムー大陸」やその他、古代文明の大陸の多くは、激しい天変地異により海中に没したとする著書も多い。例えば聖書の「ノアの箱船」がそうだ。しかし、現在の地球上にその証拠となるものが発見されれておらず、科学的には認められていない。

 だが、「フォトンベルト」のようなものが実在し、まさに、跡形も残らないほどの天変地異が起きたとしたらどうだろう?人類の歴史はたかだか5000年程度。ところが地球の歴史は46億年、可能性としてはどんな現象も否定できない。

 「ガンマ線バースト」も、つい最近証明されたばかりだ。地球は、ドイツの気象学者アルフレート・ヴェーゲナーの大陸移動説のようにゆっくりとし動きだけでなく、もっと激しい、もっと活発な地殻変動があったのかもしれない。

 

参考HP Wikipedia「フォトンベルト」「2012」 ・浅川嘉富の世界「フォトンベルトとの遭遇」・アセンションに向かって「フォトンベルト

科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている (宝島社新書)
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フォトン・ベルトの謎―2012年12月の地球大クラッシュ
渡辺 延朗
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